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2007年8月16日 (木)

炉灰の手入れ(その3)

 最高気温を更新した日。

 ・・・今日は、灰の先生のお宅に合流して、灰作り。

 行程は、昨年同様、
 1)ござに、あく抜きした灰を広げる
 2)熱い番茶をかける
 3)まんべんなく灰に番茶をもみこみ、だまをつぶしながら乾かす
 4)2)と3)を繰り返す
 5)灰篩でふるう

 これを、炎天下で行う。

 衣装ケースの蓋を開けたところ、

 「・・・これ、全部やる?  たいへんよ」
 「・・・湿し灰の分だけにします」

 約1/3量で作ることにする。

 1回目の番茶かけ。(8:37)
番茶1回目
* ビニールシートに灰を広げたので、番茶をかけても乾きが遅い。ござ、または、 目の粗いビニールシートでないと、著しく効率が悪いこと発見。

 途中経過。(8:43)
乾いていく番茶

 1回目の番茶が乾いたところ。(8:53)
番茶1回目終了

 3回目の番茶が乾いたところ(9:54)
番茶3回目終了

 最初、
 「泥遊びみたいよねー」
 「いいおとなが4人も、なにやってるのかと思うわよねー」
などと、楽しく作業していたが、

 だんだん、無口になってくる。

 去年とは比べものにならない暑さ。

 暑さ対策として、

 1)帽子
 2)日焼け止め
 3)タオル

はもちろんだが、

 4)保冷剤をタオルにくるんで首にまく
 5)氷をいっぱい入れたポカリスエットの水筒で、こまめに水分補給する

などの知恵をいただいて、黙々と作業。

 通りがかりの5~6歳の女の子に、「なに、してるの?」と訊かれ、

 「灰つくってるの」
 「?? それなに」
 「お茶でね、使うの」
 「??」
 「お茶をするとわかるのよ。一緒にやらない?」

 スカウトしてみたが、首をかしげるように去っていった。

 「スカウト、失敗」
 「まあねえ、わかるわけないわよえ」
 「部活で、この作業見せたらきっとみんな退部する」
 「確かに。ははは」

 作業続行。

 「休憩しながらやらないと、やばいですね」
 「ほんとに。熱中症になっちゃう」
 「灰作りで、運ばれちゃったりしたら・・・」
 「まずい。それにしても・・・暑いじゃない、熱い」。 

 先生は、枝炭の白が残るのを嫌い、「5)灰篩でふるう」を、目の粗い篩(推定9~10メッシュ)から細かい篩 (推定12~14メッシュ・別注文品)の2段階で仕上げているが、

 「どうする? 好きにしていのよ」
 「・・・ドロップアウトします。わたしの炉用篩(7メッシュ)よりはずいぶん細かいので、いいです、これで挫折します」

 体力の限界。気力もそろそろ・・・。
 灰作りで倒れるのは、まずい。よって撤退。

 で、完成。(11:30)
湿し灰完成

 上が、あく抜きしてふるっただけの灰。
 下が、番茶をかけて手入れした湿し灰。

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コメント

熱中症でなくなった方がいるというのに、なんと危険なことをしているのでしょうか、それも「灰」のために・・・。

むしろ、通りかかった推定6歳児の反応の方が正しいと思われ・・・。

投稿: ふんど | 2007年8月17日 (金) 00時59分

灰は、お茶人さんの命ですよねえ~
でも自分の命はもっと大事ですよねえ~
あんまり無理しないで、自分にも灰にも甘くしてください。

ところで、こんな時間にコメント書いてる私は・・
自分に甘すぎるのもいけません(^^)

投稿: ぷらむ | 2007年8月20日 (月) 14時28分

 「今はどこの稽古場にもエアコンが備え付けられ、暑さを忘れて心地良い稽古が可能な時代だからこそ、あえて厳しさを求める心が尊いのです。」(淡交テキスト「懐石の頂き方と作法」・8号)
 こんなおそろしいことが書いてありました・・・。
 でも、灰をつくるのが命がけになっちゃうのは、ちょっといかがなものかと思います・・・。

投稿: まりも | 2007年8月22日 (水) 23時51分

灰より命のほうが大切です(笑)
でも、お疲れさまでした。私は、いろいろあってまだしてないのです。乾くには時間がかかるかもしれませんが、必ずやる予定です。がんばりますぅ~。

投稿: つた | 2007年8月24日 (金) 13時42分

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