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2006年9月30日 (土)

サブタイトルの変更

 「草人木」の下のサブタイトルを変えました。

 変更前↓
 「私たちはそういうことを毎年続けてきたのです。毎年続けていくのです・・・。」

 これは、8月にも引用している「春になったら苺を摘みに」(梨木香歩 新潮社)のラストですが、
 「なんのページかわっかんない」という意見があったので、そりゃ確かにそうだなと。

 お茶というのは優雅なイメージがあって、
 やっていく上でいろんな肉体労働がついてきても、
 気持ちに余裕がないとできないものだと思うのです。
 その意味で優雅なんでしょう、やっぱり。

 「とるにたらないこと」
 「めんどくさいこと」
 「なくてもいいかもしれないこと」
 お茶は(そして生活は)そんなことばっかりで、
 でも、だからこそいとおしいと思うのです。
 そういうことを続けていく、今までもこれからも。

 という意味で
 サブタイトルにしていたのですが、
 思えば、最初からいきなり禅問答みたいだからねぇ。

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2006年9月28日 (木)

はじめてお茶を点ててみる

 職場で、昼休みにお茶を点てることになった。
 盆略点前をしようかとも思ったが、みんな忙しいのにゆるゆるとお点前をしたりして、
 「かたっくるしい」「めんどう」というのもちょっと困る。
 なので「これだけあればお茶を点てられる」というものだけ持参することにした。

 ・茶碗ふたつ
 ・干菓子(昨晩作成。またしても、いつもの打ち物)
 ・抹茶(箱のまま。今回は630円の「若き白」(一保堂))
 ・茶筅
 ・茶杓
 ・懐紙
 ・茶巾

 お湯は職場の「押すだけポット」で。
 建水は、食器棚に転がっていたごく小さい鍋(固形燃料の上に乗ってでてくるようなもの)を転用。

 干菓子を披露すると、「おおっ」という声が。
 いやだからその、やたら簡単なんですってば。

 お茶を飲みながら干菓子を食べたいなーとリクエストがあったので、
 「ちょっと口の中が甘い方が、お茶と合うかも」と話した。
 飲みながらでも全然かまわないと個人的には思うが、最初にひとくち干菓子を入れておくと、お茶がよりおいしいのは確か。

 まずは、茶碗に湯を入れて茶筅とおし。

 「ちょっとお湯にとおしておくと、茶筅が柔らかくなって点てやすいと思うの。穂先の傷みを見るため、ともいうけど、それよりは、 竹の穂先を湯になじませる、というような気がする」と言いながら茶筅とおしをしていると、妹がお茶をやっている、という人が、「あ、 それ見たことある!」と言う。
 茶筅どおしは、なかなか印象的らしい。
 以前、「意味がないー」とか「へんな儀式」とか言われたこともあるし。

 湯を建水代わりの鍋に捨て(「それで、鍋がいるんだねー」)、茶巾でささっとふくと、いよいよお茶投入。

 「ほんとは、お茶はふるっておいた方がだまになりにくいと思うんだけど、それもたいへんなので、今日はこのまま行きます」
 「お茶の量は、だいたい茶杓に山盛り1杯と半。スプーンでももちろんだいじょうぶ。だいたい山盛り1杯かなー」と言ってお茶を入れると、 みんな興味津々。

 「そして、お湯をいれまーす」
 「量は?」
 「・・・適当。これくらいかなあ。いちおう、3口半というんだけど、あんまり少なくても、ねぇ」。

 茶筅をふるとみるみる泡が立つ。
 「すごーい」とほめられ、なんだかくすぐったい。

 「あのー、作法は?」
 「特に気にしなくていいですよー。裏千家では、まず茶碗を両手で持って、ちょっと捧げるようにして「感謝」し、 右回しに2度ほど回して正面を90度くらい避け、そこから飲む。飲み終わったら、左回しにして、正面を元に戻す。ってやってます。でも、 これは流派によって異なるので、要は、両手で落とさないようにすればいいのだと思うんだけど」。

 次々お茶を点てると、みんな、嬉しそうに飲んでくれる。
 お茶をやっていたという人が見事な吸い切りの音を立て、
 「こうやってお茶を飲み干しておかないと、お茶碗を見たりするときにこぼしちゃうの」と説明してくれた。

