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2011年6月30日 (木)

埼玉県立文書館/古文書講座・初級編(最終日)

  古文書講座・初級編。
 3日目(最終日)は、・・・資料が5枚もある・・・。

 野口479
 「村明細帳」。
 この「明」の書き方、「明歴々露堂々(禅語)」の軸で見たなあ。

 「右衛門」「左衛門」「兵衛」・・・のオンパレード
 名前がずらり。
 この「門」(行末のあちこちにある「心」や「四」を果てしなく崩したように見えるもの。最初の2行は「定右衛門」「新右衛門」)も、どっかの軸で見たなあ。

 上田・中田・下田・下々田など
 「田や畑はこんな規模」

 最寄市場へは道のり三里・・・
 「男は炭を焼き、女は麻や木綿を織り・・・」

 いろんなものを納めてます
 「江戸まで運ぶのにも、人足賃がかかります」

 ということで、テーマは「村明細帳」を読む。
 自治体の「主要統計」とでもいいましょうか。
 人口、田畑の面積と収穫高、産業、地勢などなど。

 本日の参考図書。
 江戸かな古文書入門(吉田豊 著/柏書房)
 「県史」「市町村史」、国語大辞典、国史大辞典、日本地名大辞典、地方凡例録(当時の代官の手引書)など。

 開講のあいさつで、
 「古い資料を、人の手を介さず、自分で読める醍醐味を味わってもらえたら」
といった話があり、
 なるほどそのとおりで、
 「まず原本を自分で読んでみる」のは、新鮮。

 テレビだの新聞だのを通さず、
 直接、自分で企業や団体のホームページを読み解いていくおもしろさと同じかも。(「わざと触れてないなあ」「なーんかぼかしてるよなあ」というのが、なんとなくわかる)。

 たとえ読めなくても、
 「こんなことが書いてある、らしい」
とわかると、いいねえ。やっぱり。(・・・希望です)。

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2011年6月23日 (木)

埼玉県立文書館/古文書講座・初級編(2日目)

  古文書講座・初級編。
 2日目は、「送籍証明書を読む」。

 送り一札之事
 「送り一札之事(おくりいっさつのこと)」

 落着一札之事
 「落着一札之事(おちつきいっさつのこと)」

 ごくごく端折った内容は、
 「そちらの村に、こっちの村の親子を養子縁組で出すからよろしく。宗旨は時宗で」(宇野家文書 No.834)

 「了解。でも、縁組する親は禅宗なんで、時宗の台帳からは除いといて」(宇野家文書 No.830)

 釈文(読みやすく書いた文)を読むとおもしろいんだけど、原文のままだと・・・暗号だ。

 「この字、前回も出ましたね」(そうだっけ)
 「異体字や略字は覚えるほか、ありません」(うへー)
 「読める字で類推して、概要を把握してみてください」(読めない字ばっかりです)

 どうやったらこんなに崩れるんだ??
と、字を分解してなぞったりしましたが、それはどうやら有効の様子。
 あとは、「声に出して読むといいですね」。

 「松五郎養子落着下書弐通」
 「包紙」。つまり、封筒。

 全部読めたぜぇと思ったら、
 間違えてました。

 ・・・。

 「毎日、30分でもいいから読んで、続けることが大事です」(仰るとおり)

 本日紹介のあった参考図書。

 基礎 古文書のことば(秋山 高志 監修/柏書房)
 寺子屋式 古文書手習い(吉田 豊 著/柏書房)
 三くだり半と縁切寺 江戸の離婚を読みなおす (高木 侃 著/講談社現代新書)
 三くだり半 江戸の離婚と女性たち(高木 侃 著/平凡社ライブラリー)
 くずし字用例辞典 普及版(児玉 幸多 編/東京堂出版)

 お昼は、数年ぶりに、浦和の埼玉会館前・「中村家」のうなぎ。
 (ふいっと入ると30~40分待ちのときもありますが、予約しておけば10分程度で出てきます。個室に案内されることも)。

