« きもの文化検定・結果 | トップページ | 茶室改装(その29)・エアコン »

2007年1月24日 (水)

懐石道具・四つ椀

 初釜で、1日目水屋、2日目詰、をさせていただきました。
  3~4人で席中も水屋も楽しみながら、の清雅会と違い、
 進行状況をぴりぴり見守りながらの水屋。
 大ベテランの先輩が 「いい経験だからね、なるべくやってみた方がいいからね」と、(時間が迫る中、 先輩がなさった方が遙かにきれいで早いにもかかわらず)、温かく見守ってくださったので、ほんっとーに勉強になりました。 ありがとうございます。

 今回は四つ椀の話。
 四つ椀(飯椀、汁椀の蓋つきセット)というのは曲者で、
 ばらになってると、どれが蓋? どれが椀? と悩ましいのです。

四つ椀(組)

 清雅会のおかげでだいぶ慣れましたが、今でも七並べ状態。

四つ椀(七並べ)

 で、なんと、この四つ椀の容量が、それぞれ「500ml、400ml、300ml、200ml」になっているそうなのです。
 http://www.rakuten.co.jp/urushi/1421419/492424/

 
 ふーん。

 
 ・・・量ってみよう。

 見やすいように、牛乳投入。

牛乳に相談だ・500ml

 まずは「飯碗対500ml」。
 (実験道具は、わたくしの宝物であるところの、秀衡塗の四つ椀。未使用)。

 500ml・使用前

 これに、こんなに入るのか・・・?

500ml・使用後

 うそ。
 ぴったり。

 ならば次、「汁椀対400ml」。

400ml・使用前
400ml

 あらー。
 すごい。

 「飯椀の蓋対300ml」。

300ml・使用前
300ml・使用後

 ・・・・・・。
 とどめ。「汁碗の蓋対200ml」。

200ml・使用前
200ml・使用後

 なんとまあ、確かに。
 なんでこうぴったりなんでしょ。

 なぜこの容量なのか? は、
 「そもそもリットルという単位は、なにをもとに決まったか」
 「四つ椀のもとらしい「応量器」(禅僧が使う食器。入れ子になっている)はどうなっているか」
まで研究しないと、わからないかもしれない。

 まあ、とりあえず便利だからいいや、と思ったが、

 計量カップ代わりにこれを使う度胸が・・・わたしにはないかも・・・。

|

« きもの文化検定・結果 | トップページ | 茶室改装(その29)・エアコン »

コメント

すごーい、すごーい!
美しいくらいにぴったりなんですね。
不思議だわあ。。

投稿: ぷらむ | 2007年1月24日 (水) 23時48分

だいたいそんなものかとは思いましたが、
まさかここまでぴったりだとは。
今日は牛乳をたくさん飲みました・・・。
(昔なつかしい「アルプスの少女ハイジの木のお椀」気分で)。

投稿: まりも | 2007年1月25日 (木) 00時01分

500+400+300+200=1400mlも飲んじゃったの?

そもそも、四つ椀って「計量器」なんじゃないの?応量器って名前はそのものずばりだし。

計量器として使われていたものを「これで食べれば、ふたになって、温かいまま食べられるじゃん」とか言う話になったなんて、ありそうな話ですよね。

リットルは、10センチ四方の立方体の容量だから、最近になって、それにあわせて四つ椀を作るようになったとか。

投稿: ふんど | 2007年1月25日 (木) 09時27分

考えたら、1升はおよそ1.8リットル。半升は900ml。

そうすると四分の1升は450mlになるから、近い数字を出してますよね。それを今風に50ml足して、500mlで作っているというのは、あり得る数字だと思われ・・・。

投稿: ふんど | 2007年1月25日 (木) 09時38分

水屋お仕事お疲れ様でした!
先日の初釜では正客なのに、水屋のお仕事もして、前日はお道具を全て揃えたりと・・・。
でも皆さんの監督のような感じだったようでした。

私は今年は懐石料理と懐石道具が主題なので、
四つ椀はマイブームです!
今まで四つが一緒に入るなんてしらなくて、家にあうr
普通のお椀でいいのでは!と思っていました。

それにても高価なものなので、ゆっくり揃えられたと。
しかし、なんと400ml,500mlという素晴らしいモヂュールが隠れていたのですね!
これはすごいです。これはあえてしたことなのでしょうか。
それとも偶然?
いやはや、昔の方々はすごいです
私も四つ椀や懐石道具についてもっと調べてみようと思います。
素晴らしい記事ありがとうございました!

