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2010年6月29日 (火)

帛紗を洗ってみる

  一見、なにごともない帛紗です。
 これで異状に気付く人がいたら、すごい。

 ヒント・折り目

 どうしてか、二つめの折り目が、逆。
 (懐中する帛紗は、1)わを右にして向こうに二つ折り、2)左に90度回して横長にしてからまた向こうに折り、3)また左に90度回して向こうに折って、たたみます)

 正解・横の折り目が逆

 これが正解。

 数寄屋袋に入れるとき、若干の違和感があったのに、そのまま。
 点前中に気づき、なにくわぬ顔で続行しましたが、すぐにばれました。

 そこで、

 さっと洗って折り目をとってみようと、思い立ってしまいました。
 よく考えれば、寝押しとかアイロンかけとか、いろいろあった気もするけど、洗ったらどうなるのか、という好奇心が拭えず・・・。

 ちなみに「洗える帛紗」ではありません。
 (そんなに汚れてないので、例の帛紗はまだ洗ってないのです)。

 洗う前に、採寸。

 縦27.5㎝
 横28㎝

 表示どおり、5リットルの水に12mlのエマールを入れ、

 ざぶん

 20秒ほどつけて引き上げたら(汚れてはいないので、ひたすだけ)、

 あちゃー

 水がピンク色に!!

 流水で4回すすぎ、

 かすかに赤い
 
 急遽、白からピンク色のタオルに替えておおまかな水気をとり(早速タオルに色移り)、
 当て布をして、そろりそろりとアイロン。

 1回目・アイロンでほぼ乾燥したところ

 ごわごわしてますが、そんなに悪くない感じ。

 採寸後、縦横比が逆(縦28㎝、横27.5㎝)になっていたため、
 再度、水につけてあちこちひっぱったり伸ばしたりし、採寸。

 縦28㎝
 横27㎝

 むぅ・・・。

 縫い目をつっこんで、縮める

 横方向にぐいぐい(もはや帛紗を扱う手ではなく、本気でぐいぐい)ひっぱり
 縦は縫い目を中に折り込むよう調整して、当初サイズに。
 やれやれと安心しました、がしかし。

 2回目・自然乾燥中

 ひっぱりながらの自然乾燥後、縦横ともに27㎝になってしまいました。

 ぐぅ・・・。

 気のせいか、いまひとつ、さばきづらい。

 利休道歌に
 「帛紗をば堅は九寸よこ巾は八寸八分曲尺(かねじゃく)にせよ」とあるように、
 帛紗が正方形ではないのは、よーくわかってますが。

 縦 九寸(9×3.03=27.27)
 横 八寸八分(8.8×3.03=26.664)

 あれ???

 長さどころか、縦横比まで違う・・・。

 そもそも、三方が縫い目、一方がわ(わさ)の、どこを基準にして「縦・横」といってるんだろ?
 (わたしは、わを右にして縦・横、と測ってました)。

 またへんな疑問が出てきちゃった。

 で、とりあえず「洗えない帛紗」を洗ってみた結論。

・ やっぱり少し縮む。
・ 帛紗ごとに色が違うので、それほど気にはならないが、明らかに色落ちする。
・ ごわごわする。

 絹の長襦袢は成功したんだけどねえ・・・。

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2010年6月24日 (木)

続・貴人

  この前のお稽古は、ものすごく久しぶりに「貴人点」。
 「貴人」とはなにか、については前にちょっと書いたのですが、
 「貴人点」の道具は「すべて、新しいものを用いること」とされてます。
 使った道具は失礼にあたるから新品を使うのね、と解釈してました。

 で、たまたま『真砂屋お峰』について書いて、ふと思ったこと。

 貴人って、ひょっとして、新しいものの方がめずらしかったのかも。
 ずーーーっと、由緒あるものに囲まれ、「古さ」において勝るものはないから、「新しさ」がむしろ喜ばれたのかも。

 ほー。

 40過ぎると、京都あたりの「歴史がどうとかめんどくさい」ときがあるからねー。

 * 「40過ぎると・・・」
 借りてきたオードリー DVD「若林ピン」の「高円寺は30過ぎると個性がどうとかめんどくさい」から拝借。あまりのおもしろさに何回も観て、ほぼ諳んじてます。


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2010年6月22日 (火)