 やっぱりここのはおいしいよぉ、と一口食べるごとにうっとり、そして、
 ついつい、じーっとみてしまう、箸袋。

 名代 蒲焼 埼玉会館前 中村家
 これなら、読める。(当たり前)。

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2011年6月22日 (水)

夏至・天空の茶室

  敬愛するお茶の先輩が、都心の高層マンションにお茶室を造られた、そうです。

 「うわーさすがーすごいー」と思っていたところに、
 「遊びに来ない?」とお知らせが。

 わーいわーい。

 エレベーターでぐーんと昇って、フロアに降りた途端、

 いい香りがする・・・。

 高級ホテルのような廊下を、なんとなーく、香りの方角に歩いていったら、

 そこが、目的地。

 玄関洞床
 玄関(ちゃんと、手がかりが空いてる・・・)を開けると、目の前はお茶空間。
 
 本席・四畳半
 本席は、マンション・LDK部分の一区画。(四畳半!)

 板戸・本霧島杉
 客座から、茶道口をみたところ。
 
 マンションの一部を、30㎝ほど上げて畳を敷いてます
 太鼓襖を開けたところ。
 屏風の先は、台所(兼水屋)。(でも見えない!) 

 既存の空間に、かっちり、きっちり。
 こんな風に、かっちりと、マンションの一部に茶室が収まってます。
 打ち合わせはいろいろ、たいへん、かかったそうですが、実際の茶室組み立て作業は半日。なんだそうです。

 靖国神社前・宝来屋
 おいしーい濃茶をいただき(神事を思わせる、なんとも雄大で格式ある「藪内流」のお点前)、
 すごいなー、風格ってもんが違う-。としみじみしてるところに、

 「ちょっとだけ、待っててねー」

 瓜・小豆ご飯・うなぎ・からすみ・蛍烏賊・パプリカ

 もずく、胡瓜、菊
 
 茄子、茗荷

 素麺、おくら、どんこ、海老
 さりげなーく、お持ちだしのお膳。

 おいしいよーーーっ。
 
 今までに食べたこともないくらい、やわらかくて味の深いからすみは、なーんと、お手製。
 からすみって、自分で作れるのーー!?

 うすべに、落雁、夏みかん
 薄茶のお菓子、夏みかんピールもお手製。

 香合、エルメス、銘木。
 香合の下の出帛紗は、
 「大きさがちょうどよくて、使わないから、エルメスのポケットチーフをほどいて作ったのー」。
 さらにその下、木目のすばらしい床の地板は、後鳥羽上皇お手植え松、と伝わる「上皇松」。(施工業者さんの説明書を、お願いして見せてもらいました。ほかにも、銘木がいっぱい~)。

 はーほーへー、と感嘆し、
 感嘆しつつも、薄茶のあと、台所のテーブルに陣取ったら、やっぱりおしゃべり三昧。

 都心高層階からの眺め
 窓からみた、ぴーかんの晴れ。
 
 ベランダ栽培中。
 ベランダの茶花は、でもさすがに暑そう。

 偏額・「春秋庵」 
 快く、「なんでも載せていいのよ-」と承諾してくださったねえさま(とわたしは呼んでます)は、近日中にブログ開設予定、とのこと。
 楽しみにしてまーす!

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2011年6月16日 (木)

埼玉県立文書館/古文書講座・初級編

  iPadアプリケーション「細川家の名宝」で巻物をスクロールしたり
 月刊茶道誌「淡交」で連載中の「茶会で役立つ箱書の手引き-くずし字の基礎と読解」を眺めたりしてると、

 やーっぱり、読めるとおもしろいよねえ、くずし字。

 学生時代(国文学科だった)、くずし字読解の授業もあったのですが、ほんの少しだけ読めるところから、「たぶん、あれだろう」と答えを探しちゃったので、まったくもって、身につかず。

 細かい内容が読めなくても
 「どうやら、茶会に呼ばれて喜んでいる、らしい」とか
 「なんか、ものをもらったお礼状、の気がする」とか
 推定できると、おもしろそう。