 そのうちに、ひとりが
 「あたしも点てたい!」と言い出した。
 早速茶筅を振り始めると、

 「泡が立たない」
 「手が疲れた」
 「思ったより肉体労働!」

 「けっこう難しいんだねえ」としみじみされた。

 子どもの頃から抹茶は飲んでいたし、
 せっせと振るようになってからそれなりに経っているので、
 泡が立たなかったことなんて忘れてた。
 「振ってれば、すぐできるようになるって」と言いながら、いろいろ思い出したりなんかして。

 そうこうするうちに、昼休みも終わり。

 「おいしかった~」
 「優雅な時間だったー」
 「またやってね!」
 「茶道部作る?」

 やっぱり、いいねえ、お茶。

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2006年9月27日 (水)

茶室改装・その2

 「そもそもね、あなたのご両親の家なんだから、使わせてもらう、という気持ちを忘れないように」とお茶の先生。「それに」、
 「茶室はねぇ、知らない人の手に渡ればつぶされてしまうものなんだから」。

 そうだった。
 中古住宅を買った知人が、「廊下に、水道がついている!」と言っていたのだ。
 行ってみると、なんのことはない、水屋だ。
 知人は、水屋に面した和室に家具を置き、
 ダイニングルームのテーブルを「囲炉裏つき」にしていた。

 そして、築35年の「現地」を見た先生はひとこと。

 「炉が切ってあって、水屋があれば、それでじゅうぶん!」

 「大炉はねえ、まだいいでしょう」
 「釣釜も、なくていい、いい」
 「収納はとにかくたくさんあった方がいい。お茶道具っていうのは減らないの。増えていくだけだから」
 「あんまり大きくいじらないことです。お茶室なら、庭にも作れるスペースがあるんだし」

 そんなわけで、
 設計士さん提案の「最小限の経費でお茶室らしく」のプランとほぼ同じになった。
 彼は当初「お茶室に押入は・・・」と難色を示していたが、「収納がいるので」と入れてもらった。

茶室改装案

 和室との変更点は以下のとおり。

・水屋、炉を新設する。
・畳、障子、襖、広縁は張り替える。
・縁側の障子を3枚とし、茶道口の大きさを確保する。
・床の間は奥行きを60センチ程度とした畳敷とし、現在の板の間部分を残す
 (少しでも亭主と床の間が空いている方がやりやすいとの師の助言による)。

 これでだいたい決まった、と思いきや。
 実は、決めることはまだまだたくさんあるのだった。

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茶室改装・その1

 うちは築35年である。
 耐震診断をするとまずひっかかる「昭和56年建築基準法施行令改正以前」築造。
 診断結果はもちろん、
 「心配ですので、早めに専門家に診てもらいましょう」になる。

 そこで、耐震補強をお願いすることになった。

 ついでに、「8畳の和室」を「8畳の茶室」に改造することになった(!)

 8畳の和室はこのような間取りである。

当初の和室

 「物入」を水屋にすると、茶道口はどうしても庭に面した広縁になる。
 となると・・・「亭主上座床」になってしまう。
 「亭主上座床」とは、亭主のまんまえに床の間があるというもの。
 「そうねえ・・・このままじゃ、七事式ができないかもねえ」とお茶の先生。

 確かに、七事式では、客が床の花を入れたりもする。
 亭主のすぐ前が床ではなにかと不都合。

 これは困った。
 となると、まずはアドバイスをもらうに限る。
 早速、友だちのだんなさま(設計会社に勤めていて、お茶にもめっぽう強い「数寄屋研究家」)にFAXを送って相談してみた。

・「物入」を水屋にする予定です。
・客の出入りは、玄関ホール側からも広縁側からも一応可能です。
(本当は玄関ホール側に水屋をおけるといいのですが、いろいろ難しいので断念)。
・「床の間」が亭主の目の前になって不都合なので、「押入」と「床の間」を入れ替えるつもりです。
・「押入」は本来なくした方がいいのかもしれませんが、茶道具、母の陶芸などを収納するので、茶室にとけ込むような形で残しておければ、 と思ってます。
・できるかどうかわかりませんが、「大炉」を切るとしたらどの位置がいいのか、頭を痛めてます。

