« 2012年4月 | トップページ | 2012年6月 »

2012年5月30日 (水)

茶入の帰還

 3月に金継ぎに出した茶入、「できました」と連絡がありました。

 荷物がいっぱいのときは落としそうでこわい、
 宴会のついでに取りに行くなんてそんなひどい、
 車で行って、そーっと持って帰らねば、

 と思案してたら、
 「留守番電話、ききました?」と再度連絡が。
 たいへんたいへん。

 「遅くなってすみません、茶入の修理ができたということで」
 「どれだっけ。あーこれこれ」
 箱を出しながら、
 「・・・わかんないよ」と、ご主人がにやり。

 わかんないってどういうこと、いいかどうかわかんないってこと?
 どきっとしたら、
 「どこをどうやったのかねえ、さっぱりわかんない。でもすごい」

 震える手で開いてみたら、

 1センチくらい、欠けてた

 わかんない。

 口の部分がUの形にあいてた

 これは、確かにわかんない(!)

 「すごい。ほんとにすごい。ありがとうございます。てっきり、金のすじが入るんだとばかり」
 「上手な人がやると、共継ぎができるらしいよ。でもこれはすごいねえ。ほんとにわかんない」
 とご主人が言えば、もうひとり、お店の方が、
 「こういうときは、どんなに小さいかけらでも、持ってきた方がいいようですよ」
 「それはもう、ミクロン単位のも持ってきました。よかったー」

 「ところで、これは、落としたの?」
 「・・・・・・いえ。口の内側を、ちり紙で拭いてたら、ぱりっと」
 「・・・あーねー。口のところは薄いからねえ」

 稽古場には、ちゃんと小羽根も筆もあるのに、弟子ってばこの体たらく。
 先生、いろいろ申し訳ありません。

 思ったよりは安い授業料で済んだので(でもそれなりに高いけど)、

 「この分でほかのが買えるかも。ありがとうございます」

などと、余計なことまで口走ってうきうきと帰宅、したけど、やっぱりいろいろ反省が足りない、気がする。

 当分、なにも買わない。きっと。・・・たぶん。

| | コメント (4) | トラックバック (0)

2012年5月21日 (月)

金環日食

 アーテック:太陽グラス/ケイアイインターナショナル:Solar Viewer

 金環食に備え、いただいた日食グラスの数々。
 (余った分は、「もうどこにも売ってない!」と嘆く友人へ)。

 昨日の晩は、すべてを投げうって早寝して、
 朝から大騒ぎ。

 そのときは、快晴。
  (埼玉県三郷市:6:33)

 晴れだーーーーー。

と思ったのに。

 眩しい方角にカメラを向けて、顔をそむけて、とりあえず撮る。
  (6:51/部分日食同様、当てずっぽうにカメラを向けて撮影

 ・・・また微妙な。

 ウォーキングで通りかかった人に会釈したら、

 見えます?
 見えますよ! ご覧になりますか?

 のぞいてみて、

 6:51/日食グラスを通して撮影
  (6:51/日食グラスを通して撮影)

 おおっ、確かに。ありがとう。

 それからも、近所の人が続々と。
 めがねを取り替えっこして、色の違いを楽しんだり。
 (オレンジ色に見えるめがねもあった)
 仕事や学校で、それどころじゃない人も多かったけど。

 昔、皆既日食をみた母によると、

 あたりが薄暗くなって、さーっと風が吹いてくるの。
 それを、煤をつけたガラスでのぞいてね。
 ああ、天の岩戸というのは、こういうものかと思った。

 だそうで、
 太陽のほとんどが隠れるくらいだから、
 だいぶ薄暗くなるのかと思ったら、

 そうでもないなあ。
 さすが太陽。
 そもそも薄曇だし。

 そうこうしているうちに、
 着々と、太陽が欠けていき、

 7:25/雲が厚いので、そのまま撮れました
  (7:25/雲が厚いので、そのまま撮れました)

 7:27
  (7:27)

 7:34
  (7:34)

 7:37/金環食
  (7:37/金環食)。

 さすがに、辺りはなんとなく薄暗く。

 鳥が騒ぐとか、そんなことはなかったけど。
 (というより、自分が騒いでるからわかんない)

