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2007年4月 8日 (日)

茶室改装・その35(灰投入)

 今日こそは。

 炉に灰を入れる、んである。

 強力助っ人のぷらむさんと、
 「ぐさっ」といいながら炉畳をあげ
 (やっぱり、なんとも勇気の要る作業(茶室改装・ その23(切欠畳))である)、
 炉蓋をあげると、
 炉、登場。

炉・使用前
 
 「灰を入れるには、炉のまわりに紙を敷き、灰や五徳などの諸道具を準備します」
(茶の湯実践講座・水屋の心得(淡交社))

炉・使用準備

 準備完了。

 「・・・これ、どのくらい入れればいいんだろう」とぷらむさん。
 「・・・わかんない」
 「半分くらいかしら」
 「・・・書いてない」
 「うーむ」
 「うーむ」

 「とにかく、入れてみましょう」

 灰がもうもうとなったときを想定し、
 エプロン、シャワーキャップを装着したが、
 灰は全く飛ばない。
 ちなみに、前回 「泥縄灰づくり」の際、衣装ケースほぼ半量に対し、番茶約1リットルを入れました。

 こんなもんかなあというところで、

 「灰が入りますと五徳を入れます」(同書)

炉・灰投入中

 「これくらい?」
 「灰がふわふわしてるけど、押した方がいいのかしら」
 「・・・わかんない」

 五徳を押してみると、ずずっと沈む。

 「うーむ」
 「うーむ」

 「もうちょっと入れてみますか」
 「そうですねえ」

炉・ほぼ完成

 灰を足し、釜をかけてみると、だいじょうぶそうな感じ。

 「こんなもんですかねえ」
 「あ、ちょっと斜めかも」

 釜に柄杓をかけてみた後、
 五徳の下に灰を足し、微調整。

 「釜の位置が定まりますと、釜をおろし水屋火箸で四隅の灰をかきあげ、ととのえますが、」(同書)

 「どうやるのかしら」
 「本のはえらくきれいだけど・・・」
 「火箸で、こんな風にならない~」
 「真ん中はちょっとへこますんですよねえ。じゃないと炭が釜底にぶつかっちゃう」
 「そこらへんが本には書いてないのよねえ」

 うーむうーむといいながら、「山」と「谷」を作っていく。

炉・とりあえず完成

 炉縁をはめてみて、一応終了。
 ぱちぱちぱち。

 ところで。

 「炉縁はとりあえず外しておくとして、これ、どうするんだろう」
 「?」
 「灰が、乾いちゃいますよね」
 「確かに」
 「炉蓋を載せておけばいいのかなあ」
 「いいんじゃないですかねえ」
 「本にも「下地灰の上に湿し灰を全体にまんべんなく蒔き、」ってあるから、釜を据えるときに、仕上げればいいのよね」
 「たぶん」
 「使った後、炉の灰はどこまであげるのかなあ」
 「どうなんでしょう」
 「五徳は、このままでいいのかなあ。上げておくのかなあ」
 「うーむ」

 疑問が次から次へと。
 五徳の爪の向きもちょっとずれてるような気がするし。

 「炉の準備なら、これに載ってるから」と師が貸してくださった本だが、
 本だけだと、やっぱりわからないもんですねえ。
 「シーズン後(風炉に変わるとき)の炉のしまい方」は書いてあるけど、
 「シーズン中の炉の片づけ方」はどこにも書いてない・・・。

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コメント

パチパチパチ…  おめでとうございます!

みなさん、それぞれなんでしょうねぇ。
私は、火消しつぼに炭を取り込み、そのまま冷まし、次の稽古の直前お玉で専用ボールに汚れた灰をすくい取り、灰を直して下火を入れます。
炭点前の時には濡れ灰を撒きますが、普通はそれ無しでもだいたいいけます。
極寒の時は要注意です。灰も冷え切っていて、下火が激鎮火することが、この冬は2~3回ありまして。それ以後、寒い時には下火(前回の消し炭)を多めに、しっかり赤くなってから入れます。
換気、換気です。

投稿: 野花 | 2007年4月 9日 (月) 01時45分

 ありがとうございます!
 こういうことを始めると、今まで気付かなかったことを考えるようになりますね。
 「釜は、水屋においておくんだよねえ」「かけっぱなしじゃないよねえ」とか。
 お稽古だけでは見えない部分をどう組み立てていくか、っていうのはおもしろいです。
 また、いろいろお教えくださいませ~。

