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2010年6月19日 (土)

七事式の本

「七事式」については、いろいろな本に載ってますが、



 「茶の湯の修練 七事式(裏千家茶道)」が、すばらしくわかりやすい。
 淡交社じゃなくて世界文化社、しかもシリーズの前半が「表千家」、後半が「裏千家」という不思議な構成なので、どうもあんまり目立たないようですが。



 「裏千家茶道教科」は写真が多数掲載されてますが、個人的には、今ひとつ。(ノンブル(頁)と写真番号が重なって、目的の箇所が探しづらいつくりが、どうにも苦手)。



 「花月風雅集」は写真ゼロ。「五人で行い、四人の客が席入りし、八畳に着座すると主は迎付けに出る」という、人を選んだ書きぶりです。ただし、「茶通箱付花月」「二人貴人且座」「五事式」が載っているのは、今のところこれだけ。



 淡交社から昨年7月に刊行された「七事式の手引き―諸道具の準備と扱い」は、使用する道具と準備を中心に、広く浅く記載。これも写真はいっぱい。

 「茶の湯の修練」は、なんといっても、足運びの説明が明確。もちろん、写真と図解がたっぷり。「2枚の替札請求」もわかりやすいし、壺荘の紐結び、軸の巻き上げ方まで書いてあります。
 「結び帛紗」には、結び方はもちろん、「初花が男性のときの帛紗の扱い」まで載っている(!)。

 本はその人の好みで買うものだし、「これが絶対に正しい!」というもんでもないですが、なんせ、わかりやすさでは群を抜いている、のに、知名度がいまひとつ、の気がして、つい書いてしまいました。





 今日現在で、3冊刊行されてます。
 この後、且座之式、員茶之式、花寄之式、法磨之式などなど、あと4冊出るようです。

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コメント

数年前、京都に稽古にいくようになるまでは、地元では花月を2~3回しただけで、七事式は教われませんでした。

今は、ほとんどを年に一度は稽古していただく、その仲間にも恵まれ、とても有難いです。

うちでは、今、9月の天然忌に向けて、5人集まれば「且座」を稽古しています。必要な言葉以外は、ひと言も発せず終始することが夢です。

こちら出身の川上不白も参画して制定されたまんまなら、流儀が違っても、ご一緒できたのに、ととても残念です。

投稿: 野花 | 2010年6月19日 (土) 23時54分

私も世界文化社の本で、おちゃのおけいこ35「花月の基本」を持ってます。やっぱり初級者にはカラーの写真がいっぱいあるほうが頭に入りやすいし、飽きないですよね。

私の行っている先生の所では、たまに花月をします。なかなか5人集まることがなくて何ヶ月に1回位しかできないので、うろ覚えです。野花さんのおっしゃるように「必要な言葉以外はひと言も発せず」となれば理想ですが、いつも「あれっ、こっちだったっけ?」とか言いながらやってるので、よく先生に注意されてます(;´Д`A ```

投稿: two-tea | 2010年6月20日 (日) 14時37分

野の花 様

 以前、表千家の友だちと花月について話したとき、あまりにも所作が違うのでお互いびっくりしました。
 9月の天然忌(表千家七代如心斎の遺徳を偲ぶ行事)、無言の且座は、なによりのご法要になりますね。
 また、別のところでもご様子を伺えますこと、楽しみにしております。

投稿: まりも | 2010年6月21日 (月) 21時40分

two-tea 様

 わたしも「花月の基本」持ってます。
 「茶の湯の修練」とかぶるところばっかりなので、しまった!! と後悔。
 シリーズを揃える、ということに拘らない限り、「茶の湯の修練」があれば「花月の基本」はいらない・・・。
 花月は「間をよむ」稽古だと思ってます。うまくいくと、気持ちいいでしょうねえ。

投稿: まりも | 2010年6月21日 (月) 21時41分

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