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2007年3月29日 (木)

清雅会特別編・2007年3月・花下忘帰

「清雅会のみなさまに・・・」
巻紙のご案内をいただいてから、
指折り数えたお茶事です。

つくばい
瀟洒な玄関を入ると、片隅に、つくばい。

煙草盆
寄付の火入れもあたたかく。

席入りすると・・・

初座の釜
たっぷりと濡れたお釜。

初炭
初炭の火と丹精の灰。

四つ椀
【汁】 蓬麩
【向付】 鯛
 一文字のご飯がまさに「炊きたてのちょっと前」なのです。
 初炭の合間に火にかけるそう。
 初炭の合間って、ひとことでいいますが、
 ・・・すごいことです。

煮物
【煮物】 海老真蒸、椎茸、人参、青菜

焼物
【焼物】 鮭 野菜のマリネ
 鮭は、ガス台を囲って「遠火の強火」を作り、懐石の合間に串で焼いたそうです!
 懐石の合間って・・・。
 ほんっとにおひとりで、これだけのことができるのですね。

預鉢1
【預鉢】 白和え

預鉢2
【預鉢】 筍

小吸物
【小吸物】 山葵

八寸
【八寸】 帆立 百合根

香物
【香物】

そして後座。

後座

あれ?

後座・花入

あーっ!
これは、ご招待のお礼に添えた、桜の花びら!

もうもう、まいりました。涙が出ちゃった。
こんなにも嬉しいお心遣い。

主菓子
【主菓子】 菜種きんとん(日本橋・長門)

後炭
【後炭】
 このあとに、たっぷりと、ほんとうにたっぷりと炭を入れてくださいました。
 火ってごちそうなんですねえ。

干菓子
【干菓子】 亀末廣 京のよすが「四畳半」
 桜やお団子を、どれにしようかと悩みながらいただく、これもお花見。

そして、
茶杓の銘は「花下忘帰」。
花の下に帰ることを忘れる。

花の下で、ずーっとお花見をしているような、
忘れがたい、しあわせなお茶事でした。

後座・釜
退席のときの釜。
まだこんなに湯気が。

帰り支度・寄付
帰り支度をするときの、寄付の鉄瓶(よくみると桜模様!)
こちらにも湯気がたっぷり。
合間に火を足してくださっていたのです・・・。

すべての準備とすべての料理とすべての点前を
おひとりでなさった御亭主・つたさんのブログはこちら
→「花下忘帰

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2007年3月25日 (日)

お招きの朝

 お茶事の朝である。

 何着ていこうかしら、訪問着? 小紋? 
 そうねえ、訪問着か付下げにしましょうかねえ、と前日までの打合せも楽しい。

 朝7時。
 用意していた訪問着を広げてみたが、どうも仰々しい。
 やっぱり春の日差しには綸子かなあ、と青磁色の付下げに決定。
 袋帯に帯揚と帯締を並べていたら電話が鳴った。

 「あのー、今日、どうします? 雨ゴート着た方がいいかしら?」
 外は曇り空。
 「ああ、そうですねえ、雨が降るかもって言ってましたねぇ」
 「どうします? 降ってないのに、着たらヘン?」
 「いいんじゃないですかね、降るかもしれないし。降ったらどうしようもないし」
 「今は晴れてるけどねえ」
 「あっち(到着まで約3時間)は雨かもしれないしねぇ」
 「着る?」
 「うーん・・・。この天気なら・・・着ちゃいます。ちりよけにもなるし」
 「いいですよねえ」
 「いいですよー」
 「ふたりで着ちゃえばいいかー」
 「そうそう、降りそうなときは着ちゃってますもん」
 「そうしようっと。じゃあ、後ほど!」

 雨になるかも、というのすら嬉しい朝。

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2007年3月22日 (木)

茶室改装・その33(炭)

 さてさて、釜も到着したので、炉に灰を、より先にやることがあった。

 「炭を洗う」。

 炭を洗う、と言ったら、アウトドア派の知り合いに
 「炭を洗う、だぁ? 火を熾すものを、洗う? 本末転倒! なんなんだ、お茶って」と呆れかえられたが、洗うんである。

 理由:洗わないと炭粉がはぜて、畳(それからきもの)に飛ぶから(だと思う)。

 以前、野花さんに紹介していただいた「炭人」 で注文した炭は到着済。
 重みのある、きれいなくぬぎ炭がたっぷり。

くぬぎ炭・5キロ
 ・・・たっぷり5キロ。

 自分で炭を寸法どおりに切る人もいるが(炭粉で真っ黒になるらしい)、
 これはもう切ってあるから、洗わなくてもだいじょうぶなのでは?
 さわってみると、そんなに炭粉もつかないし。
 それでも、洗うのか、やっぱり・・・。

