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2006年10月29日 (日)

きものの功罪

 休日はほとんどきものを着ている。
 洋服だってもちろん好きだが、
 1日家にいるようになったら、おそらく作務衣ときものだけで用が足りる。

 だがしかし。
 洋服は、ちょっと食べ過ぎるとすぐにわかる。
 具体的には、ウエストに如実に現れる。
 きものは、多少体重が増えても、着るのになんの問題もない。
 むしろ「寸胴」がよしとされちゃう世界である。
 帯が苦しくて食べられない、などという話もよく聞くが、
 自分で着ると、自分が苦しくなるような着方はしないので、そんなこともない。

 そして和菓子を食べてお茶を飲んでいる。
 もともと甘いものは苦手だったので、
 和菓子を食べていると、お願いだから塩気のあるものを食べたい、となる。
 ついでにお酒だって飲む。
 当然、体重も体脂肪も増加していく。

 「きものはらくちんでいいんだけど、月曜になると、洋服がきつい、入らない、しまった! となる」と話したら、 お茶の人々にやたらウケた。

 きものばっかり着て油断してると太る。まずい。

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2006年10月28日 (土)

「茶の本」の小・中学生向け解説資料

 福井県教育委員会が、「茶の本」の小・中学生向け解説資料を作成した、という情報を入手したので早速探してみた。
 以下、福井県の報道発表資料ページから抜粋。

*********
1 目的
 今年は、本県ゆかりの岡倉天心が日本の伝統文化を英文で紹介した「茶の本」をニューヨークで出版して100周年に当たります。 天心が残した業績等について児童・生徒が理解を深めることができるよう、「茶の本」の小・中学生向け解説資料を作成、学校に配布し、 授業の中で活用することを目的とします。

2 内容
 (1)対象者 小学校5年生~中学校3年生程度
 (2)規 格 A4版 カラー 22ページ
 (3)発行部数 15,000部
 (4)配布先 県内全小・中学校、関係教育機関 等
 (5)内 容 
  1 岡倉天心と福井
  2  茶室や作法
  3  お茶の歴史
  4  お茶にかかわった人々
  5  日本の文化と茶の心
  ・ 「茶の本」の簡単な翻訳
*********
 これが、その解説資料。
 http://info.pref.fukui.jp/tenshin/

 まだざっとしか読んでいないが、
 「机を使ってにじり口から入るマネをしてみよう」(本文7ページ)には笑った!
 やってみたい~。
 小・中学生であれば絶対やっていた。
 高さ90センチの机にねー、もぐってみるのね。おかしい。

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2006年10月22日 (日)

衿芯

 「夢のかんたん半襟付け」 http://homepage2.nifty.com/gokaya/top/top.html  は、 長襦袢に半衿を直接留めているところを見ると、プラスチックの衿芯を前提としているようだ。
 半衿の内側に差し込む、プラスチックの芯。
 これはもともとが直線のため、衿元が浮いてしまいがちなのが難点。
 そこで、障子紙を折り畳んだものを衿芯として使っていたこともあったが、衿に差し込むのがめんどう(途中で折れてしまう)な上、 夏場は汗を吸ってすぐだめになってしまうので、最近はやっていない。
 三河木綿のがっしりした衿芯がいちばんいいのだが、
 1)衿芯に半衿を縫いつける
 2)1)をさらに長襦袢に縫いつける
という手順が・・・、指貫必須。手も痛い。あまりの堅さに針が折れたりもする。ほんとに。

 そういえば、きものの学校で衿芯を縫いつけたとき、「布団針」を持っていって、余計たいへんなことになった。「ぶきっちょねえ」 と笑った先生も、「・・・あら、だめだわ」と、細い針に変えたのだった。
 剛を持って剛を制す、とはいかず。やはり剛は柔でないと制せないのでした。

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復刊ドットコム・「今夜だけシェフ」

 「今夜だけシェフ」

 前にちらっと書いたが、婦人画報社(現・アシェット婦人画報社)が出している「ヴァンテーヌ」という雑誌が好きで、 毎月楽しみに読んでいた。
 「異性受けするためのコツ」とか「芸能人がどーしたこーした」などという記事はひとかけらもなく、「「おしゃれ」とはどういうことか」、 だけを取り上げた、ある意味ストイックな雑誌だったのだ。当時。
 そのときの連載が「今夜だけシェフ」という料理記事。
 簡単で、おいしくて、きれいで、と文句なくすばらしく、単行本にまとまったときに早速買った。これはいいおいしい、 とひとり暮らしの友人にプレゼントしたりもした。

 で、しばらくぶりに買おうと思ったら、「絶版」なのである。
 なんで??