投稿: まりも | 2007年4月 9日 (月) 07時28分

いよいよ炉に灰が入ったのですね!
おめでとうございます。
私は茶事の朝に湿し灰を振りかけてしまいます。
なので、通常は乾燥していても全く問題ないです。
炉の季節が終わったら、灰は炉壇から全て出して箱にしまう予定です。そのまま半年ほったらかしにすると、銅製の炉壇がさびてしまいます。
使い終わった炭などは、やはりお玉などですくい上げます。
「汚れ灰瓶」を用意して、溜まったらまた灰篩いして再利用してます。
五徳の爪ですが、客付の位置から見て、三時の位置に爪が1本あるかと思います。もしかしたら流派によってちがうかもしれませんが、一応、裏です。なのであと10度くらい時計回りに五徳が回るといいかもしれません。
上からみると微妙に五徳が右によっているように錯覚します。でも爪は同心円状にあります。
こんな作業が大好きです~

投稿: Minera | 2007年4月 9日 (月) 11時38分

 どうやら、「シーズン中は、灰を整えるだけ。汚れていない灰や五徳はそのままにしておいていい」ということのようですね。(違う釜を使うときは、高さを調整しないといけないんでしょうが)。
 炉縁を保護するために「焦縁」もあるんですものね。普段はそれをのせておけばいいのかー。
 最近、「炉畳を踏んではいけない」のは、踏まない癖を付けておかないと、あぶないってことなのかもしれないと思ってます。気が付かなければ落とし穴ですもんね、ただの。

投稿: まりも | 2007年4月 9日 (月) 19時34分

>なのであと10度くらい時計回りに五徳が回るといいかもしれません。
 あ、やっぱりMineraさんもそう思われます?
 わたしも裏千家ですが、このままだと、胴炭がやけに右よりになるなあと、掲載した写真を見て気付いたのでした。
 設置時は「五徳の爪の頂点と炉縁の対角線」とをあわせてみたのですが、「右の爪が点前座から9時(客座から3時)の位置」の方がいいですよねー。
 結論として時計回りに10度。ありがとうございます!

投稿: まりも | 2007年4月 9日 (月) 19時48分

昨日はお世話になりました。
助っ人というより、ただ食べに行っただけ、な感じでしたが・・
灰を入れるなんて初めてだったし、楽しかったです。
ほんと、やってみると色々疑問が湧いてきますね。
勉強になります。
実践あるのみ、なんですね~
またお手伝い(?)に伺いますので、よろしくお願いします。

投稿: ぷらむ | 2007年4月 9日 (月) 22時50分

お釜、使われてないとき、もちろん蓋は開けっ放しにされてます?
わたしは、使い始めの頃、裏が海なので潮風で錆びさせてはいけない、埃が入ると嫌だ、万一ゴキブリなんかが、と、早め早めに蓋を閉めていました。
あげくに旅行で2週間ほど閉めきりに。
後で道具やさんに言われました。
釜はほおっておいてやれ、と。
几帳面に閉める人ほど錆させてしまう、と。

修理に出して、以後そうしていますが、それでも錆びるものは錆びるのです。。。
車でさえ、ガレージに入れないと、よそより早く錆びます

ところで、人間国宝・高橋敬典工房はもう閉じられたとか、、、
透木釜、買っとくんだった~!
もうどこにも何にも残ってないそうな。

投稿: 野花 | 2007年4月11日 (水) 02時16分

釜蓋、開けました!

投稿: まりも | 2007年4月11日 (水) 23時18分

う、
「開けました!」ってことは、もしかして。。。
(笑)

投稿: 野花 | 2007年4月12日 (木) 02時12分

 はい、さようでございますー。
 「蓋はしておくもんだ」と思いこんでおりました。
 ありがとうございました!

 叔母からもらった風炉の釜が、敬典工房の釜のようです。
 そうですか、閉じちゃったんですか・・・。 

投稿: まりも | 2007年4月12日 (木) 19時03分

私もまりもさんと同じように、頂いた釜がそうだった系です。
最近では、母の友人が「もう(お茶)やらないから、使っていただけないかしら~」というお話しで、お道具が手元に来たりしています。
嬉しい限りですが、「(お茶事に)呼んでね」(笑)と言われています。

投稿: つた | 2007年4月13日 (金) 14時29分

 道具って、使う人のところに集まってくるような気がしませんか? わたしも、きものやお茶道具をいただくことが多いです。詳細は、またいずれ。

投稿: まりも | 2007年4月15日 (日) 08時31分

まったくその通り!です。
置き場所に困られたご遺族から大量に。
棚物だけでも8個。半田など、とても助かっています。
使われていた先生は(下の名が私と同じ)、生きておられたら、もう100歳はとうの昔に越えられているので、みな、古いものですが。
「利休座像」なんか、一生買えないと思っていたし、、、
「詳細」楽しみにしています。

投稿: 野花 | 2007年4月17日 (火) 03時45分

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