 と、つらつら思ってたら、

 購読している「埼玉県立文書館メールマガジン もんじろう通信」に、こんなお知らせが。

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● 古文書講座・初級編
 文書館が収蔵する古文書をテキストとして、古文書の基礎知識と読解力を養うとともに、古文書を通じて埼玉の歴史や文化を学びます。
日時:
 (1)6月16日(木)、23日(木)、30日(木)
 (2)6月18日(土)、25日(土)、7月2日(土)
  いずれも全3日 10:00~12:00
場所:
 文書館3階研修室、費 用:500円
申込:
 各40人(抽選) 5月7日(土)~13日(金)(消印有効)までに往復はがきで

--------------------------------------

 往復はがきを出して、
 無事、当選。
 わーいわーい。

 むかーし使った「仮名変体集」をひっぱりだし、図書館から「古文書をはじめる前の準備講座」なーんて本を借りたりして、やる気じゅうぶん。

 そして本日、第1回。
 「安政の大地震の文書を読む」

 安政弐年 御請書之事(大地震二付拝借金)

 安政弐年 申渡(地震二付金子拝借)

 ・・・これのどこが、初級なのよーーーーっ!??

 周囲(満員。年齢層はかなり上)は、あんまり、動揺している感じもない、ようだけど。
 すぐ後ろのご婦人方が
 「(進み方が)は、はやい」
と話してらしたので、まあ、わたしだけでは、ないかと。

 くずし字辞典からの抜粋も資料にあって、
 文書の背景も、釈文(読みやすく書いた文)もついていて、
 解説もわかりやすく(講師は、中学校から文書館に出向している方でした)、
 難しいけど、おもしろい。

 ちなみに、ものすごくざっくり言うと、
 上の文は、
 「大地震でたいへんな被害、大名行列で費用も嵩んでるところ、お金を貸してくださり、ありがたきしあわせ」(船川家文書 No.1324)

 下の文は、
 「いろいろたいへんなのはわかるから、貸してやるって、いってくださってるよ」(船川家文書 No.1325)

 大地震二付御地頭所様江書上帳
 これは被害状況の表紙の一部(船川家文書 No.436)。
 左側の、のたうっているように見える線は、虫喰いの痕。

 地震発生(安政2年10月2日午後10時)後、

 被害状況取調の通達(安政2年10月2日)、
 被害状況取調の提出(安政2年10月5日・6日)、
 救済願の提出(安政2年10月(5日))、
 救済決定の申渡(安政2年11月9日)
 救済金の受領書の提出(安政2年12月)
 村内への救済金の割当(安政2年12月9日)

 一連の流れが、
 まーよく全部残っているもんだ。

 感心しきり、ですが、
 本来の趣旨はそこじゃなく。

 くずし字の参考図書です。

<初級>
 はじめての古文書教室 (林英夫 監修/天野出版工房)
 おさらい古文書の基礎-文例と語彙 (林英夫 監修/柏書房)

<中級>
 史料を読み解く 2 近世の村と町 (森下 徹・吉田 伸之 編 /山川出版社)
 史料を読み解く 3 近世の政治と外交 (藤田覚 編 /山川出版社)

<上級>
 演習 古文書選 近世編 (日本歴史学会 編/吉川弘文館)
 演習 古文書選 近代編 上 (日本歴史学会 編/吉川弘文館)

<辞典>
 くずし字用例辞典 机上版 (児玉幸多 編/東京堂出版)
 角川日本地名大辞典 11 埼玉県 (角川書店)

 「来週まで一週間ありますから、よく出てくる字を復習しておいてくださいね」。

 学生時代の二の舞になりそうな・・・。

追記
 ・ 収蔵資料は、埼玉県立文書館のホームページから検索できますが、どうも、Firefoxではうまく動きません。Internet Explorerではちゃんと動きました。
 ・ 「平成22年度古文書解読講習会1」の資料が、こちらに掲載されてました。 

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2011年6月12日 (日)

