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2011年9月26日 (月)

草人木・その35(茶の歴史・11)/ドリアード(ブレーメンⅡ)

◆問◆
 次の文の空欄(**)に共通する語はなにか。

1・日本で、比較的早く茶が供されていたことを推測できるのは「季御読経(きのみどきょう)」における「**」であろう。
2・天皇が春秋の二回、百人の僧を召して行ったと伝わる奈良時代からの儀式。「**」の儀・行茶の儀といって、僧侶に茶を供する行事のこと。

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 ぐずぐずと風邪をひいてるうちに、
 台風が来て、
 柿の木が、ドリアード(*)みたいなことになっちゃった。

 柿の木、脱走を試みる

 根が持ち上がって脱走しそうな勢い(矢印の部分)なので、括りつけてますが、・・・うーむ。

* ドリアード=「ブレーメンⅡ」(川原泉)に出てくる、自律歩行植物。

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◆答◆
 引茶(ひきちゃ)

●出典
 「茶道文化検定公式テキスト 1級・2級用」p11
 「学校茶道 初級編」p164

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2011年9月19日 (月)

浅草骨董市で牙蓋探し~グラスステージ

  昨日は、夕方から用事があったので、
 ついでに、浅草へ。

 こーんなに暑いのに、人がいっぱい。

 目的は、これ。

 「無料鑑定実施中!」
 「骨董アンティークSHOW浅草

 四滴(油滴・水滴・弦付・手瓶、の四種の薄茶器を総称していう)をセットでいただいたとき、
 「ほんとは、牙蓋だったらよかったんだけど。浅草の骨董市に、牙蓋がいっぱいあったから、案内が来たらさしあげるわね」
と言われたのです。

 母の作った茶入にも牙蓋(=象牙の蓋)をつけたいし、これは、ぜひ、行かねば。

 最終日は16:30閉場のため、
 15:15についたのですが、
 ありゃー、もう、あちこち片付け始めてるよ。

 そして。

 牙蓋。
 「14,000円」。
 「28,000円」。

 ぎょえー。

 仕覆も牙蓋もついた茶入が、6,000円だの8,000円だので売っていたので、一瞬、揺らぎましたが、いらないものは、いらないし。

 むむむと眺めてたら、

 「なにか、お探しですか?」
 「牙蓋があればと思って」
 「あーねー、ないですねえ、最近。高いんですよねえ」。

 茶道具(らしきものも含む)は、相対的に、「へ?」という値段の高さで、収穫なく、わずか20分で退散。

 駅まで、あーあ、と歩いてたら、
 「東参道」交差点そばに、こんなお店が。

 http://www.glass-kumiai.jp/bobcraft/company/company.html
 Outlet Shop グラスステージ
 (台東区花川戸1-12-7 tel:03-5827-0080 11:00~18:00 木曜定休)

 茶入や振出しになる(かもしれない)硝子の一輪挿しと、
 硝子の箸置を買って、
 ほくほくと気晴らしをしました。
 
 が。 
 よく考えると、
 ・・・蓋のない、茶入候補が増えちゃった・・・。

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2011年9月12日 (月)

十五夜・うぐいす・月点前

  茶箱の「月点前」には、

 「うぐいす」を使います。

 「香道の七種の道具のひとつ」
 「月のきれいな頃は風も強いので、茶筅が倒れないように」

 こうやって、

 ざくっ
 器据(きずえ)に、うぐいすを突き刺して、

 うぐいすに茶筅がドッキング
 茶筅を立てる。(写真は、うぐいすに茶筅を立てる途中)。

 茶筅が倒れるくらい風が強けりゃ、茶碗にもいろんなものが入るよなあ、と、思ったりもしますが、それはさておき。

 数年前のこと。
 叔母から譲り受けた器据(未使用品)に、うぐいす(付いてなかった)を買って、おそるおそる・・・

 どこに、刺すんだろ。

 板に、がしっと、U字の針を刺すわけで、
 確実に跡が残る。
 へんなところに刺したら、それでおしまい。

 「このうぐいす、最初に刺すとき緊張しましたー。このへんかなあと狙いを定めて」
と、月点前のお稽古後に話したら、

 「あら。うぐいすを立てる場所って、決まってるのよ」

 測った図を拝見したところ、
 うぐいすを差し立てる位置は、器据の縦1/4、横中央。

 「新版 茶道大辞典」の「うぐいす」の項には、
 「・・・定めの位置に突き立てて茶筅立てとする」
とあるので、いろいろ本をあたってみましたが、「定めの位置」についての記載は見つからず。
 「茶箱の鑑賞と点前」、「茶箱点前全伝」(新版・旧版とも)に掲載の写真を測ったら、ほぼそのくらいでした。

 考えてみたら、「そりゃそうよね」の位置。

 自分のを測ってみたら、
 横は中央で合ってましたが、
 残念、縦が1㎝下。
 やはり茶筅の位置が下がってみえます。

 そんなこんなで、
 本を探したり、
 測ったりしているうちに、

 「月点前」そのものをする時間(うそ。気力)がなくなりました。

 仲秋の名月

 ・・・満月がくっきり見えたので、よしとします。

*月点前:茶箱点前の一つ。裏千家十一代玄々斎が創案したもので、器据・うぐいすを利用して茶筅を立て、独特の雅趣を出した点茶法である。香合も茶箱に仕組み、香をたくなど、茶箱点前中で最も美しい点前とされている。(新版 茶道大辞典

