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2006年7月31日 (月)

灰づくり

 快晴である。
 日差しが強い。
 湿気もそんなにない。

 ・・・ということで、今日は「灰づくり」決行。

 昨晩雨が降ったのでだめかなーと思っていたのだが、
 「やります」とメールが来たため、朝9時集合と決まった。

 「灰づくり」というのは、炉に入れる灰の手入れをするということである。
 炉に入っている灰を出して、水の中で灰汁だしをして、干して、番茶をかけてまた干して、細かくふるう。
 ・・・ま、泥遊びです。

 既に灰汁だしが終了しているので、、
 ござには、泥じゃなかった灰がのっている。
 これに、濃ーく煮出した番茶(熱くないとだめとのこと)をかけ、まんべんなく混ぜる。乾いてきたら、もう一度。

 通りがかりの人が不審そうにながめている。
 そりゃ、確かに、オトナが3人がかりで、相当変な光景ではある。

 さて、番茶をかける→湿り気が残っている程度に乾かす 
が終了したら、今度は灰を細かく砕いてふるう。

 ここからは、ござよりビニールシートに移し替えた方がやりやすい。ござだと砕いているうちに、 畳の目に灰がどんどん入ってしまうので。(番茶のときは、ござの方が余分な水分が下に落ちてやりやすい)。

 最初は粗めのふるい、次に灰専用のふるい(台所用では細かすぎるとのこと)にかけ、タッパーに入れて完成。
 よくよく粒を見ると、まんまるの粒子になっていておもしろい。
 なるほど、こうでないと、灰匙からさらさら落ちないのね。

 完全に乾いてしまうと、ただの砂になってしまうし、番茶をかけるとただの泥。
 「灰、灰」といってるが、結局は土なんである。
 土を大事にこねくりまわしているのである。

 炉・大炉分、所用時間3時間。なかなかの重労働。
 ござを広げるスペースがないところでは、電子レンジで作るやり方もあるとかないとか。
 でも、炎天下での灰作りは楽しい。つかれるけど。ひとりだと、かなりつらいだろうけど。

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2006年7月23日 (日)

冷たい抹茶・その2

 お茶仲間から伝授された「冷たい抹茶」。

1)通常より少な目(半分程度)にお湯を入れ、抹茶を点てる。

2)茶筅に氷をかませる。

氷をかませた茶筅

3)氷をかませた茶筅で、冷たくなるまでよく振る。不思議なことに、泡は消えない。

冷たい抹茶

*留意点*
 茶筅に直接氷をつっこむので、茶筅は傷む(気がする。)
 氷が茶碗にかたかた当たるのが気になる場合は、他の器で泡立ててから茶碗に移し替えても、泡は消えない。
 点てるのに、3倍くらいは時間を要する。

 ちなみに、これに牛乳を入れて飲むと、たいへん美味。(あったかい抹茶でも、もちろんおいしい)。

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冷たい抹茶・その1

お茶仲間のぷらむさんからこれをいただいた。
「お手前緑茶 京かおり」(茶匠・井六園)

京かおり

「まわしてふってつくる抹茶ドリンク」とある。

そして、「お召し上がり方」。
 1)ゆるめる
 緑色のキャップを軽くゆるめます。キャップに仕込まれている抹茶と内フタが下へ落ちます。
 2)しめる
 緑色のキャップを閉めます。
 3)ふる
 ボトルをよく振ってから、お飲み下さい。

 1)「軽くゆるめる」じゃなくて、「けっこう強くひねる」だったが、抹茶がフタと一緒に下へ落ちていく様子が、なかなか、 おもしろい。
 で、よく振ってから、飲んでみた。

京かおり

 「粉っぽいよ」とぷらむさん。そういえば・・・そうかも。
 抹茶茶碗に入れてみるとこんな感じ。

京かおり

 ちなみに、茶筅で振ってみても状態はかわらなかった。

 家人の感想は「あら、おいしいじゃないの」。
 確かに、お茶の味が、なかなかおいしい。

 ぷらむさん、ごちそうさまでした!

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2006年7月17日 (月)

清雅会・2006年7月・七夕によせて

花

床の花。「アールヌーボー風」。ほんとだ・・・。

汲み出し
【汲出し】 
 これ、実は冷たい抹茶オレなんです。

四つ碗
向付の蓋は、梶の葉。
7月。七夕ですねえ。

四つ碗
【向付】 サーモンの紫蘇巻 葉生姜
【汁】 冬瓜 三つ葉 溶き辛子 赤味噌仕立て 

煮物
【煮物】 星形豆腐 海老と青海苔の寒天短冊 じゅんさい 金箔

焼物
【焼物】 烏賊の漬焼き

強肴
【強肴】 茄子の肉味噌寄せ 針生姜

強肴
【強肴】 鰯の塩焼き

吸物
【吸物】 梅

八寸
【八寸】 海老のぴり辛 隠元

香物
【香物】 大根・茄子・胡瓜の糠漬

初炭
【初炭】

主菓子
【主菓子】 ちょっと見づらいですが、金魚鉢です。

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2006年7月16日 (日)