護国寺・茶会

  どーも、御利益が薄れちゃうような気がして黙ってましたが・・・

 写真が右半分なのは、左半分が葬儀の看板だったから。
 わたしは、かなりの晴れ女です。

 そんなわけで、
 今日も、なんとか晴れました。(万歳)。

 長い階段。
 護国寺で開催されたお茶会に、代理出席。

 護国寺は何度か行きましたが、

 「ひたすら(外で)並ぶ」

という記憶ばっかり。

 お茶室が点在していて、
 「茶席回り」という単語が、よーーーく、似合う。

 9時には列ができてる、と知りながらも、
 到着は10:11。

 立入禁止区域。
 あーそうですかー。(そりゃそうだ)。

 どこに行くかよくわからないまま、
 とりあえず、「月光殿」に行ったら、正解。

 重要文化財
 リボン(安全ピンで留める)を四苦八苦して帯につけ(できるだけ、穴を空けたくないの)、いざ出発。

 今回は代理出席のため、
 水屋にごあいさつにいく、という重大任務が。

 「御水屋見舞」?
 「御水屋御見舞」?

 散々迷いましたが、
 「水屋見舞」を一単語とし、
 「御水屋見舞」でのし決定(やれやれ)。

 第一目的地には、10:25到着。

 宗澄庵付近
 ・・・いずこも、たいそうな列です。
 (写真は道路から見たところなので、この先がながーい)。

 待つのは覚悟の上なので、
 文庫本をせっせと読んでたら、約30分後。

 「おひとりの方、いらっしゃいますか~」

 「はーい」と手を挙げたら、
 なんと、(ほぼ)20人抜き。

 「おひとりさまの特典ねー」
 「よかったわねー」
と言われながら、
 「お先に失礼しまーす」と茶室そばに。

 しばし待った後、席入りして、薄茶をいただき、
 席が終わったタイミングでごあいさつしたら、
 ・・・豪華なお弁当をいただきました。

 お弁当付きは、今回が初めて。
 「茶懐石・三友居」。

 11:40。
 お弁当を食べる場所(忠霊堂)は、がらがら。
 (持参したお弁当を食べている方も。通だ)。

 反対方向では、ポットに番茶が。
 幸先がいいなーっと、
 単に、空いているように見えただけ、の
 次の場所へ。

 12:08到着。
 
 外に並んで、待合に入れたのは、13:07。
 (雨じゃなくてよかった・・・猛暑じゃなくてよかった・・・)。

 たまたま列の先頭になったので、
 待合でほくほくと「詰」の位置をキープし、
 「このままの順で、本席にお入りくださいませ」との言葉を疑いもせず、一番最後に入ったら、

 やられた。

 正客の位置が、空いてる。

 そして、全員から「絶対、どくもんか」オーラが。

 ・・・いくらなんでもそりゃないでしょう(!)

 「どなたか他の方がいいですよね??」

 ご案内の方を(すがるように)見たら、
 「よろしければ、ぜひ、そのままで」

 年配の方が(明らかにあなたが正客でしょう、の方が)、
 「いいじゃないの。今から動くのも、ほら、あれだし」。

 「・・・お時間のこともあるようですし、ご覧のとおり、座らせていただくだけですが」。

 ごめんなさい、ご亭主様。
 「ただ座ってるだけ」に徹した方が得策、と、必要最小限しかしゃべらなかったので。

 とはいえ、
 「樂十二代・弘入」の、艶のあるお茶碗でいただけたのは、まさに僥倖。

 なにひとつしない割に気疲れした上、
 いい加減、立ってるのにも疲れたので、
 室内の廊下に座っていられる、「牡丹の間」へ。

 こちらは、終了時間の3時が近いこともあり、
 ご亭主とお正客も顔見知りのご様子で、あっさり、なごやかに終了。

 もうそろそろ、終わりよねえ(14:42)、
 とふらふらしてたら、

 まだ並んでるところ(「月窓軒」)が。
 入れそう。

 読み終わっちゃった文庫本をぱらぱらめくりながら、
 (朗読で録音したこともあるし、内容も覚えてるようなもんだけど、何度読んでもいい「冴子の東京物語」(氷室冴子)
 ときどき、空をながめてぼーっとしてたら、