追記 2011/09/14 19:45
 「きもの大長」さんから、「なんで、うぐいすっていうんでしょう」というコメントをいただきました。
 裏千家ホームページ・「お家元と一問一答」にずばり回答が載っていましたので、引用します。

◆問◆(NO.44)
 茶箱・月点前で、茶筅を立てる器具を「ウグイス」とお聞きしましたが、その名の由来をお教え下さい。
◆答◆
 『安斎随筆』十八巻の続後拾遺和歌集の中に「あかなくに折れるばかりぞ梅の花香をたづねてぞ鶯の鳴く」という歌があります。その歌から後水尾天皇の中宮・東福門院様が使用済みの香包をさす竹や金属製の中央がやや太く丸みをもった棒状の香串をウグイスと命名されたという説があります。香を求めて止まるということからウグイスとされたようです。後に玄々斎が月点前に用いる木据に茶筅を置くために香道のウグイスをU字形に曲げられました。

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2011年9月 7日 (水)

草人木・その34(茶道具・14)

◆問◆
 「備前・丹波・信楽・瀬戸・常滑・越前」を指して「六古窯」というが、

1)それぞれ、現在の何県か。
2)「六古窯」は、昭和何年代に、誰が提唱したものか。

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 ようやく涼しくなってきたので、
 夏の間、40℃を優に超える2階に入れるようになりました。

 そこで探し出すべきものは、


 「淡交会・会員証」。


 「名札がなぜか三つもあるのに、会員証が見あたらないんです~」と、何気なく話したら、

 「それは、見つけないと! 宗家に入れないのよ、それがないと!!」
 慌てたように、師がおっしゃるのです。

 知らなかった・・・。
 (裏千家・今日庵主催の講習会などに、入れないそうです)。

 再発行をお願いするのも申し訳ないもんなあ。
 (会員の特典で「結婚祝」を頂戴できる、と入会時の資料でみたのでお願いしたら、書類の確認や発送で担当支部の方を煩わせてしまった、ので、できるだけ、余分な作業でお手数かけないようにしたいと。ちなみに、そのときいただいたのは「出帛紗」。あまりにきれいでもったいなくて、どうしよう。)

 小一時間、
 がさごそと書類をあさってたら、

 出てきました。
 ちっちゃい緑の手帳。

 あーよかった。

 見つかった場所は、「お茶関係の展覧会のリーフレットが束になっている地層」。

 この頃(7~8年前)は、展示替えごとに根津美術館に行ってたんだよなあ。
 友だち3人と、当時まだ「パワースポット」なんて名前が流通してなかった明治神宮をふらふらして、「「気」がちがうのよ、「気」が」なんて聞きながら、その後、根津美術館でぶらぶら、おしまいは表参道で宴会、だったよなあ。

 と、なつかしく眺めていたら、
 やっぱり、なんとなく、
 「・・・もうちょっと、とっとこ」という気になってしまい。

 そんな次第で、今日の出典は、
 発掘されたリーフレットです。

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◆答◆
1)
 備前/岡山県
 丹波/兵庫県
 信楽/滋賀県
 瀬戸/愛知県
 常滑/愛知県
 越前/福井県

2)昭和30年代/小山冨士夫

●出典
 やきものを愛でる-陶磁研究家 小山冨士夫の眼と技-
 (平成15年5月24日~6月29日/根津美術館)

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2011年9月 1日 (木)

ワシントン・ナショナル・ギャラリー展~二百十日~らじる★らじる

  8月最後は、国立新美術館で開催中の、ワシントン・ナショナル・ギャラリー展

 「グランド・ジャット島の日曜日の午後」を観るためだけに、シカゴに行くのもいいぞ、と思うくらい、スーラが好きなのに、またしても会期末。

 思ったよりも空いていて(でもやっぱり混んでるけど)、たっぷり1時間半。

 スーラに加えて、
 ふくれたような、かなしいような、戸惑っているような、
 とにかく、「どーしたの?」と声をかけたくなる、子どもの絵(メアリー・カサット「麦わら帽子の子ども」)にまいってしまい、カタログから絵はがきから買いまくり。

 セザンヌの存在感も迫ってきたし、
 絵はすべて市民が国に寄贈したもの、ときくと、「アメリカ人、すごいよなあ。国の財産は、市民が作るって考え方なんだよなあ」と素直に感心するし、
 もう1回行きたいくらい。
 ・・・会期は月曜(9月5日)まで。(無理)。


 そうこうしているうちに、9月。
 二百十日。そして大雨警報。

 「いちおう、灰だけ、上にあげておこうかなあ」
 「古帛紗なんかも、あげておこうかなあ」
と思案していたら、

 「人間も、心配してよ」
 母からクレームがつきました。

 なので、
 買い物(主に野菜)もたっぷり。

 今日からようやく、待ちに待った、NHKネットラジオ「らじる★らじる」も入るようになり(やった!!)、
 radiko(民放のネットラジオ)、撮りためたDVD、
 とっとと読まなくちゃいけない本の山。
 茶箱の復習。

 外出できないのは苦になりませんが、
 各地で被害がないといいんだけど。

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