投稿: Minera | 2007年1月25日 (木) 10時09分

さすが、まりもさん!
もう、引き込まれるように読みました。
私も牛乳飲んじゃった感。
四つ椀の不思議ね。本当によくできているのね。
お席で話しが弾みそう。

投稿: つた | 2007年1月25日 (木) 10時17分

おぉ?!実は私の持っている四つ椀もうるし工房錦壽さんの
ものですw ネットで“四つ椀”を買えるところを探したらココが
ヒットしました。お値段も手ごろで折敷も一緒に購入しました♪
分量そんなにピッタンコだったのね、ビックリ(@_@)

最近毎日ご飯をコレで食べていますが、漆器だと思うと
食べ終わるとすぐに洗って片付けるし、全部重なるので
収納スペースもとらないし、四つ椀てすごい便利~!

投稿: リキ | 2007年1月25日 (木) 10時48分

 みなさま、コメントありがとうございます!
 こんなに反響があるとは。
 使い初めの四つ椀に牛乳入れちゃうかぁ? と一瞬思いましたが、量ってみてよかったです。

**

ふんど様
 最初、500mlを量って、それをちょっと飲んで400mlにして・・・と繰り返したの。なので飲んだ牛乳の量は500mlです。
 で、検索した限りでは、「応量器」は、「一品の量に応じて」とか「布施に応じる」とか、そんな意味らしいです。しかも曹洞宗での呼び名みたい。
 半升=900mlから割り出す、というのはわたしも考えたのですが、ちょっとしっくり来なくてねえ。四つ椀の容量を全部足すと1400mlだし。
 「それを今風に50ml足して」だと・・・なんで突然50ml足すのか、わかんない。
 調べてみるとおもしろいと思うんだけどね。文献(しかも古文)をあさるのが必要ですね。そのうち、やるかも。

**

Minera様
 峰羅庵、いよいよ来月茶席開きなのですね!
 今年は懐石がテーマですか~。いろいろ情報交換させてくださいね。
 四つ椀は、はりきって高いのを買いましたが、やはり食器なのでけっこう傷むようです。師は「無理しないで、ベークライトでもいいわよ」と話してました。

**

つた様
 楽しんでいただけてよかったです~。
 清雅会の四つ椀も量らせてもらおうかしら。とたくらんでます。

**

リキ様
 なんといっても、500mlを発見した「うるし工房錦壽」、値段も手頃でいいですよね! これで湯桶や飯器があればいいのだけど・・・訊いてみようかしら。

投稿: まりも | 2007年1月26日 (金) 00時28分

そそ湯桶や飯器、通い盆、杯台とかあればいいのにな~と思ってたんだぁ
見立てで遊んでいてもここいらはなかなか代用きかないんのよね
湯桶とか雰囲気でますよね~

実は四つ椀は2回に分けて注文したのですが、び、微妙に艶が
違ってたんですw そろえるときは一度に揃えたほうがいいのかもと思いました^^;

投稿: リキ | 2007年1月26日 (金) 12時55分

リキ様
 早速、問い合わせページから訊いてみました!
 「ページではご紹介しておりませんがご希望でしたら販売させて頂きます。」とのことです。
 一度に揃えちゃおうかなぁ。がんばって。

投稿: まりも | 2007年1月26日 (金) 20時57分

びっくりしました。
四つ碗に こんな数字が存在したなんて。
ふと思いついて、家にある お玉の容量、計ってみました。
小が50mlよりちょっと上、大が150mlでした。
みそ汁とか、煮物碗とか、汁の量が確定しているなら、
お玉で 計ることができるんだけれどな・・・と。
みそ汁って 何mlくらいが 良いのでしょうね・・・。
寄付きにだす、白湯の分量も、確定していれば 楽なのにな・・。
ついでに 炉の柄杓は 150ml でした。
御茶の中の数字って 面白いかもしれない・・。
ありがとうございました。

投稿: なこ | 2007年1月27日 (土) 20時58分

 濃茶の量は「一人分・3.75グラム」とかいってやたら厳密な割に、「薄茶のお湯は半杓」と適当なのですよね・・・。
 炉と風炉の柄杓では湯量も違うのですが、調べてみたら、薄茶は概ね70ccでした。(2006/10/11 実演・抹茶を点てるには(測量編))
 なので、やっぱり「半杓」の加減でいいんですね。
 みそ汁も、具の大きさによって(具が汁に埋もれちゃうので)汁を加減しますが、容量300ccに対してお玉一杯(150cc)くらいになるのでしょうか。
 だいたいの目安がわかってると、やりやすいかも。
 また量ったらご報告します~。

投稿: まりも | 2007年1月28日 (日) 10時34分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/170159/13645452

この記事へのトラックバック一覧です: 懐石道具・四つ椀:

« きもの文化検定・結果 | トップページ | 茶室改装(その29)・エアコン »