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2009年9月18日 (金)

きもの文化検定2009・予想問題その20

◆問◆
 次の文は、長崎巌著「美術館へ行こう 染と織を訪ねる」(新潮社)掲載の染織史年表(抜粋)である。空欄を適当な名称または人名で埋めよ。

16世紀末~17世紀初め
 「1」染が行われ、「染分練緯地桐矢襖模様胴服」が1590年秀吉から下賜される

17世紀前半
 「2」小袖が成立 「染分綸子地四季草花模様小袖」はその例

17世紀半ば
 「3」小袖が成立 「黒麻地菊模様帷子」はその例

17世紀末
 「4」染が完成 「白縮緬地鷹衝立模様小袖」はその例

17世紀末頃
 「5」小袖が成立

1704~11頃
 「6」が「白綾地秋草模様小袖」を制作

18世紀後半~19世紀頃
 「7」模様・「8」模様が行われる

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 以下、「なんたら模様」「なんたら小袖」をまとめてみます。

室町時代~安土・桃山時代にかけては「肩裾模様」や「段替わり」「片身替わり」といった、直線的な区画での模様づけ。

慶長(1596~1615)の末年から元和(1615~1624)・寛永(1624~1644)期に成立したとされる「慶長小袖(地無し小袖)」は、全体への模様づけ。

寛文(1661~1673)に成立したとされる「寛文小袖」は余白を作って模様を際立たせる手法。アルファベットの「C」を鏡文字で書いた感じの模様づけ。

元禄(1688~1704)の「元禄小袖」は、その頃に完成したとされる友禅染の技法も入って、上記の「C」が小さくなった感じの模様づけ。友禅染による「総模様」も。

尾形光琳(1658~1716)が活躍したのは、元禄の終わり頃から。尾形光琳が亡くなった享保元年(1716)は、「享保の改革」の年。奢侈禁止令により「贅沢な衣類を禁止」されると、抜け道を考えるわけで、裾模様、江戸褄、裏模様・・・。

*なお、模様の変化は、広がっていく帯幅とも密接な関係があります。

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◆答◆
1・辻が花
2・慶長
3・寛文
4・友禅
5・元禄
6・尾形光琳
7・裾、褄

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