 あちこちの古本サイトで検索したが見つからず、その過程で見つけた「復刊ドットコム」(「絶版、品切れ」のため、 手に入らなかった書籍を投票により復刊させよう、というサイト)に復刊リクエスト中。右のバナーは、そんなわけでつけてみました。

 「復刊ドットコム」には、他にもなつかしい本がたくさんあって、喜んだり怒ったり。 なんであんなにおもしろい本の数々が絶版なんだか。
 「すわ、絶版か!?」「入手不可能か!?」となると買っちゃうんですよね・・・。(以前、アーサー・ ランサムシリーズが絶版というデマが飛んだときも入手したっけ。全12巻)。

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2006年10月20日 (金)

かんたん半衿付け

 NHKのラジオ深夜便をぼんやり聴いていると、半衿付けの話をしている。
 「かんたん半衿付け」の機械が出来た、とのこと。
 淡々とした話しぶりに、ふーんと聞き流しそうになったが、

 かんたん半衿付け?

 機械!?

 一気に目が覚めた。
 はっきり言って手先が器用ではないので、
 半衿付けは難行である。

 今までもいろいろやってみた。

1)両面テープで貼り付ける。
 →しわがよらないように貼るのがたいへん。そして、剥がした後のべたべたを取るのがたいへんだったと、生洗いに出したときに指摘された。
2)ミシンの縫い目をいちばん荒くして縫いつける。
 →荒い縫い目でも、ミシンはミシン。細かい。付け替える際、ほどくのがえらくたいへん。
3)安全ピンで留める。
 →衿足からピンが見える気がして、途中で断念。

 そんなこんなで、半衿付けはいつも懸案となっている。
 ファスナーは、なんとなく嫌いだし。

 そこに「かんたん半襟付け」。すばらしい。
 早速調べてみた。

http://homepage2.nifty.com/gokaya/top/top.html
(ページの中程に「ついに出ました! 夢のかんたん半衿付け」)。

 うーむ。

 「半衿1枚につき、30針」。
 これはこれで、それなりにたいへんかも・・・。
 でも、ちょっと試してみたいような・・・。

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2006年10月19日 (木)

茶室改装・その7(水皿の材料)

 10/5の「茶室改装・その5(水屋の仕様)」で、流しをステンレスに、とお願いしたところ、「銅の方がいい」と話があった。 (わたしは不在だったため、母が対応)。
 「銅は柔らかいから加工しやすいんです。でも、ステンレスは加工が難しいので、ハンダ付けしないとならない。 そこから腐食したりもするので」
 「でも、台所のシンクはステンレスですよね?」
 「あれは型で抜いて加工してますから」
 「毎日使うところじゃないので、銅にして錆びたらかえってたいへんなんですが」
 「余所でも見てますが、そんなに錆びないですよ」
 「値段云々でステンレスということではなく(見積もりでは、ステンレスが銅より安かった)、手入れがしやすい方がいいんですけど」
 「銅でもそんなに傷んだりしません。だいじょうぶです」
・・・ということなので、水皿は銅製になりそう。

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2006年10月16日 (月)

お茶会の水屋・お茶道具屋さん

 昨日は規模の大きいお茶会だったため(お茶券発行枚数450枚という話)、水屋に助っ人のお茶道具屋さんが入ってくれた。

 お茶道具屋さんが、道具組の相談に乗り、水屋も手伝ってくれるというのは、大きい茶会ではとてもよくあることなのだそうだ。

 「彼は水屋のプロだから、よく見て勉強しておくようにね!」と言われたが、ひたすら運んでは下げていたため、 話の断片が聞こえただけで、テクニックをじっくり見られず、残念。