 すぐに送られてきたのが下の図面。

茶室改装案1

・炉を切るところは畳もすべて作り替えになりますが、普通に広間切(四畳半切)が良いと思います。 大炉は茶道口をかえて普通に逆勝手の位置に切ればいいと思います。なお、普通の炉も逆勝手で使えます。
・床は床柱をどうせやりかえるなら中床にすることも考えられます。(中央に床、広縁側に収納、廊下側に琵琶台の図面添付)。

その他、図面に
・欄間:竹を組んだ下地窓風
・押入の戸は杉の板戸で
・襖を新規にするなら腰板がいい
と付記してある。

 おおっ。すごい。
 なんと素敵な。
 ぜひやりたい。床が中央ならなんの問題もないし。

 ・・・しかし、いくらかかるのか??
 「耐震補強」する築35年の家に、ここまでしちゃっていいものだろーか?

 「「床」と「押入」を入れ替えるのはおおごとです」と設計士さん。
 「「釣釜」をつけるなら、天井は全部やりかえです」。
 「床柱をかえるとなると・・・長押も洗いではなく、全部つけかえた方がいいでしょう」。

 なんだかただならぬ雰囲気になってきた。
 とりあえず、見積もりを出してもらおうとしたが、
 再度お茶の先生に相談したところ、
 「やっぱり、現地を見ないと!」と来てくださることになった。

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2006年9月24日 (日)

清雅会・2006年9月

床
かーわーいーい!
軸は、お月様である。

寄ってみると・・・

床
うさぎと餅つきである!

汲出し
【汲出し】
 今日は、ちょっと侘びた感じで、とRさん。

四つ碗
【向付】 鯵 穂紫蘇 生山葵
【汁】 マッシュルーム(月見立て) 合わせ味噌 溶き辛子

煮物碗
【煮物】 真蒸 (海老 烏賊 帆立) 生麩 舞茸 青柚子 大根菜

【焼物】 秋刀魚塩焼 大根おろし 酸橘

強肴
【強肴】  棒々鶏(鶏肉 胡瓜 白胡麻 酢だれ)
 あああっ。またやってしまった。お箸を間違えました。
 ここは止節のお箸でなければ・・・。
 せっかくのお料理を~。Rさん、ごめんなさい!

強肴
【強肴】 いちじく梅酒煮(冷仕立て)
 まりも家の庭の梅で作った梅酒を差し上げたら、早速使ってくださいました。

吸物
【吸物】梅、針生姜
 薬味入れ(?)を吸物椀に見立てたもの。さすが。

八寸
【八寸】 帆立(オクラのせ) 椎茸

香物
【香物】 蕪 野沢菜 沢庵

初炭
【初炭】

主菓子
【主菓子】
 ぼけぼけですが、コスモスです。
 縁高を撮りたかったので、取り方は違ってます。(ほんとは下の段からね)。

後座の花
【後座の花】


干菓子
【干菓子】菊、紅葉
 まりもが朝作った干菓子です。作り方はいつもと同じ。
 たまには雲平を作ろうと思ったのですが、いい抜き型がなかった・・・。

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2006年9月15日 (金)

きもの文化検定

図書館でいつものように「きもの」コーナーと「お茶」コーナーを見ていたら、
「きものの基本」という本があった。
http://www.kimono-net.or.jp/kentei/textbook/index.html
「きもの文化検定 公式教本I」とある。

お茶を始めてから、着せる方はとんとごぶさただが、
かつては毎週のように着付けに行っていた身である。

へーっ、と見てみたら、

「ごあいさつ 千玄室 きもの文化検定審議会座長/社団法人 裏千家淡交会理事長」。

さすがですね、裏千家大宗匠(前家元)。
なんだかねー。あちこちでねー。まいりましたねー。

しかも、
「5級・4級の検定問題は、この教本から約90%以上出題されます。」なんて書いてあるとねえ。

買いたくなっちゃうじゃーないの。
すると。
この本、どこにもない。
本屋を5軒ほど回ったがなく(けっこう大きい本屋だ)、amazonにも楽天にもない。
古本では「稀少本」になっていて、3,700円なんて値がついてる(!)

