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2011年11月28日 (月)

草人木・その41(茶業・6)/まず、図書館。なぜか、日本刀。

◆問◆
 もともとは中国の『茶録』にあり、泡がすぐに消える悪い茶の意味に転化された言葉はなにか。

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 5時間、時間つぶしをするとしたら。

 城西大学水田記念図書館

 そりゃもう、図書館。

 一般の人も入れますよーということで、簡単な書類に記入して入館

 よく手入れされた、図書館の匂い。
 (ほっとかれて、さびれた図書館はかびくさい)。

 ゆっくり、あちこち、眺めてから「NDC 791」(=日本十進分類法・茶道)へ。

 めずらしい大型本。
 6万円もする、本がある-。

 「茶の美道統―利休・織部・三斎」 毎日新聞社 1991

 「人柄に迫りたいなら、なによりまずその人が使った道具をみること」、という井上靖の「序にかえて」のとおり、茶室や茶道具の大きいカラー写真満載。
 縦38.5㎝、横28㎝、厚さはたっぷり3㎝。
 図と巻末の解説を対照しつつ読んでたら、あっという間に時間が過ぎちゃった。
 ほんとは、もうちょっとみたい本があったのに、途中で時間切れ。(また行こう・・・)。

 身内のお祝い行事のため、勤務が終わった家人と合流して、都内へ。

 ロビーのツリー

 宴会の前に、地下のアーケードをふらふらして、ふと、展示の日本刀を見ていたら、お店の人が出てきて、懇切丁寧な説明で30分。

 曰く、
 「目貫通り」の「目貫」は刀の目貫。
 「しのぎを削る」の「しのぎ」は刀のしのぎ。
 「つばぜりあい」の「つば」は刀のつば。
 「切羽詰まる」の「切羽」は刀の切羽。

 馬に乗るのと接近戦では、刀の形状や重心が変わる、つまり時代によって変わる、とか、
 善し悪しは色ですぐわかるとか、
 笄や小柄を入れるため、左右の形が違うつばの穴とか、
 先に耳かきがついてる笄とか、
 深緑に朱のななこ塗の鞘とか、
 下緒と帯締では、下緒の方が厚みがあるとか、

 「買えないです」と始めに宣言しましたが、
 「いーのいーの」と実物を前に説明してくれて、

 博物館ひとりじめのよう。

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◆答◆
 雲脚(うんきゃく)

●出典
 「茶の美道統―利休・織部・三斎」毎日新聞社 1991
* 「雲脚」とは元来粗末な抹茶のことで、点茶の際に泡が浮雲の脚のように早く散ってしまうような茶を形容した詞である。(利休筆 雲脚瓢額 藪内紹智宛 藪内燕庵蔵 p232)

 「新版 茶道大辞典
* 室町時代の公家等の日記では新茶の季節にしか登場しないもので、所望して雲脚茶を飲む人がおり、贈答にも使われていることなどから、むしろ高級な茶であったとする説もある。

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