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2012年10月31日 (水)

鉄道博物館/一文字ご飯

 10月の目標としてあちこちの美術館に行く予定を立てたのですが、

 マラソンのスタート前みたい、という感想あり

 行ったのは、「鉄道博物館」(しかも10月14日、鉄道の日。これで開館30分前)。

 弁当も食べられる展示施設内でお茶

 淡交会青年部の集まりだったので、
 とにもかくにもまずはお茶。
 (フレンドリートレインでお茶点てちゃう発想も実行力もすごい)。

 ツアーのようにきっちり日程を組まれていたので、

 運転士体験(初級)もできました。

 ぴたりと停めるのは、すごいことだ
 (・・・むずかしい)。

 体験教室で着用した白手袋はそのまま持ち帰れて、茶道具を扱うのにとても便利。

 早速、
 茶事の手伝いに使用。

 当日は、ほとんどの料理が事前にできていたにもかかわらず、
 やはり懐石6人分はてんやわんや。

 その中で、
 先を平たく切った杓子でよそう、一文字ご飯の早いこときれいなこと。

 すごーい。ほしーい。

 確かこれは、「お茶事ができる懐石レシピ」に書いてあったっけ。

「一文字ご飯用の杓子」
一文字のご飯をよそうとき、杓子の先を釜肌や飯椀につけるので、先がまるくないほうが便利です。誠之庵では、市販のしゃもじの先を、椀の大きさ(一文字ご飯の左右の寸法)に合わせて斜めに切って、一文字専用にしています。昨今は安価なしゃもじを売っていますので、先を切ったものを一つ作ってはいかがでしょう。(「お茶事ができる懐石レシピ」p115 小澤宗誠・小澤宗香/淡交社)

 「作ってはいかがでしょう」。

 鋸かなんかで切るのかい?
 そのあとやすりでもかけるんだろうか。

 今度、やり方を教えてもらおうと思った矢先、

 見つけちゃった。

 おあつらえむき
 返しへら(中) (税込 630円)
 (越谷レイクタウン mori ベターリビングエクレ

 「穴が空いてた方がいいんじゃない?」
 「これでいい」
 「先は、まっすぐじゃなくて、斜めの方がいいんじゃないの?」
 「これがいい」
 「・・・なにに使うの?」
 「お茶でね、最初のご飯の一文字を切るのに、それでこないだ」
 「はいはい、好きにしてください」
 「もしも、万が一、サイズが合わなかったら、テフロン加工用のへらに」
 「やだよ、お茶のお下がりなんて」
 「・・・そういう理屈がないと、買えないでしょ!」

 買いました。

 測ってみた
 (先は7センチ)。

 早速実験。

 「極うま・炊きあがり10分前

 いーいねえ。
 (しばらく、ご飯はこれだな)。

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2012年10月12日 (金)

石洞美術館(伝統工芸日本金工展)

 釜師さんかまよめさんから教えてもらった「石洞美術館伝統工芸日本金工展」。
 会期はまだまだ先だと思ってたら、日曜(10/14)までだった!

 となると、今日しかない。
 依頼された、都内でのパソコン設定をさっさと終わらせ、午後に行こうっと。
 
 ところが。
 11時には終わるはずだった作業が難航し、なんと14時半。(しかも、回線が問題の可能性あり、ということで今日は断念)。そして地震。電車遅延。

 改札を出たところ

 ようよう「千住大橋駅」到着。
 美術館まで徒歩3分・・・、って、どっちに行けばいいんだ??

 駅員さんに訊いてみると、
 「右に出て、右、すぐ左、そして左です」。

 不安
 「右に出て、右」に行ったところ。

 今気付いた。小さく「直進」の看板
 「すぐ左」に入ったところ。

 「左折」看板
 「そして左」のところに左折表示。

 ここか
 そして左折したら。

 曲がると、目の前
 目の前。確かに3分。

 ゆるやかな螺旋状の館内には、金属工芸がたっぷり、113点。
 本命の茶の湯釜を中心に、ぎりぎりまでいましたが、
 配布される作品一覧に、「打込象嵌」「杢目金」「四分一」など【用語解説】もついてたので、参照しつつ、じっくりみたかった。

 ひっそりと、瀟洒な美術館。
 なんとなく遠い印象だったけど、京成線で日暮里からすぐ(5分)。

 今年はなんか縁があるなあ、と受付にあった「濱田庄司言行録」(100円)を購入して、きっとこの美術館にもまた来る、気がする。

 振り返ったら駅が見えた

 あちこちで工事中だったので、次回は、風景が全く変わってるかも。

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2012年10月 8日 (月)

護国寺・茶会(雨など)

 三連休中日。
 「雨」の予報と「晴れ」の予報が両方あり、どうもはっきりしない。

 護国寺の茶会は屋外で並ぶんだよなあ、雨のときはどうするんだろ、それはそれでおもしろいかも、と、邪な考えをちょっとでも持ったせいか、

 しとしと

 雨。

 姉の付き添いで、護国寺茶会。

 月光殿前の案内板
 (各茶席案内図。クリックすると別画面で表示されます)。

 「月光殿」で受付後、

 そのまま廊下づたいに「牡丹の間」。

 もともと人数を絞っての招待らしく、待合もゆったり。
 (姉に「すごーく混む」「ひたすら並ぶ」と脅してたのに、嘘つきになってしまった)。

 牡丹の季節は、ここからよく見えるんですよ、だからこの部屋は「牡丹の間」というのです、と廊下で、案内の方からお話があったりもして。待ち時間、わずか20分。

 はじめて拝見する御流儀の点前で、
 思わず、

 台にのった薄茶ってどうやって飲むの??
 破風炉、前瓦の前にちょっとだけ入っている、紫色の灰はなに???