 ぐずぐずと、「茶の湯の基本 灰と灰形(淡交社)」をめくっていたら、記述発見。

 「市販の炭セットももちろん洗って使います」

 ・・・はい。
 洗います。

 花粉症と風邪で外に出られないので、洗面所でせっせと洗うこと40分。

くぬぎ炭・入浴後

 最初、箱の上の炭だけさわっていたのでたいしたことなかったが、
 下の炭はまっくろ。
 洗った炭は、確かに手に炭粉がつきません。

 そして、洗っているときと乾いていくとき、
 ちんちんからからと、火がついていくときと同じ音がするんですね。
 ほぉ。
 洗って正解、かも。

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2007年3月21日 (水)

茶室改装・その32(釜・その3)

 釜だ。

釜

 釜です。
 釜だ釜だ釜だ。わーいわーい。

 「中に漆の匂いが残ってますから、水を入れて火にかけて、を4~5回繰り返してくださいね。あ、ガスの火でもかまいませんよ」 と家まで持ってきてくれた釜師さん。
 「ガスにかけちゃうの? ほんとに?」
 「(自信を持って)だいじょうぶ」
 「ガスの火は絶対にだめ、と言い聞かされてきたんだけど・・・」
 「だいじょうぶ。あ、でも空焚きだけは絶対やめてください」*空焚きすると、 釜を錆から守っている漆が剥げるため
 「よく「ガスの火は絶対だめ」と言っている、あれはなんなんでしょうね」
 「うーん。うちと、あともう1軒だけ、和銑(わずく)100%の釜を作ってるんですね。原料が砂鉄なんです。和銑の釜は、 400年保ちますよ。釜は、洋銑(ようずく)を使ってるところがほとんどですから」*洋銑は、 鉄鉱石が原料
 「じょうぶってことですね」
 「うちの稽古場では、稽古の前に、水入れて台所のガスコンロにかけちゃいますもん。だいじょうぶ。あ、でも弱火でね。 火が釜底からでちゃうと、お鍋の横に火の跡が焦げ付く、あんな感じになっちゃいますから」
 「了解しました~。あと、使った後は」
 「お釜に、水道から、水をざーっと入れて冷まして、残り火にかけてください。中も外も、たわしでこすってだいじょうぶ」
 「たわしでこすっちゃっていいの?」
 「いいのいいの。それから、釜肌に素手で触るな、といいますけど、釜師は触らないと扱えないですからねえ。触っちゃっていいですよ。 それと、若い人が触ると手の脂が残る、とかいいますけどね、そんなの一回洗って火にかければとれちゃいます」
 「そうなの? わーい、さわっちゃおう・・・素手で触るなんてことないですもん」

 ざらざらとした、あたたかみのある手触り。いいなー。

 「「鳴り」はついてないです。親父が「釜は楽器じゃないんだから鳴らなくていい」って言ってますけどね。お湯がわいてくると、 鳴りがなくても、ちーんと、いい音がしますよ」

 ちーんといい音。
 いいないいないいなー。
 わたしの釜。

 いい道具には力がある、ときくが、なんとなくその意味がわかる。

 さて。
 炉に灰を入れないとね。

 今日はいい天気で、灰を入れるのにはもってこいだったのだが、
 ちょっと体調が悪く、釜の横でうつらうつらしてしまった。
 茶室で、釜をみながらうたた寝。
 それはそれで至福のときでした。

鐶付
*阿弥陀堂の鐶付は「鬼面」がお約束とのこと。

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2007年3月12日 (月)

お茶事のお招き

 実は、この数日、密かな悩みを抱えている。

 清雅会に参加してくださった方から、お茶事にお招きいただいたのだ。

 わーいわーいと喜んでいたら・・・

 丁寧な筆で、お招きの手紙を頂戴したのである。
 しかも! 巻紙だー!!

 先にメールで日程のお知らせをいただいたので、
 「筆が筆が筆がぁ。ごめんなさい、ペンでお返事します」と告白したのだが、いざ、巻紙のご案内を手に取ると、・・・悩ましい。

 まずは到着のご報告、とメール送信した後、
 試しに、カートリッジ万年毛筆(開明・けっこう高かった)を使おうとしたら、
 ペン先が、乾いて固まっていた。
 書かずに放っておいたためらしい。
 なんということ。
 これはいけません。

 うーむ。

 ・・・せっかくの機会、やってみましょう。

 ◆必要なもの
  ・巻紙
  ・筆ペン
   (ほんとうのほんとうは毛筆らしいが、いくらなんでもそれはムリ)
  ・お手本

 巻紙は、都内に出る機会があったときに入手した。
 カートリッジ万年毛筆(穂先が純毛でかっちょいいのだ)はお湯につけて使えるようになったが、
 緊急事態なので「サインペンのような使い心地」がうたい文句(だったと思うが見つからない。ひょっとして廃番かも)の三菱筆ペン投入。

 問題は、お手本。
 ないよねえ、そんなの。
 「続・茶の湯の手紙文例集 毛筆・巻紙で手紙を書く」(淡交社)はあるが、実物大とか、なぞり書きとかそういうのは・・・。
 なぞり書き?