梅・ふとん針

  梅酒を仕込む季節です。

 蔵元(母)を手伝って、
 梅のへたをひとつひとつとらねばならないのですが、
 今年は、どーしてか、楊枝がぱきぱき折れます。

 10本アニメではありません。

 そこで、

 ふとん針vs梅のへた

 半衿付け以来、あんまりいい思い出もないふとん針を使ってみました。

 なんだかちょっこし痛そうな図

 頭(針穴のほう)でとると、長さといい、太さといい、ちょうどいい塩梅。

 楊枝vs毛糸針vsふとん針

 母は、まん中「毛糸針」の先を選択。
 
 40リットル+α

 ひと瓶、8L。(左手前は「オリジナル梅味噌ドレッシングの素」になるらしい)。
 開花時に雪が降った割には、今年もすごい量になってます。

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2010年6月21日 (月)

きものの杜・その24(衣装くらべ)

◆問◆
 次の文は、喜多村信節(のぶよ)が、江戸時代の風俗・習慣などに関する事柄を分類し、考証を加えた書籍の一部である。

 江戸の石川六兵衛といふもの、京都の難波屋十右衛門といひしものとひとしき奢りものにて、京に登りける時、難波屋が女房聞とひとしく、緋綸子洛中の図を縫はせける。石川が女房出立て東山筋徘徊せし日、黒羽二重に立木の「イ」の小袖をぞ着ける。見合する迄もなく京の方こそ結構なれ。何の衣装くらべぞと例の京童云そしる。能々(よくよく)みれば「イ」の実は珊瑚珠を砕きひしとぬひ付させける底至りに、難波や負しと延宝の末の世語りなりし。天和の初頃、この石川追放せられけるとぞ。

1・この本の書名を答えよ。
2・「イ」に入る木の名前を答えよ。

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 出典は、有吉佐和子『真砂屋お峰』のもとになった衣装くらべの話です。

 「関白秀吉献上の金襴の胴着」と「長州毛利家献上の銀欄」を「金糸銀糸を以て縫い合わせた」裲襠を身につけた、京・三条西家の姫君に対し、
 「もともとが京都の誰が出てきたって頭を下げる筋合のない江戸は材木屋の女房」である真砂屋お峰が啖呵を切るくだり、

 「献上などという言葉は無学の江戸者は使いませぬが、姫君様のお召物は、さようでございますねえ、手前どもの江戸にては、お貰いものとかお下りとか、または継ぎはぎの古着と申します。幸か不幸か私は、まだそのようなものは生まれてから一度も手を通したことがござりませぬ」

 実に痛快。

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◆答◆
1・嬉遊笑覧(岩波文庫で全5巻。この話は1巻の316頁に掲載)
2・南天

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2010年6月19日 (土)

七事式の本

「七事式」については、いろいろな本に載ってますが、



 「茶の湯の修練 七事式(裏千家茶道)」が、すばらしくわかりやすい。
 淡交社じゃなくて世界文化社、しかもシリーズの前半が「表千家」、後半が「裏千家」という不思議な構成なので、どうもあんまり目立たないようですが。



 「裏千家茶道教科」は写真が多数掲載されてますが、個人的には、今ひとつ。(ノンブル(頁)と写真番号が重なって、目的の箇所が探しづらいつくりが、どうにも苦手)。



 「花月風雅集」は写真ゼロ。「五人で行い、四人の客が席入りし、八畳に着座すると主は迎付けに出る」という、人を選んだ書きぶりです。ただし、「茶通箱付花月」「二人貴人且座」「五事式」が載っているのは、今のところこれだけ。



 淡交社から昨年7月に刊行された「七事式の手引き―諸道具の準備と扱い」は、使用する道具と準備を中心に、広く浅く記載。これも写真はいっぱい。

 「茶の湯の修練」は、なんといっても、足運びの説明が明確。もちろん、写真と図解がたっぷり。「2枚の替札請求」もわかりやすいし、壺荘の紐結び、軸の巻き上げ方まで書いてあります。
 「結び帛紗」には、結び方はもちろん、「初花が男性のときの帛紗の扱い」まで載っている(!)。

 本はその人の好みで買うものだし、「これが絶対に正しい!」というもんでもないですが、なんせ、わかりやすさでは群を抜いている、のに、知名度がいまひとつ、の気がして、つい書いてしまいました。





