なむあみだぶつ
毎日病院を往復している間に、
途方もなく暑い夏が来て、
「来年は行こうかなー」なんて言ってたのに、恒例の三郷花火大会も終わり、

病院にほぼ一日詰めるようになって、月見も過ぎて、
母の葬儀は、築地本願寺(のすぐ左横、第二伝道会館)でした。
なんで築地本願寺!? とかなり驚かれましたが、これがまた不思議なご縁で。
お茶の先輩が声をかけてくださった築地本願寺の呈茶にうかがったのは、2015年の春。
ご案内の方々、なんて感じがいいのーー、建物も空間もいいねー、さすがーともらったパンフレットの中に、永代供養の案内が入ってました。
母と、かっちょいいねー、すごいねーと盛り上がり、そのうち、見に行こうかー、でも高いよねーと言いつつ、そうもいかなくなり、いよいよこれは、と意を決して築地本願寺のホームページを見たのが9月初旬。
そしたら新しく「合同墓」というのができてました。
諸般の問題をクリアして合同墓確保、で、病院から「葬儀会社、お決まりですか?」と訊かれたときに、「だいたい」と答えて、合同墓のパンフレットに載ってた葬儀受付に電話して、あとはあれよあれよという流れで、つまり、
「呈茶のご案内」から始まったってことです。
さらに。
いつもお世話になってる純嘉先生の同期が、なんと、母の親友のお嬢さん、ということが、やはり2015年の三郷花火大会で判明。
本人同士「葬式なんざ、教えないよ!」という約束を知ってたので、お知らせするかどうか迷ったのを、「こっちからすぐ知らせるよ!」と連絡してくれた上、なんと、母の親友を連れてお通夜に来てくれました。
そんで、仕事と着付けで暇がないの、甘いものが嫌いだのとしぶるわたしに
「お茶が向いてるーお茶やった方がいいよー」と言い続けたのは、母でした。
……もう、合掌して「なむあみだぶつ」というしか、ありません。
今回の入院では、一度も飲めなかった抹茶。
(前は入院中だってのに、あっちでも、こっちでも、お茶飲んでたよなあ。)
お参りに来てくださった方に、母の茶碗で一服点てました。
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