 7:40
  (7:40)

 7:54
  (7:54)

 8:15
  (8:15)

 8:06/ちょっと日射しが強くなり、ようやく撮れた木漏れ日
 
  (8:06/ちょっと日射しが強くなり、ようやく撮れた木漏れ日)

 家に出たり入ったり、
 朝から疲れ果て、

 騒ぎすぎ。また、熱出すんじゃないの? 知恵熱。
 と、家人が言ってます。

 9:26/太陽はすっかり通常営業
  (埼玉県春日部市:9:26/太陽はすっかり通常営業)

| | コメント (4) | トラックバック (0)

2012年5月19日 (土)

神田明神界隈/アートファクトリー「粋」茶会

 午後からお茶会。

 11時くらいに出ればいいので、片付けたり、そろそろいけなくなりそうな鶏肉を料理したりしても、まだのんびりできるかと思ったら、

 くしゃみがすごい。
 イネ科の敵(カモガヤとかハルガヤとかオオアワガエリとか)がそこここに。
 げんなり。
 この日射しは単衣、と決然と着たところで、マスクだもんなあ。暑い。

 TX(つくばエクスプレス)秋葉原駅からの道は、どこへ行くにもいっつも間違えるので、早めに出ましたが、

 交差点の名前が同じって、なにそれ。条里制に慣れてるもんで

 これじゃあ、標識になってない!

 7分で着くらしい、ところに、30分かけて到着。
 あまりの暑さに、途中でマスクを外しましたが、なぜかくしゃみも咳も出ず。
 植生が違うのか(まさか)。

 待ち合わせた友だちと、
 先についてあちこち見てたら、おいしそうなうどん屋(細打うどん 竹や)があった、ときいて、早速お昼。
 染み渡っておいしーい、冷たいうどん。

 近江屋洋菓子店に行ってみたい、ということで、
 行く行く。子どものとき以来。ものすごく久しぶり。懐かしい。

 昭和、ここにあり。

 入ってみると、
 細長い店の奥には、500円で飲み放題、のコーナー。
 500円で紙コップを買って、メロンやバナナやライムのジュース、チョコレートに紅茶、コーヒー、スープまで、お代わり自由。(コップはその都度変えられる)。

 ケーキも買って、カウンターで、なつかしい味だ、ショートケーキに黄桃が入ってる、と、きゃあきゃあ食べてたら、

 「あら、ふたりでおきもの、いいわねえ、なにかあるの?」とカウンター越しに訊かれました。
 「いえ、お茶会です。神田明神で」
 「え、神田明神でお茶会なんてあるの?」
 「神田明神の隣、神田の家というところで」
 「あら、どこかのご流儀のお茶会?」
 「友人が茶釜の作家で、若い作家のグループで茶会をなさるんです」
 「いいわねえ」

 なんと、お店の女性は、海外で、裏千家のお茶を長くなさっていた(できれば今も続けたいけど、なかなか難しくてね、)という方でした。

 世の中、狭いねぇ。

 「これからお茶会なんでしょ? そんなに飲んでだいじょうぶ?」と心配されるほどお代わりして、

 本日のメインイベント。
 の前に、神田明神にお参り。

 前に来たときには気付かなかった絵馬、
 一見の価値あり!
 さすが秋葉原近く、
 絵馬に書いてある絵が、アニメキャラだらけ!!
 「声優と結婚できますように。それがかなわなければ、踏んでもらえますように」とか
 「なんとか(忘れた)が再放送されますように」とか
 「なんとか(書いていいのかわからない)がいい視聴率を取れますように。打ち上げでいいお酒が飲めますように。スタッフ一同」とか。

 こんなのまで売ってるし。

 平将門

 黒澤さんちの祖先らしいんだけど・・・でも買うのはどーかと
(現物。首が・・・飛んでる)。

 去年見かけて、へー、茶室もあるんだあ、いいなあ、と言っていた「神田の家」。

 外観

 ここになければ・・・きっと、ただの家

 ここが今日の会場。
 「アートファクトリー「粋」結成記念 『粋』な茶会」。
* Facebookご利用の方は、このリンクで。
  上記のリンクで見られない方は、こちら(釜師:長野さんのブログ)で。