もしや、と思って、いちおう、発行元「(株)アシェット婦人画報社」のページを探してみた。
(この際関係ないが、かつて「20代のエレガンスを鍛える」と銘打っていたころの「ヴァンテーヌ」はいい雑誌だった・・・。 毎月楽しみに買っていたものだった。当時の切り抜きは今も見ている)。

あるじゃん。
しかも定価。
しかも送料無料。
即、買い。

なんだか得したような気になっていたが、
よくよく考えると、
発行元にはめられただけのような気もする。

さらに巻末に申込書がついていて、
受験料が
「3,780円 ※振り込み手数料はご負担ください。」
だったりする。

やられた。
はめられた(はまった)。かもしれない。
受けちゃうんだろーなー、きっと・・・。

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2006年9月12日 (火)

たまゆら(?)

清雅会で、献立などを記録していると、ときどき写るものがある。

たまゆら

手の後ろに写っている「玉」がそれ。
Rさんは、「お道具をくださった、亡くなられた先生が喜んでいらっしゃるのかしら」とおっしゃって、なんとなく、仲間では「お守りさま」 と呼んでいる。

で、「あ、またお守りさまが写ってるねー」というくらいだったのだが、登録しているお茶のメーリングリストで、「茶席や稽古場で 「たまゆら」なるものが写る」という話が載った。
「その場にいる人々みんなが、「充実感」「満足感」を抱き、「ハッピー」な気持ちになっている時に出現する」、ということだそうで。
おおっ、ではこれが「一座建立」ということなのかしら。

早速Rさんに報告したら、「主人に、でないときはだめってばれてしまうでしょ、ですって。プレッシャーです」というお返事が。
あはは、確かに。意識してはいけないんでしょうね。

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2006年9月10日 (日)

干菓子・その3

「干菓子・その2(2006/03/11)」で作った干菓子は、どうも線がはっきり出ない。
合羽橋を歩いて、いっちばん安いのを買ったのがいけなかったのか・・・?

というわけで、わたしのお菓子の先生(と勝手に決めている。ごめんね、バジル先生)におうかがいを。
「セラミックの、小さい錦玉型で作った干菓子は、なんだか線がぼやけるの。安いの買ったからかなあ。それとも、押し方が悪い?」
「ああ、あれはだめなの。木で彫ったのじゃないと、細い線がしっかり出ない。陶器だからね」
「そうかあ、だめなんだー」(がっかり)。

勢い込んで木型を見たら、なんと、1万5千円もする。安くても8千円だ。
バジル先生くらいお菓子を作る人じゃないと、もったいないわね、こりゃ。

そんなバジル先生のページはこちら→ http://www5f.biglobe.ne.jp/~wagashi/ 

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2006年9月 8日 (金)

ヘパーデン結節・その3

「整体でもらった、マッサージのジェル」をいただいた。
「ミネラルリフレッシュジェル」。
薄めたピーナッツバターみたいな色をしている。
【全成分】水、グリセリン、ヒマシ油、ジメチコン、ペンチレングリコール、スクワラン、アルミナ、ポリアクリルアミド、黒砂糖エキス、 グリチルリチン酸2K、トコフェロール、尿素、シソエキス、湯藻エキス、紅藻エキス、緑藻エキス、ヒアルロン酸Na、ショウキョウエキス、 水溶性コラーゲン、・・・続く。

それで、値段が130グラムで15,750円(税込)だー!
「全部あげたかったんだけど、ちょっと高いもんでね。ごめんねちょっとで」とおっしゃる。
全部なんてそんな、一部でも申し訳ない。

インドメタシン配合はすーっとしたが、こちらはなんとなくあったかい感じ。
もめば治るというアドバイスを他からもいただいたので、がんばってもむぞー。

ついでに、DHCの「グルコサミン」と「コンドロイチン」も投入開始。
お茶をやるなら、関節が丈夫なのに越したことはない。指の次は膝、だとたいへん困る。
ただねぇ、老化の人が飲むのには、この2種類、やたら錠剤のサイズが大きい。
飲み込めなくて、朝から、うぐっ、となったりしている。

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