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2009年2月12日 (木)

2時間で浴衣・そして子どもが60人

 ・・・また、風邪をひきました。

 インフルエンザが周囲で大流行なので、
イ)外出時、常にマスクをつける
ロ)花粉症のクスリはほしいけど、病院にいかない
ハ)しつこくうがい・手洗いする
を励行していたのに。

 原因は、
 小学生の大群(60人)に囲まれ、
 たっぷり2時間、声をからしたから、に違いない。

 なんでそんなことになったかというと、

イ)知り合いの小学校の発表会で、「江戸しぐさ」のお芝居をする
ロ)6年生全員がきものを着るけど、ひとりひとりに着せてる時間がない
ハ)ので、なんとかみんな自分で着られるようにしちゃえ! 
・・・という、すんごい無謀な企画を、頼まれたからでした。

 さらに、
イ)あり合わせのきものを持ってくるので、サイズはきっとばらばら
ロ)帯は、なるべく兵児帯といったけど、そうじゃないのもあるかもしれない
ハ)時間は、2時間(正確には1時間45分)

 むちゃだ・・・。

 しかも、その連絡がきたのは、前日の、14時。

 むちゃだってば・・・・・・。

 体操着の上に、直接浴衣を着る(そして、ビーチサンダルを履く)ということなので、
イ)紐2本(男の子は1本でいいけど、紛らわしいので一律2本)、あと、浴衣と帯を持ってきてくれればいい
ロ)ビニールの荷造り紐はやめてくれ(痛いから)
ハ)・・・あとは、できるところまでで、なんとかする
ということになりました。

 その夜、家人で実験し、
 「その紐の結び方は、わかんないかも」
 「紐を「からげる」?・・・意味わかんないかも。巻き付けて、とか」
 「(半幅帯の結び方は)横で並んでみてるとわかるけど、むずかしいかも」
 「2時間? 帯まで? ムリ・・・。でもがんばって」
と、アドバイスと励ましをもらって、

 さて、当日。

なんか、すごいよー。

 玄関の貼り紙にびびった後、

 いきなり持ち込まれたのは、訪問着、袋帯が詰まった、風呂敷。
 へ???

 進行役の女の子のみ、特別仕様とのこと。
 あーよかった。
 (というより、発表会当日の着付けにもかり出されること決定、ってことかー)。

 ちょうどお昼後の休憩時間に到着したため、
 「これから、きもの、着せまーす!」と宣言し、
 教室の前のオープンスペースで訪問着を着せ始めたら、
 まー、女の子の食いつきがいいこと。
 あっという間に輪ができて、
 「きれいー」「すごいー」「かわいー」「はやいー」と大騒ぎ。
 着せられているほうは、体操着の上からなので、とっても暑そうでした・・・。

 「今日は、限られた時間ですが、できるだけ、全員帯まで結べるようにがんばって教えますので、みなさんもがんばって覚えてください」 と手短にあいさつし(とってもはずかしいもんで)、
 まずは浴衣の着方から。

イ)きものは、ゆがんで着ると、絶対に崩れる。羽織ったら、身体の正面で衿先を合わせ、まっすぐに着ているか、確認すること。
ロ)衿の左右のどっちが前か迷ったら、ぴらぴらした裾は右手で押さえる、と覚えること。
ハ)腰紐がゆるむと、きものは落ちる。腰紐だけはしっかり締めること。

 腰紐は「片花結び(引き解け結び)」がしっかり締まって、なおかつほどきやすくていいのですが、
 前日の実験で、「難しい」と言われたため、
 緊急手段として、「藤結び」のさらに、簡単バージョンで。つまり、「2回からげて(巻き付けて)から、左右の手を変えて、 紐の端を挟み込む」方式に。
 「できる子は、この結び方で!」と片花結びを実演したら、「できる!」と手を挙げた子が数人いましたねえ。えらいえらい。

 それにしても、
 対丈あり、お端折りあり、膝丈のつんつるてんあり。
 「おとーさんの浴衣」が大きすぎて、お端折りをしないと着られない男の子あり。
 「身八つ口」の有無は、男女を問わず、ぐちゃぐちゃ。
 広衿のウールのきものあり。
 付け紐あり。
 作務衣あり・・・。

 各自で着てもらいつつ、
 「こういうきものの子は、集まってー!」
と絶叫して、それぞれに説明。所要時間40分。
 先生と同行者(今回の依頼人)の手助けもあり、とりあえず、なんとか全員着られたらしいので、
 次は、帯。

 兵児帯をひらひら掲げて、
 「この帯の子は、これ!」
と、単なる蝶結び(これがいちばん、早い)を説明。

 兵児帯の子(40人くらい)を解放して、
 「これはこれはー?」
と、騒ぐ付け帯の子(10人くらい)に説明した後、
 女の子6人に半幅帯を教えようとしたら、
 「これはこれはーー?」
と男の子5人に、角帯をもってこられてしまいました。
 仕方ない、みんなまとめて文庫だ文庫。

 悪戦苦闘40分。
 文庫組はどうにかやり方を覚えた模様。
 ほっておかれた兵児帯の子どもたちは、
 「きものは、暴れると崩れるよー」の注意などとうに忘れ、
 てんでに遊んでます。

 やれやれと思っていたら、
 泣きそうな女の子がひとり。
 もってきた帯は、「倍の幅のある兵児帯」でした。
 「これは?」と訊かれたとき、
 「幅を半分に折って、そのままみんなと同じに蝶結びね」と口早にいったのですが、
 長さも幅もボリュームがありすぎて、どうしていいかわかんなくなっちゃった、みたい。

 「ちょうちょ結び、できる?」
 「・・・びみょー」

 蝶結びを教えて、
 長さの余った分は、もう一度結び目に通すとかわいいでしょ、と結ぶと、
 嬉しそうに、それこそちょうちょのようにひらひらと、
 友だちのところに飛んでいきました。よかったよかった。

 やれやれ、あとは、注意事項を念押しして、えーと、と思っていたら、
 「畳み方も、教えてください」と先生。
 「浴衣、このまま学校に置いておくんです。ぐちゃぐちゃになっちゃうので」。
 「・・・そしたら、何人かに分けてもらえますか? 前で実演してもわかんないと思いますので」。

 きものの畳み方に食いついたのは、男の子のグループ。
 「おおっ」「すげー」「平ぺったくなるー」。
 ・・・プラモデル感覚なんだろーか。

 なにはともあれ、
 どうにか規定時間内で終わりました・・・。

 説明できなかったことは山のようにあり、
 隅でひっそり、一生懸命練習していたがんばり屋さんたちに声がかけられず、
 そもそも、ちゃんと着られていたかのチェックもできず、
 だいじょーぶなんだろーか、という不安は拭えませんが。

 まあ、見る限りはみんな楽しそうだったので、よしとしましょう。
 (当日、見るのがちょっとこわい・・・)。

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