« 名古屋(一日目)/主に徳川美術館 | トップページ | ひなまつり・2013(岩田さんの兜) »

2013年2月16日 (土)

名古屋(二日目)/ほとんど愛知県陶磁資料館「清水六兵衛家」

 家人は他の用事のため、朝から別行動。
 とにもかくにも、遠いところから行こうと、「愛知県陶磁資料館」行きを選択。

 「ドニチエコキップ」なるものが非常に得だとわかったので、まず名古屋駅へ。

 地下鉄の終点まで行き、そこでリニモに乗り換えて、え? リニモ? つまり、リニアモーターカー?

 リニアの線路

 発車時、かすかに浮き上がったような感覚があり(気のせいかも)、振動なく非常にスムーズ。車内もきれいで快適。一駅の区間が短いので、スピードが出きらない感じだけど。
雰囲気としては、ゆりかもめに似てる。

 長久手古戦場

 「長久手古戦場」(!)を通り、「愛・地球博記念公園」を通り、
 車内に人がいなくなって、

 看板のデザインがおしゃれ

 到着。

 なにもありません

 誰もいない。

 無人駅・・・
 (無人駅)。

 ひゅるるーー。

 強風

 あ、誰か前にいると思ったら
 犬の散歩で、
 あ、後ろから誰かくると思ったら
 ジョギングの人で、

 明るいうちに来て、よかった。

 門の表示は陶器

 門に到着。さらにここから本館入口まで、

 どれだけ広いのか、見当もつかない

 遠い。

 遠いよー。

 荷物をあずけ、あちこち眺めてたら、
 館内アナウンスが。
 「企画展 清水六兵衛家 京の華やぎの列品解説を行います」。

 あれ。
 春日部にある都をどり・おみやげの皿

 家にある皿と同じ模様が展示されてる。

 「これは、提灯繋ぎといって、京の都をどりで今でも使われています。実は、三代六兵衛のデザインなんです」。

 (団子かと思ってた)。

 解説は図録の執筆もなさってる学芸員、参加者は10名。

 「初代は、窯を持ってなかったんですね。三代で初めて登窯を買い取ります。こののれんは、窯を持って「窯元」になったときのものです。今もかかってるのをお借りしてきました」

 「圓山應擧が絵を描いたと言われている水指です。初代はそれをただ焼いたわけではなく、釉薬のかけ方、御本の緋色まで計算しています」

 「今回の事前調査でわかったことなんですが、二代は、実は、ふたりいるようなんです。二代目が生まれたとき、初代は52歳。二代が9歳のときに亡くなったので、成長の間、支えていた人がいるようです。「二代六兵衛 俗名 丸屋庄九郎」と書かれた位牌が清水家から見つかりました」

 「三代は清水焼中興の名工といわれます。デザイン創作能力がすごい。この織部お福手焙、実は発色としてはあまりよくありません。でもこのデザイン。これは板橋の旗本の屋敷から出たものですが、座敷の片隅にこれがあるって、・・・いいですよねえ」

 「これ、みてください。三代作のティーカップなんですが、そのまま焼くと、取っ手が下がるんですね。あと、あちらの人は貫入を嫌うので、高台にも釉薬をかけないといけない。伏せ焼しないといけないんです。これはちゃんと伏せ焼してある。なぜか、その技術を知ってるということです。同時代(明治9年頃)に伏せ焼をしている例をわたしは知りません」

 「それだけ、研究しているということですね。自分たちが作れないもの、知らないものをおいて研究している。そして蒐集している資料がすごい。しかもすべてとってある。捨ててない。重要な知的財産としてとっておこうという意識がないとできないことです」

 「明治期、京都の陶工は、東京に移る、海外輸出に活路を見いだす、などいろんな手段で生き残りを図りました。清水家はそれをしなかった。海外の注文にも応えてますが、軸足は、国内向け。得意としていたものをいかに伸ばすか、を考えていたんですね。大正・昭和で他の家が消えた中、清水家は残ったんです」