練香づくり・その2

で、できあがったのがこれ。

練香・完成品

<調香表>
1 「沈香(タニ)」 4匙
2 「白檀」 1匙
3 「龍脳」 1匙
4 「桂皮」 0.15匙
6 「甘松」 0.15匙
7 「舊香」 1匙
8 「乳香」 耳かき0.05杯
9 「貝香」 0.1匙
10 「丁字」 1匙
11 「麝香」 0.2匙

 すとーんと抜けるけど余韻のある香りがいいなあと思って、銘は「初音」。

 嬉しくて、蓋を開けたり閉めたりしてるが、
 「カビには注意してください!」
とのことなので、脱酸素材を買って密閉しなくては。(冷蔵庫でも可とのこと)。

 実際に使うのは開炉の11月。まだ梅雨も明けないうちから、待ち遠しいことである。
 (ついでに、お店の手づくり練香キット(10,500円)がほしくてたまらない・・・)。
 http://www.m-karaku.com/shohin/shohin01_3.html

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練香づくり・その1

 練香体験教室に参加してきた。

 実習したのはこちらのお店。
 「薫物屋 香楽」
 http://www.m-karaku.com/top.html

 ビルの一室に入ると、
 机の上に、プラスチックケースに入った香材がずらりと並んでいる。
 そして、ひとりずつに乳鉢と乳棒、匙とすりきり。
 試しにケースの香りをかいでみると・・・必ずしもいい香りというわけでもない。
 「麝香」なぞくさいくさい。「龍脳」は防虫剤の匂いだし、「貝香」は、参加者曰く「さびれた漁村くさい」。「丁字」も鼻にぐっとくる。
 風炉で慣れている「白檀」「沈香」の香りにほっとする。

 今回は、『平安貴族の香り・練香づくり』 と『自分だけの練香づくり』 を半日で一度に教わるコース。

 練香(薫物)の歴史の講義と、香木をいくつかたいて香りを確認した後、いよいよ練香づくり。(余談: ベープマットはお香をたくのに最適な温度らしい)。

 まずは、「昔から伝わる調香」づくりで「床夏」という銘の練香づくり。
 「はい、まず沈香を3.3匙」と、お店の方の説明どおりに乳鉢に入れていく。
 3.3匙と言われても・・・。まさに匙加減。
 「同じ調合でも、人によってできあがった香りが違うんです」。なるほど。
 くさいと思った「甘松」「貝香」もそれなりの量を入れる。
 「ヘンな匂いと思っても、全然入れないと、香りに深みが出ないんです」。
 いろんなのが入らないと深みが出ない。むむむ。含蓄のある言葉である。

 1種類入れるごとに乳棒でごりごりすって、香りを確かめるが、なんの香りなんだかさっぱりわからなくなってくる。
 このために、ペットボトルを持参するようにと言われたのか。水分をとると、少しは嗅覚が回復するような気もする。(余談: 一番回復するのがコーヒーとのこと)。
 最後に炭粉を入れると、一気に練香っぽくなる。ここで、はちみつ(または砂糖を煮詰めたもの)を加えて丸める。 入れすぎてべたべたになった場合は、沈香を足して調整。

 夏の夜のように、甘くねっとりした香りの練香が完成した。

 さて、まっくろになった手を洗って(思いのほか、あっという間に汚れが落ちる)「自分で銘を考えて、それに合わせて作ってください」 の時間。
 とはいっても、全部好き勝手に入れるととんでもない香りになりそうなので、「だいたい間違いのない範囲」を教えてくださる。

1 「沈香」 4匙
 *これは絶対に入れる。
2 「白檀」 3~0.5匙
 *ソフトにしたい場合は多めに入れる。ただし、沈香より多く入れない。
3 「龍脳」 1.5~0匙
 *古典にはないが、現代のものにはほとんど入れる。清涼感を加える。たいたとき、他の香りも一緒に香らせる。
4 「桂皮」 1~0匙
 *甘い香りは辛くなる。辛い香りはより辛くなる。
5 「山奈」 0.5~0匙
 *食品系の甘さ。(ココロときめく香りではないが、匂い袋によく使う)
6 「甘松」 1~0匙
 *酸味とコクを与える。中途半端に入れるとへんな香りだけが残る。
7 「舊香」 1~0匙
 *<かっこう・正確にはくさかんむり+雨+隹>沈香に似た柔らかい香り。
8 「安息香」または「乳香」 耳かき1~0杯
 *いい香り~と人気だった「安息香」(甘さを強調する。バニラのような香り)、「乳香」(カルピスのような香り)は、 どちらか片方しか使わないとのこと。
 そして、入れすぎると「その香りだけになってしまう」そう。
9 「貝香」 0.5~0匙
 *停滞するぬめぬめした香り。保香材
10 「丁字」 1.5~0.5匙
 *「クローブ」。丁字の使い方で調合がうまくなるとのこと。これも絶対に使う。
11 「零陵香」「排草香」「木香」 好みに応じて耳かき0~2杯。なくてもかまわない。
12 「麝香」 0.5~0匙

 各々、「さっぱりさせたい」「やわらかい香りにしたい」というイメージのもと、次々と調香していく。
 炭粉とはちみつでまるめて完成。

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