 今日現在で、3冊刊行されてます。
 この後、且座之式、員茶之式、花寄之式、法磨之式などなど、あと4冊出るようです。

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2010年6月17日 (木)

「裏千家茶道点前教則」

  一ヶ月半ぶりにお茶に行き、ようやく「淡交」6月号を入手したところ、先日ちょっとふれた「裏千家茶道点前教則」各巻の内容が載ってました。

 待望の点前教則本、今秋よりいよいよ刊行!
■平成22年9月刊
1・入門(割稽古・客の心得)
■平成22年11月刊
2・薄茶点前
3・濃茶点前
■平成23年1月刊
4・炭手前
5・棚点前 風炉
■平成23年3月刊
6・棚点前 炉
7・中置点前
■以降、順次刊行予定
8・立礼の点前
9・特殊点前 1
10・特殊点前 2
11・特殊点前 3
12・特殊点前 4
13・特殊点前 5
14・季節の点前
15・小習事 1
16・小習事 2
17・小習事 3
18・小習事 4
19・小習事 5
20・茶箱点前 1
21・茶箱点前 2
22・長板点前 風炉
23・長板点前 炉
24・台子点前 風炉
25・台子点前 炉

 あれ?
 茶事は?
 七事式は??
 「点前教則」だから載せないんだろーか。

 2年間の連載として発売された「棚の扱いと鑑賞(平成21年淡交テキスト)」が、「訂正しないままの写真・解説が混在しており、解説に誤解を生じる個所もあるため再掲載する」旨の、ありゃまびっくりな記事(9月号)の後、「都合により1年間とさせていただきます」となってしまった例もあるし、

 一番最初の「茶道文化検定公式テキスト」は「間違いがいっぱいあったため」という理由で回収されてるし、

 「内容などが変更になる場合もございますので、ご了承ください」と、ちっちゃく書いてあるし、

 どっちにしろ、買うかどうかは出揃ったのをみてから、にします。

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2010年6月13日 (日)

きものの杜・その23(和裁)

◆問◆
 1枚のきものを作るのに必要な布の数、形、大きさを決め、用布の総尺によって裁ちかた、裁ち合わせを計画することを、なんというか。

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 どうも書架に和裁の本がないなあと思って調べたら(今はどこの図書館にも蔵書検索があって、たいへん便利)、かなりの本が閉架行きになってました。
 閉架。あんまり借りられないので、奥にしまわれている、ということです。
 きもの着る人はいっぱいいても、そして人の着姿をあーだこーだ言う人はいっぱいいても、自分で縫う人は、あんまり、いない。

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◆答◆
 積もりかた(積もる)

出典
 「初めての和裁」p131 大塚末子監修 成美堂出版

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2010年6月11日 (金)

きものの杜・その22(針)

◆問◆
 次の針を、それぞれ「○ノ○」(○は数字)で表記せよ。

1・長さ33.3ミリの木綿針
2・長さ45.5ミリの木綿針
3・長さ36.4ミリの絹針
4・長さ39.4ミリの絹針

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 着付教室の第1回目の授業が「半衿付け」でした。
 衿芯が固い、ということだけは聞いていたので、「丈夫な針がいいんだろう」と持って行ったのが「ふとん針」。
 あまりにも、あまりにも針が進まず、「こんな不器用な人はみたことがない」とあきれられ、「貸してみて」といわれて渡したら、「あら。確かにできない。(しばらくの間)。これ、きっと針が合わないのよ」。
 今にして思えば、固い生地にあんな太い針、刺さるわけがない。

 それから20年。
 相変わらず、半衿付けは嫌いですが、針だけは進化しました。

 つむぎくけ・太さ0.56ミリ ・長さ33.3ミリ

 物産展で見かけた「みすや針(みすや忠兵衛)」で、
 「三河木綿の芯に半衿をつけたいんですけど、どんなのがいいですか?」と訊き、「これがいいです」と紹介してもらったものです。

 今回、たまたま「みすや針」を見てみたら、「京都本みすや針本舗(みすや忠兵衛)」と「三條本家みすや針(福井みすや針)」がありました。
 で、だからどーしたということもないのですが。

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◆答◆
1・三ノ一
2・三ノ五
3・四ノ二
4・四ノ三

【補足】
 はじめの「三」は木綿用の太さ、「四」は絹用の太さを表す。
 あとの数字の一は曲尺の一寸を基準として、それより一分(約0.3センチ)だけ長いことを示す。二は二分(約0.6センチ)長い。

