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2006年12月 4日 (月)

茶室改装・その20(釘・竹釘)

 「竹釘は、この柄杓(炉の柄杓)がかかる高さで」
 「え、この柄杓ずいぶんおっきいんじゃないの? こんなの見たことないよ」
 「ごく普通の、炉の柄杓ですけど」
 「これだと、かかんないかもしれないよ」
 「えー? かかんないとだめです」
 「だめったって、かかんないかもよ」
 「あと五分(1.5センチ)上げると?」
 「えー!? 五分? へんだよ、そんなの」
 「柄杓がかからないと意味がないもの、この釘」
 「えー、今まで、そんなの言われたこと、ないけどなあ」
 「じゃ、今言われてください。とにかく、柄杓がかからないと、だめなの」
 「切っちゃえばいいじゃん、下のところ、5ミリくらい」
 「!(柄杓を切る!?) そんなの、だめ~! ほら、そんなきれいに切れないし」
 「切ってやるからさあ」
 「だめ。これ消耗品だもの。おじさんにいちいち切ってもらうわけにいかないもん」
 「え、消耗品なの? だって、今まで三寸より上げたことないよ。バランス悪い。切っちゃえばいいじゃん」
 「切るのはとにかく絶対だめ。今のままだと、かからない?」
 「うーん。ぎりぎりだねえ」
 「余分が5ミリくらい?」
 「そんなもんかなあ」
 「それじゃこわい。・・・じゃ、1センチ上がりで、どう? わたしは、柄杓がかからないと絶対だめ。おじさんは、 五分上がりはがまんならない。その間をとって」
 「まぁ、使う人が決めることだからさあ。でも今まで、そんなの言われたことないよ」
 「だって、これ、柄杓をかけるためにあるんだもの。1センチで、手を打ちましょうよ」
 「うーん。まぁ、こっちが決めることじゃないけどさあ」

 なんと言われても、道具(柄杓)がかからなければ、道具かけ(竹釘)じゃないんである。

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