 木は大事。

 「あれ???」

 なんと、知り合い登場。
 世の中、狭すぎです。

 「何席目ですか?」
 「今、三席目です。午後から来たので。今日は空いてますねぇ」
 「なんでも、今日は東京美術倶楽部のチャリティ茶会があるそうで。わたしは10時から来て、これで四席目です。さっきの席では、ひどい目に遭いました」
 「ひどい目、とは?」
 「ひどい目、です」
 「・・・お正客ですかー。わたしも、さっきの席でやられました」
 「ははは」
 「ははは」

 時間も押していたので、「お菓子なし、お茶だけ」という話でしたが、がっつり主菓子、そして濃茶。
 終了は、15:17。


 1日に四つの主菓子、二服の濃茶、二服の薄茶。

 どれも、ほんっとに美味でしたが、

 汗みどろで帰宅した後の、
 ハートランドビールが、おいしいよーっ。

 なんといっても護国寺は、延々と立ってる上に(修行だ)

 元気なら別にいいけどさー。
 地下鉄の階段も、ふかーく、ながーく、きびしいのです。

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2011年6月11日 (土)

「粉ふるい」はどこ?

  そんなわけで、「味噌漉し」と、「近藤さんの茶ふるい缶」しか、漉すものを持ってない、という状況をなんとかするべく、「粉ふるい」を買いに。

 越谷レイクタウンとか
 三郷スーパービバホームとか
 春日部ロビンソンとか

 ええ、この一週間、あちこちで探しました。

 ・・・なんで、ないの???

 いわゆる「かしゃかしゃ」の粉ふるいなら、どこにでもある。
 でも、あの金属の擦れあう感触が、どうにも嫌い。
 昔ながらの、丸い、立ち上がりのあるザルのような、側面をはたはた叩いて粉をふるうタイプがいいんだけど。

 無い。

 で、「かしゃかしゃ」の傍には、たいてい「裏漉し」がおいてある。
 もはや、「裏漉し」も「粉ふるい」も同じってこと?
 (外観上の違いがよくわからん)。

 サイズが大きいけど、春日部においてある裏漉し(もはや、栗きんとん専用と化している、ステンレス製)でいいかあと思ったところ、

 こんなのを、発見。(春日部の島忠ホームセンター)

 
 ステンレス製 うらごし 15㎝
 「フルーツや野菜をつぶしたり、うらごしするのに便利です。粉ふるいとしても使用できます」。

 「つぶしたり、うらごしする」という言い回しに激しい違和感が・・・
 「つぶしたり、うらごししたりする」じゃないかと。まーどーでもいーけどさぁ。

 透かしてみると、
 ほぼ「近藤さんの茶篩い缶」と同じ細かさ。

 網戸じゃありません

 いろいろ疑問はあるけど、
 まーいいか-。
 大きさもちょうどいいし、600円台だし。

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2011年6月 2日 (木)

干菓子・その3

  なんと、5年ぶりの「干菓子・その3」。
 干菓子は、
 砂糖と寒梅粉で打った落雁(干菓子・その2)と、
 粉糖と寒梅粉の雲平(干菓子・その1)と、
 ベターホームで教わった「すはま」と、
 バジルさんの「寒氷」と、
 バジルさんの「すいか」(これはまだできない・・・)
ができれば、いいかなーっと思ってましたが、

 稽古場の干菓子がほろほろっと溶けておいしく、
 「先生、これ、いつ、お作りになったんですか?」
とうかがったら、
 「うーん、一週間くらい前かしら」
とのお答え。

 一週間経ってるのに、こんなにおいしい!!
 「二人静」(両口屋是清の、紅白干菓子)のような、口溶け具合。

 落雁も雲平も、2~3日でかちかちになってくるので、
 「ぜひ、作り方を教えてください」。

 「和三盆に白餡をぽっちり入れて、あわせてふるって、型抜きするだけよ」

 早速作ってみましたが、
 「・・・ちょっと、固いわねぇ。白餡の分量が多いのね。今度、一緒に作ってみる?」
 ということで、先生の干菓子作りを手伝い、コツを教えていただきました。
 