 なので語録です。

 ・水屋は、いつもきれいじゃないとだめなんですよね。点前座がこちらにあるというだけなんで。
 ・300碗以上お茶を点てる、でも水屋にしいたタオルが汚れないことが大切なんです。
 ・午前はお茶を濃いめに、午後は薄めに、ってよく言うんですよね。
 ・帛紗は、汚れたらすぐ買ってもらうのがいいんですけどね・・・。(といいつつ、お点前後の帛紗をすぐ預かり、 乾いたタオルで何度もぬぐってお茶を落としていた)。
 ・茶筅、強く持ちすぎです。茶筅を持ってみてください(穂先をつかんでひっぱる)、ここでするっと抜けるくらいの力がいいんです。 穂先を引っ張ってすぐ抜けないようなのは、力を入れすぎ。手首で振るようになってしまうので、持たないです、手が。
 ・水屋だからって、古い茶筅を持ってこられるとかなしいですね。ま、それでも一生懸命やりますが。こうやって、 水屋でも新しい茶筅を用意してもらうのがいいんです。(茶筅を丁寧にぬぐい、穂先をひねりながら)。
 ・灰匙はここ(裏側のカーブ)が命なんです。がらがらと箱に入れたりしちゃだめです。 (大事そうに巻筆入れのような布製ケースに仕舞いながら)
 ・よくあるんですよ、最後に道具が残って箱がない。中身が入ってると思って積んじゃうんですよね。

 かばんに「E.T.」のキーホルダーをぶら下げている彼は、40代後半とのこと。
 「土・日全部出てるでしょう、今月は1日しか休みがないんですよ。ここのお道具が、ぜーんぶ自分で売ったものなら商売になるんですけど、 そうじゃないからなあ。」とぼやく彼の点てるお茶は、ほんっっとーにおいしいそうです。

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2006年10月11日 (水)

実演・抹茶を点てるには(測量編)

 今回、「抹茶を点てる」ことを話すに当たり、
 分量はどのくらい? を明確にしなくては、と思った。
 「茶杓」も「柄杓」も使わないのに「茶杓1杯」「半杓」と言っては説明にならない。

 お茶の量は「茶杓1杯半」というが、じゃあ、何グラムか?
 「NHK趣味悠々 2005年2月~3月『暮らしの中の茶』」では、「茶杓で2杯ほどすくい、」という記述がある。
 3g=茶杓3杯
 ということは、1.5~2グラム。

 お湯の量は、というともっとわからない。
 「湯を入れ」といきなり書いてあったりする。「適量」とか。
 柄杓でだいたい半杓、とあるが、炉と風炉では、そもそも柄杓の大きさが違うではないか。
 そこで、実際に柄杓に湯を半分入れて量った結果が概ね50~70ccであった。

 しかし、これで本当にだいじょうぶなのかどうか、ちょっと不安。
 なので調べてみた。

 裏千家ホームページ「はじめてのお茶」
 http://www.urasenke.or.jp/textb/beginer/index.html
には、飲み方しか書いてない・・・。

 あちこち検索してみたところ、

 ありましたよ、一保堂に。
 「ご自宅で楽しむ抹茶の点て方(おうすの場合)」
 http://www.ippodo-tea.co.jp/tea/matcha_01.html

 宇治の丸久小山園にも。
 「おいしいお茶のいれ方」
 http://www.marukyu-koyamaen.co.jp/f_oisiiotya.htm

 松北園も。
 「気軽に抹茶」
 http://www.ujicha.com/shouhokuen%20pages/japanese/matigai2-3.html

 そして、京都府に!
 「お茶のおいしい入れ方 抹茶」
 http://www.pref.kyoto.jp/chaken/irekata_maccha.html
 (さすが、京都・・・)。

 総合すると、

 茶=1.5~2グラム
 湯=70度~80度 70cc

が標準のようだ。

 量った結果とほぼ一致する。(よかったよかった)。

 お茶を点てる際、分量を厳密に量る必要はないが、
 まったく初めてという場合、なんらかの目安は必要だと思う。
 最初から「適量」なんて無理なのだから。

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実演・抹茶を点てるには(質問編)

