« 続・つくばいの掃除 | トップページ | 朔旦冬至 »

2014年11月30日 (日)

懐紙・りゅうさん紙

 御懐紙

 100円ショップで発見。

 本来の用途以外に使用しないでください、ってなに?

 後ろをみると、「パルプ90% レーヨン10%」と書いてある。へえ。

 何年ものかわからない

 今話題の小川和紙(いただきもの)には、表示なし。
 (あえて書くと、楮何パーセントとか、そういうことになるんだろうか)

 恒例の比較

 上が小川和紙、下がDAISO。
 しなやかなのと、がさがさしてるのとで、触ればすぐわかる。
 重さは、小川和紙が35グラム、DAISOが37グラム。

 全部いただきもの

 重さを量るには、枚数が同じじゃないとね、と数えてみたら、両方30枚。
 ほかのも数えてみたら、たいていの懐紙は「30枚入り」だと判明。あらま知らなかった。
 原材料「パルプ」と表示されてるのもある。
 そういえば、懐紙の材料について考えたことなかった。

 これももったいなくて使ってない

 かと思えば、「20枚入り」のもあったりする。これもいただきものだけど、買うときは値段だけじゃなくて、枚数も確認しないといけない。枚数明記してないのもあるしなあ。

 りゅうさん紙

 ついでにこれ。
 水っぽいお菓子のとき、懐紙の上にのせて使う「りゅうさん紙」。

 りゅうさん紙とは、またずいぶん剣呑な名前よねえ、硫酸じゃないわよね、どういう由来だろう、とお稽古のときに話していたので調べてみたら、

 まさかの。

【硫酸紙】 木綿または木材化学パルプで製した紙を、濃硫酸に浸したのち完全に水洗いし、乾燥して仕上げたもの(後略)。(「和紙文化辞典」 久米康生 著 (株)わがみ堂 1995)

 なんとなんと。

 さらに詳細な説明はこちら。

 化学パルプを主体として、あまり叩解度をあげないですいた低密度の吸収性の良い紙を用意します。その紙をある濃度(約60度ボーメ)の硫酸を使って低温度で処理すると、繊維がふくれてゼリー状になります。これは、セルロースがアミロースに変わったために起こる反応です。これを良く水洗いして硫酸を取り除きます。この処理をくりかえして作ったものが硫酸紙です。パーチメント紙とも呼ばれています。
 硫酸処理によって、繊維の表面に半透明なゼラチン状のアミロイドフィルムができます。そのため、繊維と繊維の間の細孔がふさがれて、強固に結合されます。半透明で耐水性、耐油性があるので、バターやチーズなど食品や薬品の包装に使われます。また、トレーシングペーパーとしても活用されます。ちなみにパーチメントとは羊皮紙のことで、昔は羊や子牛の皮から作りました。(「トコトンやさしい紙の本」p122 小宮英俊 著 日刊工業新聞社 2001)

 へえええ。
 グラシン紙となにが違うのかと思ったら、この後にその説明もありました。長くなるので引用しないけど。

 和紙と洋紙の違いとか、
 そもそも和紙の定義とか、
 口切のとき茶壺の口を封印するのはどーして美濃紙なんだろうとか、
 りゅうさん紙を懐紙の上にのせて使いだしたのはいつだろうとか、

 調べだしたらきりがないぞと思うくらいには、
 どーにか余裕が出てきました。

|

« 続・つくばいの掃除 | トップページ | 朔旦冬至 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/170159/60736963

この記事へのトラックバック一覧です: 懐紙・りゅうさん紙:

« 続・つくばいの掃除 | トップページ | 朔旦冬至 »