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2011年10月31日 (月)

ニッポン男児、襲来する。

  夏に「茶道体験」をした高校生が、昨日突然やってくることになりました。

 いえ別にお茶をしたいわけじゃなく、
 彼らは「ベンチャースカウト」なので、その打ち合わせ。
 (家人が「ベンチャースカウト(=ボーイスカウトが高校生になるとそういう名称になるそうで。詳細はこちら)」の隊長なのです)。

 パスタ3種(計1キロ)と、鶏のささみとキャベツのサラダ(ボール1杯)と、鍋いっぱいのスープは、

 ほぼ15分で、この世から消え去りました。

 すげー。

 脱線しまくりの打ち合わせ終了後、
 「抹茶飲む人は居残り!」と宣言してみたら、
 その時点での参加者全員(高校生+大学生 計6名)が居残り希望。

 よしよし。

 「点てたい人~」と訊いてみたら、

 ひとりしか、いませんでした。

 ちぇーっ。

 でも、しっかりおいしいお茶を点ててくれたし、
 (「お湯の量が、なんとなく、わかるっす」)
 最初から参加してたもうひとりも、飲み方を覚えてました。

 「やりたいっす。でも時間が合わなくて」って言ってたし、
 今回初参加の2名も飲んでたし、
 そもそも、嫌いになってないみたいだから、ま、いいや。

 そんな彼らの、最近の流行は「twitter」。

 「なんで? なんでそんなにみんなやってるの? そんなにいいの?」
 「フォロワーってなに? そんなに増えるもんなの?」

 興味津々の初心者が、その場で、経験者の指導のもと、始めてみることに。
 もっとも、画面を操作するのは、経験者。

 「ユーザー名ってなに?」
 「考えるんだよ」
 「えーーーっ。どーしよー。なににしよー」

 しばし後、

 「・・・エラーになる」
 「なんでだよー」
 「漢字は、だめみたい」
 「なんだよー、twitter、けちだなー。どこのだよ。アメリカ? だめだよなー」

 またしばし後、

 「・・・そのユーザー名は使われてる」
 「なんでだよー。twitterが俺をこばむー。もうだめだー」

 さらにまたその後、

 「その作業、なに? なにやってんの?」
 「・・・人間かどうか、確かめてる」
 「なにそれ? 俺の人間性を試してるってこと? 俺、人間なのに?」

 (コメントを入れるときなどにでる、ゆがんだ英数字を読み取って入力する作業は、自動でパスワード破りなどをする機械を防ぐための機能だから、と周囲が説明)

 「えーっ。俺の人間性をお前が答えちゃっていいのかよー」
 「・・・」

 (温厚で無口な経験者と、才気煥発でおしゃべりの初心者は、たいへん楽しいコンビです。あまりにじゃれているので「彼氏」「彼女」と言われはじめます)

 せっせと画面操作が続く中、

 「最初になにつぶやこー。最初って肝心だよねー」
 「どーしよー、この先、なにをつぶやいていけばいいんだよー」

 (周囲は爆笑しつつ、「そのままのことを書けばいいじゃん」「実況中継でいいよ」「今の流れ、全部書いてよ」とやんややんや)

 ようやっと、登録が終わりました。

 「ユーザー名、教えてよ~」
 「あー、一発つぶやかないと、フォローできない。なんかつぶやいて」

 「・・・パスワードがいるよ」



 「・・・パスワード・・・??」



 「最初に、設定したじゃん。大騒ぎして」
 「・・・うん。確かにそのときは、ぜったい、忘れないのにした」


 「・・・・・・」
 「・・・あれ? これじゃない。あれ? あれ???」


 「後は、帰ってふたりでやれーーーー!!!!」

 落語を一席、観ているようでした。

 で、なんとかパスワードを思い出したようで、
 もう既に50近くツイートしてます。
 ネタがないなんて、このうそつき。

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2011年10月22日 (土)

草人木・その40/「カーネーション」

◆問◆
 「鬼を仕る」とは、どういう意味か。

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 きもの文化検定用の予想問題(41題)を作るのに、
 それはそれはめんどうだった記憶があるのですが、
 問題・草人木(なんとなく、お茶の問題)は、あっさり40、できました。
 もともと、問題にできる範囲が広大なせいか、試験目的じゃないせいか。

