« きもの文化検定2009・予想問題その17 | トップページ | きもの文化検定2009・予想問題その19 »

2009年9月15日 (火)

きもの文化検定2009・予想問題その18

◆問◆
 次の文は、橋本治著「桃尻語訳 枕草子(上)」(河出文庫)の一節である。空欄を適当な名称で埋めよ。

 「1」っていうのが貴族の普段着ね。衣冠束帯がタキシードのフォーマル・ウェアだとするとさ、「1」っていうのは「お父さんの背広」ね。みんな当たり前に着てるの。(p36)
 前に「1」っていう普段着の話したけど、今度は正装の話するわね。男の人は大体四つ着るの。一番下はね、”単衣”って、これは下着ね。その上に着るのが下襲で、これはシャツね。袿と下襲とどう違うのかっていうと、下襲ってのは正装の時に着るもんなのね。最大の特徴は「2」が長ーく伸びてるの。まァ、出だし袿のシャツ・アウトはこれのカジュアル版かな。下襲の「2」っていうのは男の人のプライドというかおしゃれの根本みたいなもんなのよね。(中略)そんで、単衣、下襲と着て、その上に「3」っていう袖のない”ベスト”を着て、そんで一番上に”「4」”を着て、これで出来上がり。臂(ひ)っていうのは腕のことよね。それが半分だからベストは「3」、一番上だから「4」(うえのきぬ)。中に着るから袿(うちぎ)とかさ、あたし達の言葉って結構分かりやすいでしょ? 下襲は勿論「下に重ねる」だけどさ。分かりにくいんだとしたらさ、「4」と単衣は1枚ずつだけど、その間に色んなものを何枚も重ねてさ、それを全部まとめて”袿”って言っちゃったり”なんとか襲”って言っちゃうとかね、そういうことがあるからでしょ。そんだけよ。(p87~p88)

*-----*-----*-----*-----*-----*-----*-----*

 「2級・1級対応きもの文化検定問題集」に枕草子に関する問題があり、それがいろんな意味で腑に落ちなかったので、枕草子を読み直してみたのです。
 橋本治の「桃尻語訳・枕草子」は、むかーーーし、初版のときに読んだきりだったのですが、いやー、こんなにおもしろかったとは。
 「春って、曙よ!」という、衝撃的な訳だけではなく、風俗に関する説明の、詳しいことおもしろいこと。
 これだけで、1級の勉強をした甲斐がありました。
 なお、公式教本2は、「単(単衣)」の下に「肌着(小袖)」を着用したという記述です。

*-----*-----*-----*-----*-----*-----*-----*

◆答◆
1・直衣(のうし)
2・裾(きょ・しり)
3・半臂(はんぴ)
4・袍(ほう・うえのきぬ)

|

« きもの文化検定2009・予想問題その17 | トップページ | きもの文化検定2009・予想問題その19 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/170159/46221856

この記事へのトラックバック一覧です: きもの文化検定2009・予想問題その18:

« きもの文化検定2009・予想問題その17 | トップページ | きもの文化検定2009・予想問題その19 »