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2016年5月15日 (日)

特別展「真田丸」

 「赤髪の白雪姫」2ndシーズンの放送が3月で終わっちゃったので、毎週楽しみに観てるのはもう、「真田丸」しかない。
 「信長」だの「秀吉」だの「家康」だのは、もう飽き飽きしちゃって、最初は「まーた、戦国かい!」としか思わなかったけど、角度が変わると世界も全く変わるもんですねえ。

 というところに、「2016年NHK大河ドラマ特別展「真田丸」」の内覧会ご案内をいただいたら、一も二もなく参加します。

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 さて、江戸東京博物館

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 待ち時間表示があるってことは、既に相当人気らしい。

 入ってすぐ、赤いコーナー。

プロローグ 日本一の兵(ひのもといちのつわもの)

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 正面奥の肖像画が、「真田信繁画像」。

  「平服で、どちらかというと貧相なイメージですよね。でも武将がいつも甲冑を身に着けているわけではない。まずは日常生活があってこそ、です。そのあたりを感じ取っていただけたらと思います(以下、括弧内はギャラリートークによる)」。

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 中央、ヘルメットのようなものは、信繁の頭形兜(ずなりかぶと)。
  「あっさりしているでしょう。付属品もなくて。普通は兜というと、もっといろんな飾りがついてるものと思われていますが、その多くは勝利者のものなんですね。これが当時の信繁の状況なんです」。
  「真田信繁という人は、若いときほとんど出てきません。華々しく活躍したのは最後の二年間だけです。信繁の所用品は数少ないので、下の台を赤くしてます」

  ほんとだ。赤い。兜の台も、その隣の「六連銭文馬印」の下も赤い。

第1章「武田と真田」

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 「武田家にまつわる資料を展示しています。合戦の屏風もありますが、まずはこちらをご覧ください」

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 ぱっと見ると、その上の絵しかわからない。
  「長槍です。約5メートルあります。これをご覧になってから、合戦図を見ていただけると、よりリアルに感じていただけるのではないかと」
 物干し竿にしか見えない、こんな長いものを振り回してたんかい。
 刃の部分(穂先)をケース越しに測ってみたら、約7センチ。先はこんなに小さいのかねと思っていたら、図録に「残念なことに後世の簡易な穂先に替えられてはいるが」とありました。

第2章「第一次上田合戦から小田原合戦」
 「真田家が大名として独立する場面です」

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 古文書たっぷり。
 「勇ましそうなものよりも、考え方を伝えるものを展示しています」

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 そしてここにも赤い台。
  「最古の信繁の書状です。「弁」という幼名がわかります」

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 上杉景勝の具足も展示。 どうしてもさっきの、つるっとした兜と比べてしまう。

第3章「関ケ原合戦と真田」

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 「重要文化財(関ケ原合戦図屏風)を展示してありますが、まずは、こちらをご覧ください!」

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 長い!
  「関ケ原合戦絵巻、上下二巻です。5メートルあります。特注ケースを作ってもらいました。絵巻は時間軸で見て取ってもらえますから。こちらは小学生のお子さまに大好評で、じーっと眺めてますね。字も崩し字ではないので、はっきりご覧いただけると思います」

 下巻の頭(画面左手前)で「真田伊豆守信幸」「本多佐渡守正信」が進軍していくのをばっちり確認。
 (注:後期(5/24~6/19)は、「関ケ原合戦図絵巻」という、別の絵巻が展示されるようです)。

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 さりげなく「直江状」もあるし、

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 さりげなく「徳川秀忠所蔵の高麗茶碗」も。

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 そして、「遺骨より推定復元された」という石田三成画像がけっこう凛々しくて、
 その隣の「真田信之画像」(江戸時代)が老獪に見える。

第4章「真田家と桃山文化」

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 「ここはいわば、一休みのコーナーです。合戦から離れた日常生活、日常生活がある以上文化があるということを、そこはかとなく感じ取ってほしいです。・・・静かに重文も飾ってあります」 静かな重文は、展示時期によって異なりますが、小袖、胴服、屏風。

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 まあそれよりやっぱり、「あ、文琳茶入がある」「屈輪香合がある」と思っちゃいますが。

第5章「大坂冬の陣・夏の陣」

  「ここだけで、他の章の3つ分、あります。この展示の主役は、まず真田信繁その人。そして、彼が活躍した真田丸、大坂の陣です。九度山での生活から合戦が始まる前、そして大坂の陣がどういうものであったか俯瞰していただければ」

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 「まずは九度山での生活。湯釜なんかあって、まだ静かですね」
 左の赤は「真田信繁書状 蓮華定院宛」「真田信繁書状 左京宛」。
 説明書によると、「左京宛」には「この壺に焼酎を詰めてもらいたい。壺の口はよく締め、その上に紙をはっておいてください」なんて書いてある(!)

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 いよいよ大坂夏の陣・冬の陣。

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 左に冬の陣。

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 右に夏の陣。

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 そして中央。
 「真田丸がどういう形だったのか、なるほど大坂城の東南にあったのだなと。大坂城の立地条件を、高低差5倍にしてビジュアル的に作成しました。南西の堀が深い、東南側が手薄、などがわかります。最新の研究による、かなりいいものになったと思ってます」。

  中央で上映されているビデオは「絶筆~書状にみる大坂の陣~(約2分)」。

 「冬の陣では、城はどこかすぐにわかります。右の夏の陣では、まあ城は北にありますが、野戦だったとわかります」

 「(展示してある屏風絵の)真ん中が爆発してますね。この頃は、盛んに大砲などがぶっぱなされる戦です。最初にあった、素朴な長槍ではなく、大砲が使われました」

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 「大砲(フランキ砲)の左にある盾、推定15キロの盾に空いている穴は、鉄砲の穴です」

 その右、 赤い台の上は「諸国古城之図 摂津真田丸」「僊台武鑑」「諸国古城之図 岡山御陣城」。

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 「ともに戦った、後藤又兵衛の甲冑(日月竜門蒔絵仏胴具足)もあります。あとは大坂諸将の所用品も」 。

 この写真の右に、冬の陣で初陣を飾った、徳川義直(15歳)の白旗と吹流(これまた縦に長い!)。
 「関ケ原以降に生まれた若武者にとっては、これが初陣だったわけです」

 待ちに待った戦でもあるわけね。わくわく、しちゃってたのね。

エピローグ「信繁から幸村へ」

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 黒本尊が化身となって家康を助けた、という「黒本尊縁起絵巻」。

「家康が戦って打ち破った人物ですから、信繁のことはあまり悪く書いてないんですね。むしろ、あっぱれな敵と書いた方が家康の評価が高まる」

 「あーおもしろかった!でももっと見たい!」けど、あと五分しかない。
 大急ぎでグッズ売り場。

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 赤い。

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 赤い。

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 ここも赤い!

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 「戦国なんて飽き飽きだ」とか言ってたくせに思わず、 「城郭名鑑クリアファイル」「戦国武将名鑑クリアファイル」「真田信繁花押入りチケットファイル」買っちゃいましたよ。

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