Q:お茶をはじめてどのくらい?
A:7年、だと思います。まだまだ始めたばっかりです。
 (後でちゃんと数えたら6年目でした・・・)。

Q:お茶を始めたきっかけは?
A:特にないのですが、母も叔母もお茶をやってまして、 小さい頃から割と当たり前に抹茶を飲んでました。

Q:飲み方の作法は?
A:よく訊かれるのですが、流派によっても違うので、一概には言えません。
 ただ、片手で持ってぐいっと飲まれるのはかなしいので、両手で持って、落とさないように大事に召し上がっていただければ嬉しいです。
 よく、正面を避けて回す、というのがあります。わたしも正面を避ける流派で、このようにしますが(右回しに2回、90度ほど)、 せっかく正面を向けて出してくれたのだからそのままにする、というところもあるそうです。

Q:お茶の醍醐味ってなんでしょうか?
A:うーん・・・。わたしにとっては、楽しいことでしょうか。 季節の移り変わりが楽しい、料理が楽しい、花も書も工芸も楽しい、なにもかも楽しい、そんなことかもしれません。

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実演・抹茶を点てるには

<朝の5分間、職場でなにかしゃべろということになったので、お茶を点てることにしました>

 おはようございます。
 5分間でなにか話をということなので、お茶の話をします。
 お茶というと、いろいろ作法を連想されるかもしれませんが、点て方の話です。
 どれくらいお茶を入れ、お湯を入れ、どんな風に点てるのか、ということだけやります。
 わたしは裏千家という流派ですが、そこでは、抹茶は泡をふんだんにたてます。
 泡のあんまりない流派もありますし、もっとどろどろした「濃茶」というものもあります。
 抹茶といってもいろいろあるんだなあ、ということを覚えておいていただけると嬉しいです。
 今日点てるのは、泡いっぱいの「薄茶」です。

 お菓子(菊と菊の葉の雲平、錦玉)、おいてありますので、どうぞみなさんで召し上がってください。
 それから、お菓子はお茶の前に召し上がった方がいいです。お茶はやっぱり多少の苦みがあるので、ある程度口の中に甘みがあった方が、 おいしく感じられると思います。

 さて、抹茶を点てるのに必要なものは、これだけです。
 まず、お茶。それから、お湯。お茶碗。
 そして、絶対に必要なものが、これ。茶筅です。
 どういうわけか、泡立て器ではだめなんです。
 竹製の、穂の数が多いものを買ってください。お茶屋さんで「薄茶」用と言えばわかります。値段は900円くらいから、 高いのは10,000円以上しますが、あんまり安いのは買わない方が無難です。理由は穂先が折れやすいから。特に最初のうちは、 余分な力も入るので、折れやすいです。この穂先を飲み込むと、あんまりいい気持ちではありません。かといって、 むやみに高いのを買う必要もないですが。

 お茶碗は、抹茶用のがこれまた1,000円くらいから、上は何百万、何千万円という単位であります。でも、別にご飯茶碗でも、 カフェオレボウルでもかまいません。ただ、茶筅が振れる大きさで、口にあたる部分が薄すぎず、厚すぎず、飲みやすいもの。今日は、 母が作った抹茶茶碗を使ってます。

 では、始めます。
 まず、お茶碗にお湯を入れてちょっと温めます。そのついでに、茶筅を入れ、穂先を柔らかくしておきます。その方が点てやすいです。

 お湯を捨てて、それからお茶を入れます。

 お茶は、500円くらいからあります。まあ、値段は嘘をつかない、ですが、安くてもおいしいのはたくさんあります。 40グラム3,000円とか4,000円なんていう高いものは、だいたいさっきお話した、どろの濃茶用です。もちろん、 濃茶用の高いもので薄茶を点ててもおいしいです。ちなみに、今日のは、735円のお茶です。(上林の「松の白」)。

 お茶は、できれば、茶漉しなどで漉した方が、だまができにくいです。
 抹茶はとても粒子が細かいので、すぐにだまになってしまうのです。
 でも、まあ、今回は、新しい缶を開けたばかりなので、缶からいきなり入れてしまいます。
 入れる量は、だいたい2グラム。ティースプーンだと山盛り1杯くらいでしょうか。
 今回は、茶杓というのを使ってますが、これだと山盛り1杯半くらいです。

 お茶を入れたら、お湯。
 量はコップ半分、50~70ccくらい。
 温度は70度くらいです。
 あんまりぬるいと泡は立ちません。熱すぎても点てにくいです。

 お湯を入れたら、せっせと茶筅を縦方向に振ります。
 最初は底の方で、泡が立ってきたら徐々に上げていって、最後は表面の大きい泡をつぶすような感じです。最後に「の」の字を書くと、 泡がまとまります。

