« 2012年2月 | トップページ | 2012年4月 »

2012年3月28日 (水)

畳の焦げとり

 春ななあ。

 ・・・と、昔、従姉が言っていて、「春だなあ」じゃなく「春ななあ」のところが、のんびりした風情で、いかにも春。

 春日部の梅

 ようやく梅が満開になり、
 そうすると、
 春の光ってもんは、埃っぽさを目立たせます。
 半衿も(そこそこ)こまめに替えなきゃいけないし。
 1日外を歩き回ると発熱しちゃうような花粉症まっさかりの身には、あまり嬉しくない。

 さらに、これ。

 煙草の焦げ跡じゃ、ないやい

 炉から炭を火消壺に移しているときに、やっちまった。

 世の中に訊いてみる(=インターネットで検索してみる)と、
 「オキシドールで叩くといい」
 「千枚通しで1本1本抜いてから隙間を寄せるといい」
 「使い古した歯ブラシでこするといい」
などなど、いろんな手段が出てきますが、まあ、まず、これでしょ。

 とれるとれる

 毎度おなじみ、スクリーントーンナイフ。(NT CUTTER D-400

 気持ちいい~

 あら。

 あらあら。

 とれるじゃない!!

 仕上げにゴムかけ

 表面が荒れているので、消しゴムがけ。

 鼻高々

 いいんじゃなーい。

 悦に入っていたら、のぞきにきた母が
 「畳がへこんだところには、濡れタオル敷いて、アイロンかけるといいって言わない?」

 「やるやる」と即答。

 やってみたら、

 ・・・へし折られた

 なんか焦げたよ!?

 ・・・すん。

 まあ、でもとにかく乾けば違うかもしれないし。

 焦げかと思ったらなんとなく消えた
 25分経過。

 「オキシドール、やってみる?」
 「こわいから、やめとく」

 乾いたらしい
 
 3時間半経過。(写真だとあんまりわからないのがいいんだか悪いんだか)。 

 ま、こんなもんでしょ。

 念のため、もう一度消しゴムかけ。

 復活

 やれやれ。

 そうこうしているうちに、炉の時季もまもなく。

 「カーネーション」が今週で終わりとか、「シャキーン!」のあやめちゃんが来年はいないらしいとか、そもそもモンゴメリの「銀の森のパット」と同じで変化ってもんが嫌いだから春も好きじゃないしとかぶつぶつ言って、ぼーっとしてる場合でも、ないみたい。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年3月18日 (日)

茶入が。

 先日、湯島の叔母の家近くをふらふらしていたら、

 蓋置についたちいさい、ちいさい値札を発見。

 この作家がこの値段!?
 思わず入ってみると、
 茶道具を主に扱う、骨董品店。

 あれまあ、
 淡交の会記に載ってるような道具がわんさかあること。

 しかも。
 がんばれば手の届くものがそこここに。

 「大きな会にお使いになると、その後、そのまま仕舞いっぱなしってことが多いんですよね」「だからどれも状態はすごくいいんです」

 ・・・勿体ない。

 でもまあ、ここの道具はまだ次の人に行くだろうからいいとして、
 折にふれいただいたわたしの道具、このままだと、いずれただのごみになっちゃう。

 と思案していたところ、
 これまた先日、天命鋳師さんから「いもの」の話をうかがう機会があり、

 「ものには想いがある」。

 その前の眞清水さんのギャラリートークでも

 「道具は、使わないと、よくならない」。

 去年の地震の際、
 唯一粉々になった茶道具が抹茶碗二碗で、耐震ラッチを開けるときに気をつければよかったとくよくよしてたら、「そのふたつが、ほかのを全部守ってくれたと思えばいいじゃん」と家人になぐさめられ、それもそうだと思うことにしました。

 そんなことを考える余裕もなにもなく、根こそぎなくなったりもするわけだし。
 まーとにかく、しまいっぱなしはよくない。いずれごみになる運命ならば、せっせと自分で使わねば。

 と決意したそばから、
 今度は、

 茶入の口が、欠けました。
 清めてる最中に、ぽろっと。砂糖菓子が崩れるように、ほろっと。

 というわけでここしばらく、
 くよくよくよくよ、くよくよくよくよしてますが、
 これから金継ぎに持っていきます

 「もったいなくて使えないより、自分で最後まで使ったほうがいいでしょ」と茶入に言われたことに、します。いやしてやる。使う。負けないぞーっ。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2012年3月 3日 (土)

ひな祭りのちっちゃな茶事

 今年のひな祭りは、土曜日だし、ゆっくりできそうだし、
 「茶事みたいに、する?」
と提案したら、母の目がきらりと光りました。

 ・・・やりましょう。

 とはいえ、
 正座もたいへんだし、
 炭だ濃茶だ料理だ中立だと、全部付き合ってくれるのもたいへんだし、
 濃茶はやめとこうかなあと思ったら、

 「いいよ、飲んだことないし」
と、父があっさり了承。

 でもなあ、こーんな前例もあるし

 やっぱりゆるゆるやるのがいいや、と、
 順番を入れ替え、こんなことになりました。
 

---*---*---*---*---*---*---*---

 初炭後。お湯待ち
(とりあえず入れておくだけの)初炭 16:20

 濃茶準備完了
 (お湯がいい感じになったので)濃茶 18:15

 中立(つまり休憩。料理準備) 18:45

 懐石(ちらし寿司などなどいつもの料理) 19:15

 いくら、スモークサーモン、甘鯛、帆立、赤烏賊、甘海老、錦糸玉子、三つ葉

 菜の花の辛子和え

 胡瓜とくらげの和え物

 茶碗蒸し

 はまぐりのお吸い物

 料理は、母と姉がほとんど作ってくれたので、わたしは、お茶にかかりっきりですみました。らくちんらくちん。

 後炭 20:10 * 父はここで脱落

 薄茶 20:25 * 途中から姉が「あれ? あれ?」といいながら点前

 足がらくなので小さい椅子を出し、座卓も出したまま。
 もちろん席入りはなし。
 出入りも自由。

 今年もひな飾り

 掛物も花もなし。
 なんたって、
 おひなさまがいるから。

 主役はこんな顔

 終了は21:30頃(そのまま片付けに突入したのでたぶんそのくらい)。

---*---*---*---*---*---*---*---

【会記】

床 ひな飾り

水指 耳付 哲子 造
茶入 高取肩衝 静山 造
仕覆 三雲屋緞子
茶杓 紹尚 作 銘 雛の宵
茶碗 長次郎写 面影 伊東桂楽 造
  蓋置 竹
  建水 木地曲
御茶 長安 丸久小山園 詰

 夏目漱石の頃から有名な空也
 
(姉が予約して、買ってきてくれたのは・・・)

 電話予約さえすれば購入可能
菓子 桜餅 空也 製
器 朱高杯 象彦 造

釜 阿弥陀堂 長野新 造
炭斗 唐物籠
灰器 備前 伊勢崎紳 造

薄器 津軽七子塗
茶碗 内裏雛 水野花映 造
薄茶 春かすみ 丸久小山園 詰

 いろいろ失敗の干菓子
干菓子 菱寒氷 貝 自作
干菓子器 丸盆

---*---*---*---*---*---*---*---

 そういえば、はじめてのお茶の稽古は、ちょうどひな祭りの土曜日でした。

| | コメント (5) | トラックバック (0)

« 2012年2月 | トップページ | 2012年4月 »