 「だまのないよう、よく篩うこと」
 「色素で色づけした後、何度もしっかり篩うと、よくなじんできれいな色が出る」
 「乾燥しないよう、一度に作る量は少なめに。手早く作ること」
 「白餡は、多すぎると固くなって口の中で溶けない。少なすぎてもすぐ崩れる」

 「とにかく、作ってみることよ。がんばってね!」と白餡を分けてくださいました。 

 合羽橋で売ってる、陶製の型
 お借りした、あやめの抜き型。(今度、合羽橋で買ってこよう)。

 阿波和三盆糖
 和三盆糖は、よく行く蕎麦屋にある雑誌「自遊人」のサイト(Organic express)で見つけたもの。

 缶にちょうどぎりぎり入る量が、50グラムだった。
 和三盆糖を50グラム。

 近藤さんの茶ふるい缶
 篩うのがらくかも、という理由で、抹茶用の「近藤さんの茶ふるい缶」を使用。

 2回篩ったところ
 抹茶のように、円を描いて振るだけでおしまい、というわけにはいかないけど、
 途中で何度か蓋を開け、だまをつぶしたり、目につまった分を押しだしたりして、完了。

 白餡。ほんとにぽっちり。
 先生に分けていただいた白餡を、8.5グラム。

 これでも白餡が入ってる。
 和三盆糖と白餡とさっくり混ぜて、

 味噌漉しなので、すぐに篩えちゃう。 
 せっせと篩います。
 (これも最初「近藤さん」でやってみたところ、あっという間に網の目に入り込んでしまったため、味噌漉しを使用)。
 網を3回通したら、見た目も、さわった感じも、さらっさら。

 この後、青や赤の色素をほんのぽっちりの水で溶いて混ぜた後、何度も篩って色をなじませるわけですが、
 今回、こんなのを発見。

 春日部ロビンソンで購入。
 紫芋パウダー。(パイオニア企画
 「全体の1割程度混ぜると、鮮やかな紫色とほのかな甘さが楽しめます」

 赤と青の色素で紫を出すのはたいへん!! なので、早速採用。

 けっこうたっぷり。(濃茶より多いねえ)。
 和三盆50グラムの1割、5グラム。
 けっこう、たくさん。

 和三盆100グラムに対し、白餡10グラムで作ったとき、余りにも崩れて扱いが厄介だったため、
 今回は、和三盆50グラム+紫芋パウダー5グラム、の約15%、で、白餡が8.5グラム。

 水に溶いた色素と違い、簡単! 
 1回篩っただけで、綺麗に色がつきました。(らくちん~)。

 この型だと、だいたい、2杯半くらい。
 型に入れて、全体を押し(干菓子・その2(落雁)のときは、型の縁をしっかり押さえましたが、これは全体を押す感じ。押しすぎてもだめだけど)、まな板に型を打ち付け、完成。

 できあがりの個数は、型の大きさによります
 全部で13個。

 ちょっと暗く写ってます。
 陶器の型は、木型に比べてどうしてもぼわんとした仕上がりになりますが、木型は高い!・・・。
 
 運搬途中に崩れやしないかと厳重に梱包しましたが、
 壊れることもなく、
 先生の評価も、上々。

 かすかに、芋の味もしました。

 紫は紫芋パウダーを、
 緑は抹茶を使えば簡単だけど、
 赤、黄、青を出すときは、やっぱり何度も篩う必要あり。

 そのために、

 味噌漉しは荒すぎ、近藤さんは細かすぎ。
 
 味噌漉し(左)と、「近藤さんの茶ふるい缶」しか、漉すものを持ってない、というこの状況を、なんとかしないとねえ。
 (むかーしむかし。ケーキ作りに母が使ってた、いわゆる「かしゃかしゃ」の粉ふるいは、錆びてた。そしてわたしは、茶漉しを持ってない)。

 ほかの色で作ったら、また載せます。

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