 これでおしまい。

 茶殻も出ないし、急須を洗う必要もないです。簡単。

 最初に茶筅を振ると、たぶん「思ったより泡が立たない」と思いますが、何度も点ててると、どんどんおいしくなると思います。
 抹茶は高いイメージがありますが、そんなでもないでしょう?
 ぜひ、ご自分で点てて、お茶を召し上がってみてください。

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2006年10月 9日 (月)

清雅会・2006年10月

秋です。

初座
床には、Rさんが飛騨から持ってこられたという紅葉。
冷蔵庫で大事に保管したそうです・・・。
写ってませんが、色紙は落葉の和歌。

向付
【向付】 〆鯖 山葵 穂紫蘇 
【汁】 焼厚揚 合わせ味噌仕立て 溶き辛子

煮物
【煮物】 銀杏安平 ほうぼう 生鱈 銀杏 甘海老 菊 舞茸 (鯛出汁)

焼物
【焼物】 鰯明太

預鉢
【預鉢】 朴葉焼き 牛肉 しめじ 長葱 椎茸 ししとう

預鉢
【預鉢】 干大根 油揚 蒲鉾 七味唐辛子(冷製)

吸物
【吸物】 塩昆布 胡桃

八寸
【八寸】 鮭(ヨーグルト味噌漬焼) 銀杏

【香物】 かぶ、沢庵、大根菜

主菓子
【主菓子】

 後座
【後座の花】 上臈杜鵑草(じょうろうほととぎす)
 咲くのに5年かかったそうです。

干菓子
【干菓子】 吹き寄せ(甘春堂)
 プロのはやっぱり形がきれい。

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2006年10月 8日 (日)

茶室の図をかくソフト

 茶室ネタを書いていると、どうしても図がほしくなる。
 間取り、棚の寸法は、文章だけでは表現が難しい。

 そこで、簡単な図をかけるソフトを探したのだが、なかなかない。
 CADじゃないのよー。
 パースはいらないのー。
 ペイントに毛が生えたようなのでいいのよー。
 と思うのだが、これがなかなか。

 画面が方眼紙で、始点と終点を選択すると直線や曲線が引けて、寸法記入の線や文字が簡単に入力できる。

 というのがほしかったが、今のところ見つからない。

 「間取り フリーウェア」などで検索して片っ端からダウンロードし、使ってみた結果。
 「間取りPlanner」「e-house版『せっけい倶楽部』」は、細かすぎて(難しくて)、和室だけ書きたいのにぃ、 という用途には不向き。
 「AR_CAD」はかっこいいんだけど、かっこよすぎて(難しくて)途中で挫折。

 結局、「イエスマイハウス」
  http://www.vector.co.jp/soft/win95/home/se142269.html を使用。
 「和室」を選択すると、1畳、2畳とすぐ描けるところがよかったので。

 棚は、探すのに疲れてウィンドウズ添付のペイントを使用。
 なんかないもんでしょうかねぇ。簡単な図をかけるソフト。

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茶室改装・その6(水屋の仕様~水皿)

 水屋の流しのことを「水皿(みざら)」というのだそうだ。
 知らなかった! 野花さま、ありがとうございます。

<茶室建築の専門用語>
http://park16.wakwak.com/~za-daiku/cyashitu_heimen.htm

<茶室水屋部材について>
http://www.kyoto-oike.co.jp/chasituyouzai.htm

 さて、拝見した水屋における水皿は以下のとおり。

水皿(I)
 左側に、竹の簀の子ではない、木の簀の子(簀の子ベッドなどにある形。間隔は細かいけど)を置き、その上に水指を。 中央も木の簀の子を置き、茶巾盥をその上に。

水皿(S)
 左側に竹の簀の子。その上に水指。竹の簀の子はいくつかに分かれており、その気になれば水皿すべてを覆うことができる。 通常は左側のみを覆っている。茶巾盥は、そのまま置いている。

 公共の茶室を利用する際、竹の簀の子をはめるのと外すのがけっこうたいへんで、なんじゃこれはと思っていたが、今回 「あるのが一般的」ということを知った(!)
 水屋の棚も、「ほんっとーーーに、4枚でいいんですか。普通は、3枚ですが」と訊かれたし。

