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2006年9月28日 (木)

はじめてお茶を点ててみる

 職場で、昼休みにお茶を点てることになった。
 盆略点前をしようかとも思ったが、みんな忙しいのにゆるゆるとお点前をしたりして、
 「かたっくるしい」「めんどう」というのもちょっと困る。
 なので「これだけあればお茶を点てられる」というものだけ持参することにした。

 ・茶碗ふたつ
 ・干菓子(昨晩作成。またしても、いつもの打ち物)
 ・抹茶(箱のまま。今回は630円の「若き白」(一保堂))
 ・茶筅
 ・茶杓
 ・懐紙
 ・茶巾

 お湯は職場の「押すだけポット」で。
 建水は、食器棚に転がっていたごく小さい鍋(固形燃料の上に乗ってでてくるようなもの)を転用。

 干菓子を披露すると、「おおっ」という声が。
 いやだからその、やたら簡単なんですってば。

 お茶を飲みながら干菓子を食べたいなーとリクエストがあったので、
 「ちょっと口の中が甘い方が、お茶と合うかも」と話した。
 飲みながらでも全然かまわないと個人的には思うが、最初にひとくち干菓子を入れておくと、お茶がよりおいしいのは確か。

 まずは、茶碗に湯を入れて茶筅とおし。

 「ちょっとお湯にとおしておくと、茶筅が柔らかくなって点てやすいと思うの。穂先の傷みを見るため、ともいうけど、それよりは、 竹の穂先を湯になじませる、というような気がする」と言いながら茶筅とおしをしていると、妹がお茶をやっている、という人が、「あ、 それ見たことある!」と言う。
 茶筅どおしは、なかなか印象的らしい。
 以前、「意味がないー」とか「へんな儀式」とか言われたこともあるし。

 湯を建水代わりの鍋に捨て(「それで、鍋がいるんだねー」)、茶巾でささっとふくと、いよいよお茶投入。

 「ほんとは、お茶はふるっておいた方がだまになりにくいと思うんだけど、それもたいへんなので、今日はこのまま行きます」
 「お茶の量は、だいたい茶杓に山盛り1杯と半。スプーンでももちろんだいじょうぶ。だいたい山盛り1杯かなー」と言ってお茶を入れると、 みんな興味津々。

 「そして、お湯をいれまーす」
 「量は?」
 「・・・適当。これくらいかなあ。いちおう、3口半というんだけど、あんまり少なくても、ねぇ」。

 茶筅をふるとみるみる泡が立つ。
 「すごーい」とほめられ、なんだかくすぐったい。

 「あのー、作法は?」
 「特に気にしなくていいですよー。裏千家では、まず茶碗を両手で持って、ちょっと捧げるようにして「感謝」し、 右回しに2度ほど回して正面を90度くらい避け、そこから飲む。飲み終わったら、左回しにして、正面を元に戻す。ってやってます。でも、 これは流派によって異なるので、要は、両手で落とさないようにすればいいのだと思うんだけど」。

 次々お茶を点てると、みんな、嬉しそうに飲んでくれる。
 お茶をやっていたという人が見事な吸い切りの音を立て、
 「こうやってお茶を飲み干しておかないと、お茶碗を見たりするときにこぼしちゃうの」と説明してくれた。

 そのうちに、ひとりが
 「あたしも点てたい!」と言い出した。
 早速茶筅を振り始めると、

 「泡が立たない」
 「手が疲れた」
 「思ったより肉体労働!」

 「けっこう難しいんだねえ」としみじみされた。

 子どもの頃から抹茶は飲んでいたし、
 せっせと振るようになってからそれなりに経っているので、
 泡が立たなかったことなんて忘れてた。
 「振ってれば、すぐできるようになるって」と言いながら、いろいろ思い出したりなんかして。

 そうこうするうちに、昼休みも終わり。

 「おいしかった~」
 「優雅な時間だったー」
 「またやってね!」
 「茶道部作る?」

 やっぱり、いいねえ、お茶。

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コメント

感心します!
私なんか、在職中、職員室の片隅のキッチンで立ったままシャカシャカして、(さすがに座って)ぐいっと飲み干すと、もう次の行動に走ってました^^;
お昼休みは、やれ図書委員会だの、やれ英検補修だのとゆっくりする間もなく、、、放課後はクラブに走り、、、
人様に、「一服いかがですか?」と言えたのは、ごくたまーに、よっぽどゆとりのある時だけでした。
でも、お互い様でしたから、みんなも勝手に「お抹茶いただきまーす。」とか言って、セルフでやってましたっけ。

職場のお昼休みでこのようなひととき(しかも手作りお干菓子で!)を持ってくださる方は、貴重な存在。
たまゆら、いっぱいかも(^^)

投稿: 荒磯 | 2006年9月29日 (金) 16時59分

荒磯さま、ご職業はひょっとして・・・??
 同職業のみなさまには、いろいろお世話になりました! なつかしーなー。学校。
 (ところで、体調はいかがですか? お大事になさってくださいね)。

> みんなも勝手に「お抹茶いただきまーす。」とか言って、セルフでやってましたっけ。

 これこれ! これがいいですよねー。
 昼休みでも、みんな途中で電話に呼ばれたりしちゃうのでね・・・。
 (「中にいると呼ばれちゃうもんねー。あーやだやだ」とぼやいてます)
 もう1回くらい、「点て方」をやったら、あとは茶筅と茶碗、お茶をおいて「ご自由に」にしようと思ってます。
 もちろん点てるのも大好きなので、ときどきは同じように点てようかなー。

投稿: まりも | 2006年9月30日 (土) 07時01分

参加者は何人だったのでしょうか?
そんなにいっぱいいたの???

投稿: ふんど | 2006年10月 1日 (日) 11時23分

6名。
当初2名の予定でした。

投稿: まりも | 2006年10月 1日 (日) 17時56分

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