 写真撮っていいっすよ、ブログに載せてもだいじょうぶ、どんどん宣伝してね、ということで。

 Simg_0020
 茶室での道具の数々。

 Simg_0019
 風炉の灰は、かまよめさんががんばった(!)
 (この作りづらい形で、すごい~)

 Simg_0032

 お茶会終わって、2階は、作家のみなさんの道具の展示。

 Simg_0033_2

 Simg_0034_3

 Simg_0035

 Simg_0037

 Simg_0027

 その片隅に。

 Simg_0028

 ザクだ。

 「これ、かぶれるんでしょ。いいなあ。前見たとき、かぶりたかったなあって思ってたの」
 「かぶる?」
 「いいの!?」

 かぶりました。

 両手で支えてないと、ムリだけど。
 重いというより、
 内部の頭が完全球形なので(なんたって「まりも」だから)、前に落ちてくる。
 そして、だんだん、暑い。でも。
 念願、叶いました。やった!

 作品を手にとって、
 いいなあ、欲しいなあとながめて、

 また来年、東急百貨店(渋谷)で展覧会がある予定、とのことです。

 そのときは、なんか、手に入れられるといいんだけど。
 (望みは叶う、たぶん、きっと。ザクもかぶれたし)。

| | コメント (4) | トラックバック (0)

2012年5月18日 (金)

今さら炉ふさぎ・灰やら炭やらの容器

 大宮氷川神社献茶式のお手伝いとか(プラカード10番にご協力くださったお客さま、ほんとうにありがとうございました)、
 浦和のイタリア料理店・開店15周年パーティーで大いに楽しんだとか、
 お世話になっている先生の呈茶にうかがったとか、
 片付けの手伝いで筋肉痛とか、でもまあ、大したことはしてないのに、

 なんでこんなに忙しいんだか、今ひとつわからん。
 なんかやろうとすると、すごい勢いで雨が降るし。

 よーやっと、この期に及んで炉ふさぎ終了。

 やり方は、 3年前に編み出した方法と同じ。
 作業終盤、増えた分の灰を移し替えようとして、
 100円で買ったバケツの縁をつかんだ途端、・・・砕けた(!)
 プラスチックが、クッキーか薄い煎餅のように、ぱりぱりと。

 手で軽くつかむだけで、粉々

 おーそーろーしー。
 買ってから数年経っているとはいえ、外に放置してたわけでもなし、まさかこんな。
 灰に混じらなくて、それより、灰を入れてから砕けなくて、よかった。

 目一杯いれた残りは、しょうがない、火消壺を買う前に使ってた、母作成の器に投入。

 他の用途が、まだ見つからない

 燃えさしを入れるのはいいけど、熱くて持てないと後に気付き、結局、手付きのを買うことに。

 これが本物。

 やっぱり、その用途にあった形って大事なのね。
何年か前にも全く同じことを考えて、しかも書いてた)。

 そして、
 灰の容器も、ある程度しっかりしたのを買わないと、だめかも。

| | コメント (5) | トラックバック (0)

2012年5月 8日 (火)

草人木・その46(茶道具・19)/連休明け

◆問◆
 次の文は、ある唐物茶入(大名物)についての『大正名器鑑実見記』の記載である。
 この茶入の銘はなにか。

 甑(こしき)廻り少しく窪み、撫肩にて尻の方次第に膨らみ、裾土際に至り、紫釉或いは濃く或いは薄く、総じて黒味を帯びたれども、日光に翳せば紫色光沢極めて麗し、(中略)大体姿勢優雅にして気品極めて高く、作行精妙にして景色面白く、其利休の寵児たり三斎の秘愛たりしも、決して偶然ならざるを知るべし。