 「初めてお茶会に行く」ような心持ちになったけど、それとなくクリア。
 それにしてもほんとにいろんな点前があるねえ。世界は広い。

 12時少し前。
 雨少々。
 点心席はすぐ近くなので、まずはお昼。

 三友居

 豪華。(他にもいろいろある!)。

 あんまり豪華で、燗鍋のお酒もおいしくて(後に、俳優の実家で、京都の酒造、と判明)、
 のんびりちまちま食べていたせいか、
 姉の「煮物碗」の蓋がくっついてとれないという緊急事態もありましたが、
 向かいの席の方が「おばさんはねえ、力あるんだから」と、苦労して取ってくださり、

 秋鱧に松茸・・・

 ・・・ありがとうございます(!)

 もう帰ってもいい、くらい満足で満腹、なれど、用はこれから。
 姉は、招待してくださった方にご挨拶をせねばなりません。

 「どこで挨拶すればいいかなあ」
 「席が終わった、すぐ後かなあ。タイミングみて」

 艸雷庵

 ここの待ち時間は約45分。

 雨はほとんどあがってる上、どの茶室も入口に傘立があり、軒下に入れば傘も要らない。

 暇なので、

 画鋲の痕

 入口にある、画鋲の痕をながめる。

 去年から気になってた

 右側の微かな稲妻。これは、わざとだよねえ。

 いよいよ濃茶。
 まろやかで熱くておいしかった、としみじみしつつ、茶碗を姉に手渡ししたら、隣の方が「ごめんなさいね、手渡しじゃなくて。違う流儀なので」。
 「いえ、こちらこそ。どちらの・・・?」
 「松尾流です」

 とーっても茶歴の長い、所作のうつくしい他流の先輩が、裏千家の人と同席したときに「あなた、そのやり方違うわよ。こうするのよ」と指導された、と笑って話してましたが(そういう話を笑ってできるくらい、彼女は度量が大きい)、松尾流とおっしゃるその方も、ゆったりとくつろいで、でもぴしっとした様子。

 こんな方に「間違ってる」と、したり顔する・・・そりゃおそろしい。無知ってこわいねえ。

 なごやかな席の後、無事に姉の挨拶もおわり、
 外に出たら、なんと晴れ。

 すると、やはりもう一席くらい入りたくなり、

 月窓軒

 並んで待つことに。

 しかーし。
 晴れたら晴れたで、蚊との戦い。

 足元の蚊を仕留めたのに、手の指をやられた悔しさときたら!!

 雨の様子はだいたいわかったけど、
 次回は、虫除けスプレーも必要。

 終了、15:17。なんと去年と全く同じ!

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2012年10月 2日 (火)

「時空の裂け目」/特撮博物館

 今朝のシャキーン

 「10月になったのに、めくりわすれたカレンダーが9月のまま。この状態に名前をつけよう!」

 ナオトくんの答。「時空の裂け目」。
 ネコッパチの答。「9月!」
 「・・・11月まで忘れちゃったら?」
 「KUGATSU!!」

 それもいいねえ。
 しばらく9月のまま。半衿も絽のまま。もちろんきものは単衣。

 でもまあ、急な熱で断念した、日本伝統工芸展(東京は10/1まで)をのぞき、
 だいたい予定していた展覧会には行けたから、まあよしとしよう。

 先週、送迎のため羽田空港に行きがてら、家人念願の「東京都現代美術館特撮博物館(10/8まで)」へ。

 会期初めに行った「二条城展」終了時点で11万人。こちらはすでに20万人。さすが。

 いえ、別に行きたくないわけでもないしむしろ観たいけど。

 でもやっぱり、
 「マイティジャック!」「これこれみてみて、(忘れた)だー」「あーっ、(覚えてない)もあるー」と興奮する家人や
 秋葉原でとてもよく見かける、チェック柄のシャツとリュックに身を固めた人々の密かな感動が、
 どうにも、他人事。
 片っ端から、展示物の名前や特徴がすべり落ちていく。
 みたことない、知らない、わかんない!

 仕方ないので、「ぶらぶら美術・博物館」で仕入れた「ああ、これが、ピアノ線を吊す、「吊り点」というものか」「ここに乾電池をしくんでおくのか」などの情報を確認して楽しむ。「建造物はゴジラに壊されて一人前(山田五郎)」。確かに。

 「巨神兵東京に現わる」の破壊映像をみると、つい、あの建物にも道路にも全部、人がいるんだけど、と思い、いろいろ想起される映像もあって、爽快な気分というわけにもいかないけど、

 その後、「特撮映画をどのように撮影するか」の映像をみたら、「こうやって、窓をひとつひとつ組み立てたビルを内から引っ張って倒すの!?」「飛んでる火の粉は発泡スチロールかい!」と、しまいには、周囲の雰囲気と同化。

 「撮影可」のゾーンに着くころには、当初の「なんか、びみょー」はどこへやら、あちこち撮影。

 唯一、撮影可のゾーン

 こういうのは、裏側に回ってみないと

 ついには、1/6スケールで再現された、撮影用セットから撮ったりして。

 映画で使用されたミニチュアセットの中で撮影できるコーナー

 というわけで、今晩の楽しみはこれ。

 「シューイチスピンオフ 庵野秀明・樋口真嗣が語る「特撮博物館」のすべて!」 

 そしてとりあえず、10月の目的地はこれ。

・「第41回 伝統工芸日本金工展」(石洞美術館

・「出雲―聖地の至宝―」(東京国立博物館

・「メトロポリタン美術館展」(東京都美術館

 茶事の手伝いも茶会もある、10月。
 カレンダーはちゃんと全部めくりました。(仕方ない、半衿も替えました)。

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