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2009年6月16日 (火)

ついつい・・・茶道文化検定公式テキスト

 新聞広告で見かけて「おっ!」と思っていた、この本。


 「茶道文化検定公式テキスト 1級・2級用

 近所の本屋にはなかったのですが、
 研究会(茶道裏千家淡交会では、定期的に大きい会場に集まり、舞台上でのお点前を客席で拝見して、勉強する、というのがあるのです)に行ったら、どっさり売ってました。

 ながめてみると・・・。

 「これ、去年の6月に出して、回収してた本と、内容が同じじゃないですか?」
 「いえ、そんなことはありません。あの本は間違いがいっぱいあったので」
 「じゃ、全然違う内容なんですね?」
 「そうです」

 一応、全部読んでるからねえ。
 同じに見えるけど、ほんとーだろーか。

 ・・・というわけで、比較してみました。
 (この忙しいときに、なにやってるんだろ・・・)。

 付箋だらけ

それなりに大きいかも、の変更

 ・旧版にあった重要語句の「太字」「傍線」がなくなった。
 ・旧版巻末の「予想問題」もなくなった(新版には「別刷」ではさみこまれてるが、問題が全然違う)。
 ・旧版冒頭のグラビアがなくなり、その分、総頁数が8頁減った。
 ・コラム「おぼえておきたい名数」が追加。(三光とか三筆とか)。
 ・「茶の歴史」の章に「闘茶と茶寄り合い」についての項目、「岡倉天心と『茶の本』」の項目、「千少庵」の記述が追加。
 ・「茶事・茶会」の章、「利休百首歌」の項目中、「ならひつつ見てこそ習へ・・・」と「一点前点るうちには・・・」の引用と説明が削除。
 ・「茶室・露地」の章に「天井」の項目及び「墨跡(蹟)窓」についての記載が追加。

趣味の問題だと思うけどなー、の表記変更

 ・「中立(なかだち)」→「中立ち(なかだち)」
 ・「せんべい」→「煎餅」
 ・「食箸」のふりがなが「じきばし」→「しょくばし」
 ・陶磁器の「焼き物」→「焼物」(懐石の「焼物」の表記は変更なし)
 ・「落天井」の「落」のふりがなが「おとし」→「おち」
 ・「山上宗二」のふりがなが「やまのうえのそうじ」→「やまのうえ(の)そうじ」
 ・「留石」→「留(止)石」
 ・「且座」のふりがなが「しゃざ」→「しゃざ(さ)」
 (これ、表千家を意識して変えたなら、「しゃ(さ)ざ」か「しゃざ(さざ)」が正しいふりがなだと思うんですけどね。)       

思わずにやり、の細かい変更

 ・「菓子」の章の写真、「水無月」の器が焼物からガラスに。
 ・「茶事・茶会」の章、「大寄せ茶会の客の作法と心得」の項目中、「色無地一つ紋」→「色無地」、「落ち着いたスーツなど」→ 「落ち着いたスーツかジャケットなど」、「あまりカジュアルすぎないよう」の文言が追加、「洋服の場合は白いソックスを履く」→ 「洋服の場合は白いソックスに履きかえる」。

 ・・・このほかにも、まだまだあるのですが、あまりに細かいので、別途コメント欄に掲載します。
 そもそも、今は売ってない本の比較しても、意味ないしねー。

 ついつい、こんな作業に熱中しちゃうのは、
 この本の改訂作業を手伝ったりしてたから、かも。


 「絵本・子どもの本総解説

 旧版と新版を見比べるのがくせになっちゃったみたい。
 いかんいかん。

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コメント

補足・気付いた範囲で、その他の変更

 ・「はじめに」と各章扉の文章は全く同じ。ただし、各章扉にあった執筆者の記載がなくなっている。巻末の表記によると、執筆者には変更なし。

 「茶の歴史」の章
 ・小堀遠州の説明中、「茶の湯は古田織部に学び、」の表記が削除。
 ・「この茶碗が美濃で焼かれた「織部焼」「織部沓形茶碗」に近いものと考えられている」の表記が削除。
 ・「利休七哲」の書きぶりが違う。
 ・「京都上京の豪商大文字屋宗観」→「京都上京の豪商大文字屋」。
 ・『今井宗久茶湯書抜』→『今井宗久茶湯日記書抜』。
 ・「焼き上がりが悪く褐色になったような不出来の茶碗」→「褐色に発色した茶碗」。
 ・「「御茶湯所之御違棚」と「台子」が、」→「「御茶湯所之御違棚」が、」。
 ・「初期茶道の茶人」→「茶道創世期の茶人」。