 画壇と一体化した「やきもの+絵」の作品の数々や、
 新しい技法の開発(大礼磁)など、
 四代~五代の話が続いて、でも五代で説明はおしまい。
 「すごくおもしろかった」「あと1時間かかってもいいから、八代(当代)まで説明してほしい」と参加者が言っておられましたが、同じ気持ち。

 説明をきいてほぼ1時間半、その後見直して40分、
 さらに六代以降もみて(七代以降、突然現代アートになるのは知らなかった)、
 さらにさらに、最初に戻ってもう一度みて、
 13時半。

 常設展は駆け足。
 お昼は断念。
 ノリタケも名古屋城も断念。

 でもここだけは行かなくちゃ。

 茶室 陶翠庵

 「茶室 陶翠庵」
 企画展の間、清水家の茶碗で抹茶が飲めます。
 

 室内に八代の作品

 八代の作品もあちこちに。

 図録を買って、陶芸の本を母のおみやげに買って、
 重い。そして足が痛い。

 茶室からけっこうな距離だよー

 リニモへの道は、遠い・・・。

 もうどこへ行く気力もないけど、
 合流時間まで微妙に時間が。ただ座りたい。

 そうだそういえば。
 名古屋市内にあるという、「草人木」カフェに行ってみよう。

 ブログ開設当初(2006年)、
 検索したらまっさきに出ていたので、なんとなく覚えてる。

 iPadで調べたら、場所も遠くない(矢場町)。

 休憩だ休憩だ、と足を引きずり行ってみたら、

 ない。

 ・・・地図だと、ここなんだけどなあ。

 GAPとマクドナルドの間、とあるけど、マクドナルドもスターバックスになってる

 電話も、つながりませんでした。

 目の前の松坂屋では「加賀赤絵展」をやってたけど、
 わずか480円(割引後)の陶磁資料館に行った後では、
 1,000円の入場料がやけに高く感じられ、とぼとぼと名古屋駅へ。

 JR高島屋地下で、昨晩の串カツに使用されてた「カクテキ」なる味噌を買い、京都のお菓子ばっかり、名古屋のはどこよ、と万年堂の干菓子と「赤福」(伊勢だけど)を買って、もう限界。

 3階~9階にある「ローズパティオ(無料休憩所)」のありがたいこと。
 合流まで30分弱休憩し、再び、駅周辺ではしご飲みをして(本家の飲み番組「ハシゴマン」なら3軒だけど、新幹線もあるので2軒でがまん)、20時14分発車。

 帰りの新幹線の記憶はほとんどないけど、
 車内販売の「ナッツ&チーズ」(310円)、おいしかったなあ。

|

« 名古屋(一日目)/主に徳川美術館 | トップページ | ひなまつり・2013(岩田さんの兜) »

コメント

提灯繋ぎですか~。私もお団子だとおもってました(へへ)
家のも、もう一度よく見ましょう。

投稿: ringo | 2013年2月16日 (土) 19時50分

 図録の年譜を読んでたら、1938年に「裏千家今日庵の利休忌で松和軒の替茶碗として「六兵衛作団子つなぎ」が用いられる」という記載がありました。(p213)
 写真がないので、提灯繋ぎと同じものかどうかはわかりませんが、ちょっと謎です。(松和軒というのもよくわからないし・・・)。

投稿: まりも | 2013年2月16日 (土) 20時23分

いや、名古屋2日目は私の本来業務ですから、別行動といわれましても・・・

投稿: 家人一号 | 2013年2月16日 (土) 23時53分

 本来業務だろうがなんだろうが、別なもんは、別。(あとは、黙っといてやらい!)

投稿: まりも | 2013年2月16日 (土) 23時56分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/170159/56778707

この記事へのトラックバック一覧です: 名古屋(二日目)/ほとんど愛知県陶磁資料館「清水六兵衛家」:

« 名古屋(一日目)/主に徳川美術館 | トップページ | ひなまつり・2013(岩田さんの兜) »