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2012年8月31日 (金)

高崎~日本橋(濱田庄司~バーナード・リーチ)

 そもそもは、8月中旬、出光美術館の「東洋の白いやきもの」展に行ったとき。

 大阪市立東洋陶磁美術館のポスターを見た姉が、母に

 「ここ、すっごくいいよー。行く?」
 「いい。遠いから」

 そりゃ遠い。
 学生時代、教授が「徳川美術館でいい展覧会をやっててねえ。日帰りになるけど、図録だけでもほしいので、行ってきます」とおっしゃったのが、もうとにかくかっこよかった!! ・・・けど、自分ではやらない。たぶん。
 スーラの「グランド・ジャット島の日曜の午後」が来るようなことがあったら、がんばってみるかもしれない、けど。

 それはともかく。
 なんとなーく、新聞の美術欄を見ていたら、「企画展 濱田庄司 ─大阪市立東洋陶磁美術館所蔵」の一行。即、iPadで調査。

 「あのさー、濱田庄司、高崎でやってる。大阪東洋陶磁美術館のがいっぱい来る」
 「高崎? 遠いでしょ」
 「遠くない。近い。新幹線使えば、1時間で行ける」
 「えーーっ!?」

 昔、着付けで何度か行ったことのある高崎。
 遠隔地手当に新幹線代がついて、でも着付けの後は「関東甲信越小さな旅」と遊び回っていつも赤字。
 つまるところ、そんなに「遠くない」。

 「あとさ、日本橋高島屋バーナード・リーチ、無料券がきた」
 「へー」
 「新幹線で往復するなら、もうひとがんばりで、行けるよ。・・・1日で、両方」

 10時前に春日部出発。
 踏切で車が立ち往生とか、めずらしい電車が入線するらしく撮り鉄諸氏が大宮駅ホームを占拠したりとか、間に合うかとどきどき、でも無事乗車。

 自由席も指定席もいっぱいで、びっくりしたけど。

 高崎駅到着。

 駅降りてすぎ、目の前。

 高崎駅東口徒歩2分、という案内にたがわず、
 ほんとに、徒歩2分!!

 65歳以上無料、に、母は「申し訳ない。そんなに高齢者ばっかり優遇しなくても」と恐縮しきり。でも、わたしの500円も安いぞ-。ありがたい。
 展示は4階と3階でゆったりたっぷり。
 母の付き合いであちこち行ってますが、陶芸は、「ほしい」「みたい」「使いたい」以外、よくわかんない・・・けど、掲示してある言葉が印象深い。

 昨日在庵、今日不在、明日他行
(内弟の一人、陶芸家の瀧田項一氏によると、この言葉には諸行無常という深淵な意味が含まれている)

 ギルやメール夫人には、仕事にも生活にも信念がはっきりと出ていて、そして落着きがある。信念がはっきりしているだけならば頭の問題だけでも済むが、落着きがあるのは後盾に拠りどころあるよき生活がなければ得られないと思う。

 12時半に見終わって、駅でお昼を食べ(安くておいしくてたっぷり)、みやげものをふらふらながめて、新幹線は余裕の13:41発。

 途中、東京駅のグランスタで買い物をしたため、日本橋到着は15:30。

 高崎市タワー美術館の広々と静かな雰囲気に比べると、しょうがないねえ、という賑わいではありますが、大混雑でもなし。

 「1日で行ける」と思いついたときは考えが至らなかったけど、
 そういえば、濱田庄司とバーナード・リーチは生涯の友だったのでした。

 両方見ると、影響し合ってるのが、はっきりと、わかる。
 互いに確固たるものをもちながら、柔軟な個性。

 「濱田氏の作風は用に徹し、すこやかな美は倫理性に貫かれています」。
 「現世(うつしよ)にこの東と西をむすぶ二人の半世紀をこえる友情ほど美しいえにしをわたしは知りません」(「茶碗の基礎知識」 杉浦澄子 著 雄山閣 p243)

 しみじみと会場を後にして、グッズ売り場。
 目についたのが、

 「サイボーグ009完全読本」。

 なんで!?