 「茶事・茶会」の章
 ・「十一月頃になると炉を開く。そして翌年の五月頃にはまた炉をふさいで、風炉を据える」→「十一月頃になると炉を開く。これを「炉開き」とか「開炉」といって、祝いの茶会をすることもある」。
 ・「蹲踞(手水鉢)に進み、柄杓で灯籠や周囲に水をかける」→「蹲踞に進み、手水鉢の水を柄杓で灯籠や周囲にかける」。
 ・「七則」の項、「花は野にあるように」「夏は涼しく冬暖かに」の順序が入れ替わっている。
 ・名残りの記載中「十月中旬から十一月初旬の風炉の時季に、茶壺の残りの茶を惜しんで催す」→「十月中旬から十一月初旬に茶壺の残りの茶を惜しんで催す」。
 ・「茶事・茶会に必要な道具」の項、旧版の点前座の写真(釜、風炉先、棚などが掲載)が削除。

 「懐石」の章
 ・「焼物と貝の入った二つの器」→「焼物の器と貝殻がついたままの器」。
 ・「寄付や待合の間には」→「寄付や待合には」
 ・狂言「鱸包丁(すずきぼうちょう)」についての記載が削除。
 ・「尺素往来せきそおうらい」についての記載が削除。

 その他、「の」が「という」になったり、改行が入ったり抜けたり、接続詞がついたり消えたり・・・。

 「間違いがいっぱいあって」というほどのものではないと、思うんですが、まあ、それも趣味の問題でしょうねえ。

投稿: まりも | 2009年6月16日 (火) 22時24分

私も子どもの本、好きです! 

投稿: なこ | 2009年6月18日 (木) 22時47分

まりも様

こんにちは、というか“お疲れ様”ってごあいさつですかね~(^_^;)。 (ご多忙の中で)よく隅々まで分析されてます‥。

私なら1/3も見たらあきちゃうなぁ。初心者の私が見ても毛頭わからないのですが、それをおいといても、血液型の違いかなー(AB型の私にはムリw(゚o゚)w)。自分にもこれだけのパワーがあったら、とひたすら羨ましがるしかないワタシでした!

投稿: two-tea | 2009年6月21日 (日) 18時27分

 なこさん、お久しぶりです~!
 「子どもの本好き」というより、目にはいるものはなんでも読んじゃうので、「おもしろい本」と「つまらない本」の区別しかないのです。
 子どもの本は「生きてるっていいよなあ」と思えるおもしろい本が多かったので、よく読んでました。

投稿: まりも | 2009年6月21日 (日) 20時23分

 本のチェック自体は、空いた時間にちょこちょこっと、計1時間くらいで終わりました~。慣れてるし、別にたいへんな作業でもないのです。

投稿: まりも | 2009年6月21日 (日) 20時34分

お久しぶりにお邪魔します。
本当に几帳面なまりも様です。

いろいろ感心させていただきましたが、
「しゃざ(さ)」だと、「しゃさ」とも言う、ということになりますよね?
それは無いですものねー!
私(表)は、「さざ」という言い方ばかりです^^

この稽古を、セリフ以外は無言でするのが夢です。
全員がかなり熟練しないとねー^^;

投稿: 野花 | 2009年6月22日 (月) 09時23分

野花様
 ほんとうにお久しぶりです~。またおいでいただけて嬉しいです!
 表千家の友だちと「七事式って、表千家と裏千家が一緒に作ったのよねー。だったら、一緒にできるよねー」と言い、やってみようとしたのですが、・・・席入りから全然違うことが判明して、あきらめました・・・。そのとき、彼女は「且座」を「さざ」、わたしは「しゃざ」と読み、同じ字なのにねえ、とこれも驚きでした。

投稿: まりも | 2009年6月22日 (月) 23時10分

花月や且座くらい、一緒に楽しめたらいいですのにね!

かろうじて、茶事は、違いはわずかで、有り難いです。
いつかご一緒できますように!

投稿: 野花 | 2009年6月23日 (火) 01時21分

 ほんとに、茶事はほとんど同じですものね。
 ご一緒できますこと、楽しみにしております~!

投稿: まりも | 2009年6月23日 (火) 06時52分

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