 ひとつ「なにか」を覚えると、その「なにか」が持っている個性みたいなものが浮き上がってくる気がして、そして、「なにか」が、どんどん広がってつながって、やっぱり、勉強するのはおもしろいもんです。

 知恵ってのは増えていくばっかしのもんやし、
 10年ってのは減ってくばっかしのもんや。
 ・・・だいじょうぶや。
 うちはちゃんとミシンに近づいとる。(「カーネーション」第3週)

 毎日どこかの時間で必ず観た上、さらに見逃しては困ると録画までしている、連続テレビ小説「カーネーション」。
 一途でひたむきで、ひたすらかわいい!!
 これは確かに、1日が明るくなる話です。

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◆答◆
 毒味をすること

●出典
 「新版 茶道大辞典

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2011年10月20日 (木)

草人木・その39(茶の歴史・12)/「シャキーン!」記憶法

◆問◆
 利休が参禅した師を漢字で書け。

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 なんどみても、「四字熟語」としか思えない、禅関係の名前
 いや別に、覚えなくても「世界平和に影響ない」けど。

 毎朝観ている「シャキーン!」で、
 たまに「覚えづらいものの覚え方」をやってます。

▲富士五湖の覚え方▲
 山中湖 河口湖 西湖 精進湖 本栖湖
 ↓
 山中くんと河口くんって最高障子もっとすこーし開けてよ。

▲虹の七色の覚え方▲
 赤・橙・黄・緑・青・藍・紫
 ↓
その1・あたいきみをあいし
その2・赤橙黄緑さん 青藍からの紫さん
 (リズムをつけて、「あっかだいだい、きっみどりさん、あっおあいぃっからのむっらさっきさん」、と読む)

 なにがすごいって、
 どれもこれも、ちゃんと順番通りになってるのよねえ。

 真似して、「利休参禅の師」を作ってみました。

 「だいしょうしゅんこ」。

 なんのひねりもない。
 その上、
 作ったそばからやっぱり忘れます。

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◆答◆
 大林宗套
 笑嶺宗訢
 春屋宗園
 古渓宗陳

●出典
 「淡交 2011年10月号」(禅について/山本兼一)
 「新版 茶道大辞典

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2011年10月18日 (火)

草人木・その38(茶事・茶会・1)/デアゴスティーニ

◆問◆
 次のうち、利休三十五条嫌忌に入っていないものはどれか

1・灰のかど崩し
2・十文字
3・五徳はさみ
4・底かき灰

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 なんだかやたらCMが目に付く、デアゴスティーニの「週刊 赤毛のアンの家」
 ちまちまとグリーンゲイブルスを組み立てていく代物(らしい)。
 ドールハウスには興味ないものの、どんなものか、ちょっとみてみたいよーっ、という気が、むずむずと。
 学生時代、プリンスエドワード島まで行って、「L・M・モンゴメリ」特集を書いてた身としては、ついてる資料も読みたいし。

 創刊号を買った、という話はたまにきいても、最後まで完成させた、という人にあったことがない、デアゴスティーニ。
 完成まで何号かと調べてみたら、100号!!

 さっさと断念。

 でももし、これが、
 「名茶室の起し絵図」かなんかで、
 30号くらいのシリーズだったら・・・

 買っちゃうかも。

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◆答◆
 1・灰のかど崩し
 1は「草人木」より
 炉の角々へ(炭を)置きかけて、美しくした灰の角を崩すこと

 他の意味は以下のとおり。
 2・十文字に炭をつぐこと
 3・五徳の爪をはさむような炭のつぎ方
 4・灰器の灰を灰匙で掬うたびにかりかりと底を掻くような動作

●出典
1・「茶道古典全集 第3巻」/淡交新社
2~4・「新版 茶道大辞典

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2011年10月16日 (日)

草人木・その37(茶業・5)/「月は東に日は西に」

◆問◆
 「茶」の異名をあげよ。

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 ちょっと調べものをしてたら、異名の記載があったので、ついでに「新版 茶道大辞典」を全頁めくってみました。

 もっとあると思ったのに、見つからない。
 途中でなんども飽きてるので、もれはあるかもしれません。

 それにしても、せっかくの休日。
 ほかにやることがいっぱいあったよーな。

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◆答◆
 目覚草(めざましぐさ)
 仙人掌(せんにんしょう)
 茗(めい)