 でもいいの。収納と流しは、使いやすくないと。

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2006年10月 5日 (木)

茶室改装・その5(水屋の仕様)

いちばん当初の案では、水屋に水栓はついていなかった。
そこで「水栓はぜひ」とお願いした。
水瓶に水を入れて柄杓で汲んで、また汲んで、
それより水瓶を置く分のスペースを確保したい。
手間だしね。(←結局、これが理由)。

流しは「銅製」となっていたが、
これも「ステンレスで。確か、銅色の、なんちゃって銅製があったと思います」としてもらった。
錆びてからでは手遅れ。あ、でも、ちゃんと拭きます、使ったら。
 「水が流れるように、傾斜をつけてもらうのよ!」というアドバイスもあり、それもお願いした。そうだ、公共の茶室で水が流れず、 延々と雑巾で拭いたっけ。

床を張り替えるなら、炭を入れるスペースを床下に確保した方がいいとのアドバイスもいただいた。なるほど。

さて、問題は棚の寸法。
裏千家でだいたい標準的な水屋のサイズはこれ、とのこと。

水屋(標準)
(一番下の半分のサイズは「茶碗棚」で、水切りできるよう、竹の簀子)。

しかし、
お茶の先生を含め、諸先輩によると

「もっているものの高さを測って、それによって棚のサイズを決めた方がいい」のだそうだ。

ちなみに、
あちこちで測らせてもらった結果は以下のとおり。

水屋(I)
(棚板の厚さは2~2.5センチ。棚の奥行きは水栓の上だけ浅くて18.5センチ。その他は30センチ)。

水屋(S)

(棚板の厚さは2センチ。棚の奥行きは上から32、30、24、17、17センチ)

なるほど。
・一番上の棚は、「箱炭斗」が入るサイズがいい
・水道から茶碗棚までは50~55センチ程度必要
・水栓の上は、棚の奥行きを浅めにする

ということが共通している。

あとは、入れるものを測るだけ。
入れるものを測る・・・。

そんなに道具はないが、それはそれでとってもたいへんな気がする・・・。

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2006年10月 4日 (水)

茶室改装・その4(襖・障子)

 細かい打合せはまだまだ続く。

 Q:京壁は塗り直しますか? 色は?
 Q:腰張りはしますか?

 むかーし、京壁(和室の土壁ね)に爪で絵を描いて嘆き悲しまれた。
 あちこち剥がれているので、これは即塗り直し決定。

 「色は?」
 「(よくわからない・・・)。今よりは、明るめに」。

 土壁の下部に和紙を張る「腰張り」は、そんなに費用がかからないということで決定。掃除していると、どうしても傷んできそうだし、 ほこりも避けられそうだし。

 Q:襖は張り替えますか?
 Q:障子はどんな形にしますか?

 「どうせだから、張り替えようか、襖」。
 「今の障子は下1/3が擦り硝子だから、水屋の広縁が丸見えよねえ。なら、杉の腰板をつけてもらおう」。

 いい調子で決まったところで、次は最難関。「水屋」。

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茶室改装・その3(床)

 さて。
 間取りは決まった。
 炉の位置も決まったし、あきらめるところはあきらめた。
 次に来るのは・・・

 材料選び。

 「材に拘りますか?」
 と訊かれたので、「いーえ」ときっぱり。
 それでも、決めるものは山のようにある。

 Q:畳床希望ということですが、床框はどうしますか?

 床框とは、
「床の間の前端で、床畳または床板の端を隠すために用いる化粧横木。とこぶち。(大辞林 第二版より)」
 http://yoshihei.052e.com/h-kamathi.html

 となると、床柱とのバランスが大事では。
 で、床柱の材質ってなんだっけ?

 家人の答え:「銘木」。
 「だからなんの木だっけ?」「知らない」。

 うーむ。
 あーだこーだと見比べた結果、どうやら「赤松」と推定。

 落掛けは「花梨」
 現在の床の間は「欅」らしい。

 「色を合わせて赤茶色っぽい方がいいのでは」
 「でもやっぱり黒が引き締まるのでは」
 結果、「呂色」(黒漆色。つまり黒)に決定。

 木についても、勉強しないといけないのねー。
 まいった(と言っている場合ではない)。

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