 よく見たら、第2特集がバーナード・リーチ。

 しょうがないなあ。
 (というわけで、どうしたものかと躊躇してた雑誌も買っちゃった)。

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2012年8月27日 (月)

三郷花火大会・2012

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 去年は対岸の流山花火大会+恒例の宴会でしたが、
 今年は、三郷花火大会復活。

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 数分歩けば、打ち上げ場所が見えちゃう。 

 花火開始前、既に家で1時間ほど飲んでいる面々は、
 きゃあきゃあ騒いで、撮影したり眺めたり。

 「なんか飛んできたよ-」
 「花火の破片だー」
 「まだあったかいよー」

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 時折、「風向きにより、花火の破片が飛んでいくことがあります。ご注意ください」というアナウンス。

 「落石注意みたいなもんだねえ」
 「注意しろっていってもねえ」

 そうこうしているうちにも、破片はどんどん飛んでくる。

 「大きい」
 「あーっ。衿に入った!」

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 今年、三郷市青年部渾身の花火は、「孔雀型」。だそうです。

 ラストは、一昨年、「運命」(ベートーベン)とともに打ち上げられて大爆笑した音楽花火。

 今年は「優雅な曲と雄壮な曲にのせてお送りします」。

 「展覧会の絵」(ムソルグスキー) と

 「新世界より」(ドヴォルザーク)

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 妙にテンポが合ってるところが、笑える笑える。

 
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 花火終了、20:30。

 そして宴会再開。

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 持ち帰った「花火の破片」というネタを得て新たに盛り上がり展開し、差し入れのごちそうを食べに食べ、飲みまくり、笑いまくり、まずい終電だ!!

 翌々日の、朝。(翌日は、残ったごちそうをつまみながら、溜まった録画を片付ける、という至福のだらだらを味わったため、家から一歩も出ず)。

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 まだ、ちらほら、破片が残ってる。

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2012年8月 3日 (金)

畠山記念館/東京ソラマチ

 凶暴な太陽は、テラス越しじゃないと
 「風死す」、な毎日。

 この前見学した席上揮毫で「滅却心頭火自涼」とありましたが、
 暑いもんは、暑い。誰がなんと言おうと暑い。

 しかしまあ、借りてきた片付けの本を眺めながらうとうと、してるだけなのもどうかということで。

 住宅街にひっそり登場
 ものすごーく久しぶりの「畠山記念館」。

 門をくぐってから記念館まで
 
 緑が濃いと、確かに涼しい気はしないでもない。

 けど、あっという間に蚊に刺されました。

 入ると「ご自由に」とタオルが積んであります
 旅館みたいな入口。

 16時過ぎに入ったため、客は母とわたしだけ、と思ったら、小学5年生(推定)の男の子がいる。
 すごーく熱心に、ながめてはメモをとってる。

 「えらいねえ」と母が声を掛けたら、
 ちょっとはにかんで「学校の宿題です」。

 「お茶やったらおもしろいよー」と横から付け加えたら
 ちょっと笑ってうなづいてました。あしらいが大人だ。

 今回の展示は「ふしぎ発見! 茶道具と銘をめぐる物語」。

 手のひらに収まりそうな小さい茶碗が、くるまれて入れられて包まれた結果、仕覆や風呂敷や箱やらで、両手を広げても収まらない幅の陳列を伴う様子はいつみても壮観なんだけど。

 「No.24 ととや茶碗 銘 隼 次第」が、英語になると
 「Accessory of No.24」で片付けられちゃうことに大笑い。
 まあ、すごーく長い修飾辞のついた花入が「Vase」でおしまい、なのを見たこともあるし。英語表記の方が簡潔でわかりやすかったりするときもあるし。
 
 なんでこの銘なのか、本人じゃないからよくわからないものから、
 これはもう確かに「ミミズク」にしか見えない花入だ、というものまで、でも、列品数は31点なので、ゆっくりながめても閉館時間(17時)に間に合いました。

 ここが近所なら、友の会の会員になって、通っちゃうんだけどなー。

 涼しくなってきたけどまだ暑い。そして帰り道はなんだか遠い。
 乗り換えで経由するのは、いつの間にか「(スカイツリー前)」がついてる「押上」。
 せっかくだしねえ、一カ所じゃつまんないしねえ、寄らないとねえ、東京ソラマチ

 East Yard4階:押上駅寄り「ソラミ坂」

 あんまり高いところが好きじゃない母と、「いろいろあっておもしろい」といいながら4階(East Yard「ジャパンスーベニア」)を中心にふらふら。
 「なんでここまできて鳩居堂で封筒買ってるかなあ」「でも銀座より空いてていい」といいつつ、1階(East Yard「ソラマチ商店街」のはせがわ酒店)では「天使の誘惑」(鹿児島の芋焼酎)を購入。なんと、適正価格。やった!(ひとり1本限定)。
 鹿児島のものをなぜここで買うのかとはつゆ思わず。

 すっかりうきうきして、値引きの惣菜も買って、・・・夜のスカイツリーは忘れました。(途中「30分ほどの待ち時間」と放送があり、けっこう空いてるのね、と思ったのにきれいさっぱり)。

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