参考
 「初めての和裁」 大塚末子監修 成美堂出版

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2010年6月 9日 (水)

きものの杜・その21(武装)

◆問◆
 次の武装について、それぞれ名称を書け。

1・武将が陣中でくつろぐ姿。
2・軽快な武装として一般武士が着用した。
3・2をさらに簡素化した武装。
4・武士が山野に狩りするときや流鏑馬などを行うときの姿。

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 下調べしたものは、メールソフト「Becky!」のメモ欄に書いておくのですが、
 ついうっかり、全部消してしまいました・・・。
 「Becky!」のメモ欄は、消してしまうと、「元に戻す」機能がないのです。

 きもの関係で飛んだのは「頭巾」と「長斑・暈繝」。

 ええ、もうしばらく、調べ直す気になれません。

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◆答◆
1・小具足(こぐそく)
2・胴丸(どうまる)
3・腹巻(はらまき)
4・狩装束(かりしょうぞく)

出典
 「カラー版新国語便覧」第一学習社
* 以前、一度引用してます
 高校の副読本なので、書店で取り寄せてもらいました。
 (amazonでは「出品者」からしか買えないのです)。

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2010年6月 7日 (月)

きものの杜・その20(技法)

◆問◆
 「生地の表面に別の裂を縫い付けること。アップリケ」を、染織用語でなんというか。

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 まだ処方された薬を飲んでますが(ツムラ29番「麦門冬湯」。これが劇的に効いた)、ほとんど咳が出なくなりました。
 そろそろ行動制限を解除しようかなあと思うのですが、
 引きこもって本を読んでいるのが大好きなので、
 なんだか、休みが終わっちゃうような、へんな心持ち。
 そうはいっても、吐きそうな咳で夜も眠れないあの状態は、もうまっぴら、です。

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◆答◆
 切付(きりつけ)

出典
 サントリー美術館「小袖」(2008/7/26~9/21) 展示替リスト中、染織用語解説

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2010年6月 5日 (土)

「裏千家茶道教科」

  ここのところずっと「きものの本」ばかり読んでいるようですが、
 「お茶の本」も、ちょっとは、読んでます。ちょっとね。

 「裏千家茶道教科」。とにかく、読みづらい本。
 この、「裏千家茶道教科」が「淡交」5月号の広告によると新しくなるようです。

 「裏千家茶道点前教則」 千宗室著 全25巻
  B5判ソフトカバー ジャケット巻
  各巻128~144頁(オールカラー) 
  各巻定価2,100円(本体2,000円)
  平成22年秋より刊行開始

 ・・・また、本が増えるのか・・・。

 「点前シリーズ」は、ぱっと思いつくだけでも、

 イ・裏千家茶道教科(淡交社)・全17冊
 ロ・淡交テキスト新版点前編(淡交社)・全36冊
 ハ・お茶のおけいこ・14冊/茶の湯の修練 七事式・7冊(現在3冊刊行)(世界文化社)
 ニ・月刊「淡交」に連載中の「点前の解説」「七事式の解説」(淡交社)

があり、その他にいろんな人が点前についての本を出してます。

 叔母のおさがり・古いけど読みやすい
 これは、淡交社の前身「淡交新社」が出した点前シリーズ。

 淡交「新」社(!)
 びっくり、昭和42年でした。

 それぞれの本の内容は、あちこちかぶりつつも微妙に違い、
 だからといってみんな持っていても場所をとります。
 「淡交」がある程度揃ったこともあり、まだらに持っていた「イ・裏千家茶道教科」を社中でご希望の方に差し上げることになりました。

 中には、いたるところに書き込みが。

 ・ 水指の蓋をあける必要がないので柄杓は引かない。(「葉蓋」)
 ・ 左手のみ絞り、右手はそのまま。雑巾を連想させない。(「洗い茶巾」)
 ・ 踏込畳の切り替えは必ず「左・右・左」(「七事式」)

 研究会での注意や図解などもあり、この書き込みを他の本の同じ項目に書き写す作業をちまちまやってました。

 ときどき、「ほおづきの茶碗ならほおづきの半分くらい(「洗い茶巾」)」という、意味不明のもあったりして。
 なんだか見てるとなつかしー。

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2010年6月 3日 (木)

