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2009年9月21日 (月)

きもの文化検定2009・予想問題その22(蚕の旅)

◆問◆
 次の文は、黒田杏子著「布の歳時記」(白水社)の一節である。空欄を適当な語句で埋めよ。

 蚕は絹糸をとるため、もっとも貴重な昆虫であり、お蚕さまとかお蚕と呼ばれるように大切に扱われるのである。
 蚕卵紙つまり「1」から孵化したばかりのものは、小さな密生した毛に覆われた黒い小虫で、これを毛蚕とか「2」と呼ぶ。「2」を蚕卵紙から掃き取って蚕座に移すことを「3」という。
 桑の葉をたべて大きくなるのだが、一回脱皮をすると毛もなくなり、色も白くなる。脱皮の前には蚕の眠りといって、一日食物をとることもなく、じっとしているが、ふつう四眠四起して5センチほどに成長し、透明な蒼白色となって繭を作る。
 眠りにはいった蚕を眠蚕、起きることをいおき、眠りにはいろうとする様子をいぶりという。一つ一つの眠りに固有の呼称がある。「4」期が食い盛りで、数人の者がつききりで立ちまわらねばならぬ忙しさが、十日ほど続く。これを「5」とか蚕時といい、五月上旬に当る。
 「3」後二十九日で、まぶし藁などを束ねて作った蚕のすだれに上がらせて、繭を作らせる。これを上簇という。飼屋は蚕屋とも言い、蚕棚とともに不浄を忌み、注蓮を引き、新しい薦を敷く。病気の蚕は「6」またはこぶしと言って捨ててしまう。(p40)
*この内容は「基本季語500選」(講談社)の「蚕」の解説から引用したとの記載があります。

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 長野県上田市で会議があるという家人がいうので、じゃあ、次の日、松本城へ行こう! とついていったのです。
 渋滞もなく、あまりにも早く上田に着きそうだったので、急遽、途中の富岡製糸場へ。

丑首。確かに、牛っぽい。

 ・・・ついうっかり、こんな写真(丑首という名の、昔の糸繰り機)を撮ってしまいましたが、
 製糸場内や煉瓦の写真を撮っておくべきだった!!

 ま、詳細はこちら(富岡製糸場ホームページ)へ。

 ほんものの蚕が、かさかさかさと桑を食べているのも見られ、繭→生糸の流れがつかめて、とーても勉強になりました。

1冊500円

 富岡製糸場の子ども向け「学びパンフレット」ですが、これに載ってる問題がけっこう難しい・・・。

 上田市内に泊まって、翌日。

 近くの「海野宿」がおもしろいよー、という情報を入手し、行ってみました。
 目的は、古い町並。
 しかーし。

あちこちで見かけた造り

 「気抜き」(蚕室造りの象徴)が示すように、
 ・・・ここも、養蚕の村なのでした。

入館料200円

 早速、「海野宿資料館」に入って、
 蚕→繭の流れをじっくり見学。

蚕と繭がいっぱい

 上田といえばもちろん上田紬なので、ガイドブックで見た別所温泉の上田紬屋さん(若竹屋紬店)に立ち寄った後、一路松本へ向かうはずが、途中の国道18号沿いに「織元 小岩井紬工房」の看板を発見。

 「あの、看板をみたんですけど、見学させていただけるんでしょうか?」と訊いたら、それはもう快く、生糸に水をかける機械、染色の材料、整経の様子、機の数々、綜絖の数による織り方の変化、もちろん完成品まで見せてもらえました。

 「また、ぜひ、寄らせてください」とお礼をいい、紹介してもらった近くの地酒屋さん(沓掛酒造)で、しこたまお酒を買って、やっと松本に向かったら・・・。

 連休につき、市内大混雑。

 結局、安曇野、諏訪、長野までも宿がなく、そのまま夜中に帰宅。

 ・・・こうして、ひとめ松本城をみることもなく、蚕の旅が終わりました。

古帛紗・茶杓入れ・名刺入れ・印鑑入れ

 上田紬の数々。

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◆答◆
1・種紙
2・蟻蚕
3・掃立
4・五齢
5・蚕ざかり
6・捨蚕

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朝顔? 昼顔? 夕顔?

 おまけ。
 長野県内でやたら見かけた軒先。

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コメント

いや、違う!
今回は決して「蚕の旅」なんぞではない!

上田での「自然体験活動指導者養成研修」実施のための打合せと、「岳(=山岳救助マンガ)」の現地視察の意味での松本城見学の旅であったはず。

かいこの飼い方やつむぎの作り方なんぞ、知りたかったわけではない!!!

5齢期のかいこまで育て上げると「かわいい」という気持ちがわかるかも知れないなんて共感は絶対に感じなかったからな!

(結局、なんかいい様に振り回されただけとしか思えない2日間だった・・・)

投稿: 家人 | 2009年9月21日 (月) 16時07分

 ・・・以上、連休にもかかわらず、宿を手配せずに行き当たりばったりで出かけてしまったことに起因する家人の八つ当たりでした。失礼しました~。

投稿: まりも | 2009年9月21日 (月) 16時08分

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