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2006年12月 8日 (金)

茶室改装・その21(花釘・続き)

 「ところで、釘の位置は決まったの?」
と、お茶の先生が訊くのである。
 「基本は下座ということで、花釘は下座にしました。お客さまに根が向いちゃうし」
 「下座って・・・、四角い柱よね。床柱じゃなくて」
 「そうです」
 「あらら。もう釘打っちゃった?」
 「まだです」
 「床柱じゃない、ふつうの柱に花釘打ってるの、やっぱり見たことないのよね」
 「やっぱりそうですか・・・。でも、上座の床柱には打ちたくないんですが・・・」
 「そしたらね」と先生。「しばらく打たないでおいたら?」

 ・・・斬新。

 「無双釘もある、床に置くこともできる、釣花入もある、となれば、さしあたって不自由はないでしょ。 急いで柱に釘を打つこともないんじゃないかしらね。花釘は後からいつでも打てるんだから」

 考えてみればもっともな話である。
 花のかかった柱が床柱ではないということは、拝見の際に不自然な気もするし。
 そもそもそんなに迷うということは、どこかに無理があるのである。

 ならばいっそつけないでおく、という発想は、しかしわたしにはなかったなー。
 さすがです。

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コメント

はじめましてmineraと申します。
ただいま自宅に茶室を造営しておりまして
日々、読ませて頂いております。
私も釘の位置で困っていて、ようやく決定しました。
私の場合は下座床で床の右側に茶道口があります。
釘はとにかく、下座側(茶道口側)につけるようなので
右柱につけることに。
通常の床と逆になり、香合の置く位置も変わってくるかと。

釘の位置は本当に難しいですね~。

今後ともよろしくお願い致します。

投稿: minera | 2006年12月 8日 (金) 11時55分

お茶の先生宅で、床柱に釘を打ってないのはけっこうありますよ。新築だとか、特にご主人が反対されるとかで。
うちなんか、築25年だし、相談もしないで打ってもらいましたけど(笑)
お床拝見の稽古の時、「掛け花入れの時はこうこう」と言っておけばよいかと思います。
友人宅での稽古の時にも無いので、お正月の「結び柳に紅白椿」の際には横の鴨居からフックで竹をつり下げようかと思っています。
私の先生宅では、高い目の壷に柳を結んで入れてますよ。

投稿: 野花 | 2006年12月 9日 (土) 00時44分

minera様
 ようこそいらっしゃいませ!
 コメントをありがとうございます。
 たかが釘、されど釘でほんとうに難しい・・・。
 今月末にお茶室開きなのですね。またホームページにもおじゃまします~。

 

投稿: まりも | 2006年12月 9日 (土) 01時14分

野花様
 いつも心強いアドバイスをありがとうございます!
 先日、仲間で友人の結婚祝い茶会をしたのですが、そのとき借りた茶室にも花釘がなかったので、ちょっと安心してます。
 ほんとは、花釘にかかった花入好きなんですけどね・・・。
 柳のお話も参考になります~。

投稿: まりも | 2006年12月 9日 (土) 01時20分

わたしも、花位置、悩んでおりました。参考にさせていただくと、なんとなくこっちかな、って思っていた方ではない方でした。が、大事なのは、お客様をもてなす心ですね✨
先生の助言は、嬉しいような、悩みの種になったような😅お察しします😁

投稿: げんき | 2017年1月 8日 (日) 12時10分

げんき様
 初めまして、コメントありがとうございます。
 このとき「基本的に花は下座(茶道口側)」と覚えられたのはけっこう便利で、公共の茶室を借りたときなど、役に立ってます。いずれにしろ、臨機応変って大事なんですねー。コメントをいただいたおかげで久々に以前の記事を読み、なつかしかったです。

投稿: まりも | 2017年1月 8日 (日) 17時33分

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