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2015年2月25日 (水)

ひなまつり・2015(ひなあられ)

 ひなあられが嫌い。
 あの中途半端な甘さが嫌、と毎年ぶうぶう文句言っていたところ、昨年、「銀座あけぼの」で「ひなまつり醤油あられ」を発見。全部醤油味のあられ。喜ばしい。

 近くの「銀座あけぼの」で訊いたら「・・・当店ではお取り扱いがございません」とのことで、都内で買ってくるーという姉に「関西風のがいい! 醤油味をよろしく!」と依頼したところ、

 大きいけど、軽い

 「・・・これしか、なかった」。

 あらま。「ひなまつり醤油あられ」は、あんまり売れなかったのかなあ。これもきれいだしおいしそうだし、もちろん甘くなさそうだし、あってよかった「桂新堂」。わがまま言って、ごめんねえ。

 でも載せてみたら、

 載らないこともない

 ・・・主役が見えない。
 ようよう2階までのぼってきた父が眺めて「へん」と断言する始末。
 (今年は2階和室に設置しました)。

 おまけに、姉によると、日本橋三越の菓子売り場には「菱餅」がない。どうにか「榮太郎総本舗」で入手したとのこと。「そんなことでいいのか」と憤ってる。ごもっとも。

 でもなあ、近所(春日部西武)で見た気がするぞ、菱餅。
 確認してみよう。

 あった。菱餅は食品売り場の片隅にあった。「銀座あけぼの」にもあった。確かに、前はもうちょっとあちこちで取り扱ってた気がするけど。

 ついでに、諸国銘菓コーナーに、

 精華堂霰総本舗

 でも江東区で作ってる

 ・・・関西風あられ、も・・・。
 (せっかく、遠くまで探しに行ってくれたのに、こんな近くにあったとは)。 

 やれやれ

 無事、収まるところに収まって、
 過去疑義の生じた箇所もスムーズにできたけど、

 「道具の正面」、などということがやたら気になるせいで、 

 妙に端正な顔をしているのも気になる

 彼の持っている沓はどちらを向ければいいんだろう?
 これまた、悩ましい。

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2015年2月21日 (土)

2月は逃げる

 「インピンジメント症候群」なる右肩は、相変わらずかんばしくない。
 きものはおろか、かぶる洋服も着られない体たらく。
 それなのに、2月はどんどん逃げていく。

 そんな折、
 「バイト先の人がさー、抹茶飲みたいって言ってるんだけど、連れてきていい?」と大学生が訊くので、もちろん二つ返事。

 畳の部屋はすべて、ただいま絶賛使用中だし、
 大移動もできない、けど、茶筅が振れるからどうにかなるもーん。

 優佳良織のひなかざりに、花がないからフリージア

 台所のテーブルにて開催。
 (改善の余地、多数。なのに大学生は、「こんなのうちじゃない。もっとごちゃごちゃしてるのが、うちだ!」と主張する)。

 現れたのは、「もともと抹茶の入ったものはなんでも好きなんですが、抹茶そのものを飲んだことがなくて」と言う、礼儀正しい好青年。

 そして、あらゆることに興味津々。

 ぼんりゃくでまえ、ってどういう字を書くんですか?
 抹茶ってお茶の葉のどのへんを使うんですか?
 表千家と裏千家ってどっちが本流というのがあるんですか?
 (茶筅通しを見て)それは、様式美ですか?
 お茶をいただくときは、どうすればいいですか?
 お茶の正式な服装ってきものなんですか?

 お茶を一口飲んで、ふーっと息をつき、「ああ、おいしい」と言い、そして、茶碗の中をじーっと眺めてる。

 「いいですねえ、この色。これずっと、見ていたいですねえ」

 そこそこお茶は点ててきましたが、お茶そのものを鑑賞するひとは初めて。
 なるほどねえ。言われてみると、確かに、穏やかな心持ちになるねえ。

 これはぜひ、お茶も点ててもらわねば。

 思うように泡が立たないのを、くやしーと言いながら、でも相当上手。
 「うーん。自分で点てたお茶って格別。おいしい」と、ご満悦。そしてまた、茶碗の中を眺めてる。
 「ひとりでこうやって眺めてるってのは、変ですかねえ」と言うので、
 「「独服」って言葉もあるからねー。でもそのままにしておくと、冷めちゃうし、泡も消えちゃうからね」

 ついには、「濃茶、というものを飲んでみたい」と言い出し、
 「薄茶用のお茶(「敬の白」(柳桜園))だけど、雰囲気だけでも」と練ったお茶を、
 「これはこれで、苦味もおいしいというか、違う味わい」と、半分以上飲み、抹茶の量で換算すると薄茶も合わせて5服分、あっさり飲んじゃった。

 さらには、茶碗の正面というもの、を説明するために出した茶碗がいたく気に入り、
 「これいいですねえ」とまた眺めているので、「それ、わたしが高校の修学旅行で買ったやつ。だから、ほら、こっちと比べると、細かいひびがいっぱい、入ってるでしょ」

 35年ものと、初使いもの(林英樹(鶴琳窯))

 かんにゅう、ってどういう字を書くんですか? から始まり、侘び寂び周辺まで話が及び、「はあ、いいですね、日本文化って」と、またまた嬉しそうに言う。

 2時間滞在後、
 「あーまったり。なんかすごくゆっくりしました」と喜んでくれたので、
 「まったりしたくなったら、いつでもどうぞ。でも、お茶やらない?」と抜かりなく、手を打っておきました。
 かくも有望な人材、しかも、「なにかひとつ、趣味を持ちたいと思ってまして」と言うのを見逃す手はない。おみやげに茶筅と抹茶もつけちゃったぞ。

 このまま、興味を持ち続けてくれると、いいなあ。

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