---*---*---*---*---*---*---*---

 連休後半は、いろーんなところにおよばれして、

 ・・・ほとんど料理してません。

 家なのにカフェ、でごちそうになったり。
 (純嘉さんの「煎茶」バジルさんの「木の芽じょうよ饅頭」)。

 子どもの頃は、なにかっていうと用もなく遊びに行ったよねえ、
 こんな年になっても、ちょっと電話して「行っていい?」っていうところがあるのはいいねえ、ありがたいねえ、

 と話してましたが、まったくそのとおりで、
 でもそのためには(ある程度)、家の中が片付いてないと。

 ふむ。

 王蟲の幼生にしかみえない

 コストコの「ミニ・パン・オ・ショコラ」。
 うちでは「王蟲(ナウシカに出てくるやつ)」と呼んでます。

 こーんなもん、大量にくえるのかよと言いながら、はじめて買いましたが、
 連休中、これで喰いつなぎ、あと二匹、じゃなかった、あとふたつ。

 
 ナウシカに怒られる

 ・・なんか、切ない。(いろんな意味で)。

 大晴雲(一升)

 酒瓶の屍も累々と。

 真澄スパークリング! しかも3本!

 ・・・・・なんか、よろしくない。(いろんな意味で)。

 そんなこんなで、
 大量に用事がたまっとります。いかんいかん。

---*---*---*---*---*---*---*---

◆答◆
 利休尻膨(りきゅうしりぶくら)

●出典
 「大正名器鑑実見記」p82 高橋箒庵 著/小田榮一 編 淡交社

 (画像はこちら→永青文庫コレクション中、永青文庫データベース

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年5月 1日 (火)

笠間の陶炎祭(ひまつり)

 「5月1日は休みを取った」と家人が言うので、
 Googleカレンダーに「笠間ひまつり」と入れてみました。

 三郷料金所スマートインターチェンジ

 ラッキー。

 9:10発、
 9:13には高速に入り、

 途中のサービスエリアで飲み物を補給して、

 辻利 抹茶ミルク

 (・・・これもやっぱり、見た目どおりの味)

 東駐車場

 事故渋滞がありましたが、10:50には駐車場(東)の列に到着。

 「かなり待ちますか?」
 「今日は空いてるんでだいじょうぶです。昨日は2時間待ちでしたから」

 11:05には会場へ。

 ハートランドビール!

 今年もあるぞー。ハートランドビール。

 陶器も(もちろん)物色するけど、
 あちこちで、
 ビールとかワインとかピザとか、食べまくり、
 家人はFacebookに「自分は運転手だから飲めない」と嘆き、

 そうこうしているうちに、雨。

 陶器は水浸し

 でもお店で飲んでるからへーき。

 帰っちゃった人も

 途中2回、急な雨がありましたが、
 どちらも屋根の下。

 実は「ひまつり」今年で3回目
 去年も今年も、その前に買った器を補充しようと思ってるのに、
 ついにそれは見つからず。

 まあそれはそれで、
 似ているけど違う、でも気に入った器を購入(2割引)。
 今年は、なんというお店で買ったか記録しときます。

 もともと、物色するスピードが早いので、
 13時でひとまわり。

 でも帰宅にはちと早い。

 なんとなーく走って、

 愛宕神社

 笠間の愛宕神社へ。 

 急な階段

 よい景色です

 パワースポット

 だ、そうです。

 桜も 

 確かに、とても気持ちのよい場所。
 ここで家人が突然「茨城空港が見たい」。

 なんでも、景色を見ていたとき、隣にいた人が話していたそうで。

 茨城空港

 1時間ほどで到着。

 そこそこ人がいます

 デッキに昇ってみたら、

 百里基地があるので見えない

 「このガラスは左側が見えにくくなっております。飛行機をご覧になる方は、駐機場に向かって左側のデッキからが見やすくなっております」。 

 でも見えない。
 で、こんなことに。

 みんなしゃがむ

 みなさんなんとかして、下の隙間から見ようとがんばっていたら、

 離陸

 しばらくして、無事に飛びました。

 空港を後にするとき、見かけた貼り紙は、

 空港でお茶会

 「茨城空港で「お茶会」開催 5月5日(土)」

 あーもう風炉かー・・・。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2012年4月 | トップページ | 2012年6月 »