 「茗」は別称と掲載されてます。
 「異名」と「別称」、なにが違うんだ???と思いつつ、ものすごくなつかしい名前。
 「月は東に日は西に」の主人公が「茗」ちゃん。
 更新したら、またしばらく読みふけります。

●出典
 「新版 茶道大辞典

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2011年10月 9日 (日)

お茶席体験講座

  日本茶インストラクターで煎茶も教えている純嘉さんから、

 「北浦和の恭慶館で、日本茶インストラクター向けに体験講座するのー。「煎茶」と、「濃茶」をお茶席で体験してもらう企画だから、(抹茶部門を)よろしくよろしく」と連絡あり。

  はいよー。

  何度も一緒にお茶会をしてきたメンバーなので、打ち合わせも早い早い。

  で、あっという間に本番の日。
  いつものことながら、ありがたく快晴。
  (秋の花粉症も、4日間クスリをつっこんで、どうにか止まりました)。

  本日のメニュー。
 「煎茶道の講義」の後、煎茶席と抹茶席を2席。

 開始は午後からなので、準備終了後、練習中の煎茶席に入れてもらえました。

 煎茶席全景
 煎茶席全景

 床
 床

 脇床
 脇床

 点前座
 点前座

 一碗目
 あんまりおいしくて、あっという間に空にしてしまった、一碗目。

 そして、抹茶席。

 抹茶席・床 
 煎茶席の所要時間が40分程度ということもあり、「濃茶」と「薄茶」を一席で飲めて、それなりに時間もかかる「続き薄茶」を選択。

 主菓子・鈴
 お菓子は毎度おなじみバジルさん
 濃茶部分のお点前も担当。

 その上、
 干菓子:栗・紅葉・松葉
 もちろん、薄茶席のお菓子もお手製。

 すべて味も製法も違うのが、いつもながらすごい。
 ご本人曰く、「同じ味が並んでるのは、ゆるせない」そうです。

 説明役は(なぜか)まりも。

 「濃茶と薄茶の分量は、それぞれどのくらい?」
 「温度の違いは?」
 「昔と今とで、お茶の濃さが違ったりしてますか?」
 「濃茶、薄茶でお茶碗が違うのはなぜ?」
 「今日のはどこのお茶ですか? 漢字で教えてください」

などなど、めずらしい質問攻めにあいつつも(さすが、日本茶のプロ)、
 「おいしいーーーー」「こんなに濃くて、でも甘いお茶をいただくのははじめて」と召し上がってたので、一安心。
 (濃茶は宇治の「無上」、薄茶は狭山の「明松」です)。

 秋明菊
 「止まらないよー」「生首みたいになっちゃうよーーー」と、
 大騒ぎしながら入れた秋明菊は、どうにか1日保ちました。 

 本日、十三夜につき、

 秋草蒔絵琵琶香合/道場宗廣
 「秋草蒔絵琵琶香合」。

 月に兎蒔絵香合/中村宗悦
 「月に兎蒔絵棗」。
 
 煎茶席の月
 煎茶席の脇にも、月。

追記 (2011/10/10)
 煎茶の純嘉さん
 お菓子のバジルさん
 おふたりのブログが更新されました。
 床飾りの意味や、お菓子の写真が載ってます~。


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2011年10月 5日 (水)

草人木・その36(茶業・4)/文化財保存修復支援 カレンダー募金

◆問◆
 宇治茶師の中でも上林家一族に限り、徳川将軍家御用のものである、碾茶(てんちゃ)の茶銘をなんというか。

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 ぺらっと、手紙が届きました。
 公益財団法人 文化財保護・芸術研究助成財団から。

 「2012年 文化財保存修復支援 カレンダー募金」。
 1口2,500円以上寄付するとカレンダーをもらえる、のですが、このカレンダーがなかなかのもの。 

 Simg_0005
 これが今年のカレンダー。
 来年も引き続き、徳川美術館所蔵「源氏物語絵巻」。

 ちらし(表) PDF / ちらし(裏) PDF

 毎年のことながら、この手紙を見ると、
 あーもう、年末かい! とうなだれる、

 ・・・10月です。

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◆答◆
 祖母昔(ばばむかし)

●出典
 「新版 茶道大辞典

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