きものの杜・その19(襲の色目)

◆問◆
 次の文は、吉岡幸雄著「日本の色を染める」(岩波新書)の一節である。
 「1」~「4」に入る語句を書け。

 襲の色目の色調の構成法(色の重ね方)は、つぎのようにまとめられる。
 匂い:本来、色が映え、美しく好ましくすぐれていることを意味し、華やかさ、香り、光までを含んで気高いことを表現している。襲における「匂い」にはふたとおりあり、濃い色を淡い色を対比させて見せる場合と、同色の濃淡を重ねて暈繝のようにあらわす場合がある。
 「1」:匂いに近い言葉で、上から順に薄い色から濃い色へ重ねていくことをいう。また、透けるような白を上に重ねて、下の濃い色を淡く見せることにも用いる。これは、「1」の本来の意味が、雁皮紙のように薄く漉いた和紙をいうところにある。あるいは、絽、紗、羅のような薄い織物を薄物と呼ぶからとも考えられる。
 「2」:同系色を重ね、上は薄く、下に近づくほど濃くするもの。これは甲冑を綴りあわせる威(おどし)の彩りにもおこなわれた。
 「3」:斑濃、叢濃とも書き、同色にところどころ濃い色や薄い色を混ぜるもの。
 「4」:「於女里」と書き、ふきの古称である。衣を袷仕立てにしたときに、袖口や裾の裏地を表に折り返して縁のように見せるもの。(p83~p84)

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 京都のおみやげにもらって、「すっごーーーい」と大喜びしたもの。

 「よしおか」のバッグ・染料は不明・奥のバッグがひとまわり大きい
 植物染でつとに有名な著者、吉岡幸雄氏のお店「染司よしおか」のバッグ。
 「天然の素材を使っておりますので、ご利用に際しては十分なご配慮をお願いいたします」と栞に書いてあるのですが、軽くて大きさがちょうどいいので、ついついこればっかり使ってしまうのです。

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◆答◆

1・薄様(うすよう)
2・裾濃(すそご)
3・村濃(むらご)
4・おめり

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2010年6月 1日 (火)

きものの杜・その18(桃山時代の服飾)・ついでに相撲を少し

◆問◆
 以下の文は、桃山時代の服飾について記したものである。「1」、「2」はそれぞれ何か。

 外国服装の影響を受けたものとして「1」、「2」などがある。「1」はスペインでcalsaoと呼ぶ一種のズボンから起こったといわれ、桃山時代からその名が見える。膝以下の部分が細くなり膝下と足首のところを紐で結ぶもので、同様の形で膝下の部分をこはぜ掛けをしてとめるものに裁付袴(略してたっつけ)と呼ばれるものがある。
 桃山時代にポルトガルの宣教師が着けていた黒ビロードの丈長の外衣をカパ(capa)と呼んだが、これを模したものが「2」であるといわれる。油紙でつくり雨天に用いたのが始まりであるが、やがて木綿やラシャでつくり旅行の折に着られるものとなって、引廻しとも呼ばれた。

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 「2」は文中に答が書いてあるようなもんですが、「1」は今回初めてみた気がします。「たっつけ」はわかるけど。

 相撲を観に行ったとき、「呼出し」(「ひがぁーしー、にぃーしー」と呼び出す人)が穿いていた袴が気になり、後に調べて判明したのが「裁付袴(たっつけばかま)」でした。
 取組の間がけっこう長いので、土俵を掃いている呼出しがえらく目立つのです。
 オペラグラスをのぞいては
 「だんだん行司の衣装が豪華になってくよー」
 「おっ、あれはみたことある。なんて文様だっけ?」
 「おおっ、ついに足袋から草履になったよ」と、行司の装束で大騒ぎ。
 当時、横綱審議委員だった内舘氏の姿を土俵下に発見して「ご贔屓の力士が登場して満面の笑みの内舘牧子」「ご贔屓の力士が負けておかんむりの内舘牧子」などと実況中継。
 たっぷり飲んで食べて、まーおもしろかったです。
 もはや現役力士はわからず、親方の名前がすらすら出てくるようになってしまってますが、機会があれば、またぜひ観たい・・・。

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◆答◆

1・軽衫(かるさん)
2・合羽(かっぱ)

出典
 服装文化史/谷田閲次・菅原珠子(日本女子大学通信教育部) p74~p75

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