 パソコンで本文を下書きしているときに、ひらめいたのである。
 これを、「楷書」とか「行書」で巻紙の大きさに印字して、下敷きにすればいいんでないかい?

 やってみた。

 いまいち。

 なんだけど・・・お手紙をいただいて早五日。
 封をしました。

 嬉しい、ありがたい気持ちを伝えたいのだが、
 それを表現する字が如何ともしがたく。
 やっぱり形ってのも、大事ねえ。
 
 これを機に、ちゃんと筆を練習しようと思うのでした。
 今まで何度そう思ったかは、さておき。

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2007年3月 8日 (木)

ヘパーデン結節・その6(膝の痛み)

 知り合いのお茶の先生から、お茶会に行けなくなったので、代わりにどうかしら? とお誘いの電話をいただいた。
 その日は七事式(しかも五事式)のお稽古があるため、涙をのんでお断りしたのだが、
 「残念だわ~。実は、右膝を悪くしてしまってね、正座ができないのよ」
と仰るのでびっくり。えええっ、先生もですか??

 お茶のお稽古で、みんな腰が悪い、膝が痛い、若い人まで手や足が、という話になったときに、
 「先生、ずっと正座なさってて、膝にご負担がかかりませんか? なにか特別なケアをされてるんでしょうか?」と訊いたことがある。
 「そりゃあなた」と師は勢いよく、「週に3日は朝から晩まで座ってるでしょう、やはり1日座ってると膝がなんとなく痛くなるわよ。 だからね、まず、お風呂でよーくあっためてマッサージすること。決して冷やさないこと。あと膝にサポーターもするわね。キュウレイコン (漢方の湿布薬)というのもいいわ」
 「あ、それきいたことあります。友だちが使ってるそうです」
 「あら、よく知ってるわねえ。とにかく冷やさないで気を付けること。それから、痛くなったら無理はしない。大事にしているかいないかで、 全然違うからね」

 なるほどなるほど。

 1)あたためる
 2)いたわる

ということですね。

 で、この話を聞いてしたことは・・・、
 ミニスカートを全部処分することでした。3枚だけど。
 ここ2~3年着てないしさ。いい潮時。

 キュウレイコンを調べてみたら、しょっちゅう捻挫していた子どもの頃、接骨院で塗ってもらった薬にそっくり。あらま、なつかしい。
 友だちに訊いてみたら「どこでも手に入るよ~」だそうです。

 そして、キュウレイコン調査中に見つけたサイト。
◇膝痛・変形性膝関節症・膝サポーター情報サイト◇
 http://www.hizatuu.com/

 ふむふむ。

 3)太ももを鍛える

のも大事ってことで。

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2007年3月 4日 (日)

茶室改装・その31(釜・その2)

じゃじゃん。
釜師さんからメール到着。

釜・錆び付け中

「釜が吹き上がりました。只今錆び付け中です。この後1週間錆びさせて着色しますので、もうしばらくお待ちください」。

わーいわーい。
素敵~。早く来ないかなー。

ブログに載せていい? と訊いたら、こんな写真も送ってくれました。

釜・型作り

「この写真は型作りのです」。

釜・ちっちゃい

「こんな小さいのもあります」。

この小さいのは・・・いったい何に使うんでしょう??
ミニチュアかなあ。

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2007年3月 3日 (土)

ひなまつり・その2

ひな飾りの道具の中に「お茶道具」が入っているのですが、

ひな飾り・お茶道具

・・・茶筅の穂先が、ぐずぐずになってますね。

ひな飾り・茶筅ぐずぐず

犯人はわたしです。
柄杓は杓立から抜けたのですが、茶筅はべったり貼り付いていてとれなかったのです。
現場を取り押さえられ、未遂に終わりましたが、
人形でお茶遊びをしたかったもので、つい。
まあ、その頃からお茶ばかの片鱗を見せてたのね、ってことで。

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ひなまつり・その1

ひなまつり。

おひなさま

うちのおひなさまです。
「イベントは全部やる」家なので、毎年盛大に開催。
今年は、広大な空き部屋(茶室のことです)があるので、
まー設置が早い早い。

で、ひとつ、おひなさまで気になっていることが。

店頭で見てみると、
おひなさま、お歯黒だったり白い歯だったり歯が見えなかったり。
眉があったりなかったり、実はいろいろあるのです。
三人官女は、真ん中のお歯黒率が高い(ような気がする)。
そもそも、うちのは真ん中の官女が立ってますが、余所で真ん中が立っているのは見たことない・・・。

いろいろ調べるとおもしろい、と思うのですが、
さしあたって今のところは見比べて楽しんでます。
きものの色や柄にも流行があるみたいだし、ね。

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