カテゴリー「茶道」の312件の記事

2017年2月 5日 (日)

初釜シーズン終了(前礼・後礼で使うもの)

 立春を迎え、初釜シーズンも終了。
 (ほんとは、今くらいの日差しが「新春」の風情だけどねえ)。
 前礼・後礼の手紙(巻紙)には、今年もこれが活躍。

 巻紙セット

 巻紙。
 巻紙下敷き。
 開明の万年毛筆。
 書鎮作り講座で作った書鎮。

 まず、巻紙
 巻き方で、「おやっ」と思う方がいらっしゃるかも。

 「巻紙は表面(字を書く面)を外側にして巻いてあり、紙の継ぎ目(重なり目)は右側が上になっています。もし違っていたら、巻きなおしておきます」(「続・茶の湯の手紙文例集」(p24) 淡交社 2004) 

 巻紙

 つまり、こういうこと。
 左手に巻紙を持ち、右手に筆をもってさらさらと書く・・・となると、確かにこの形じゃないとね。
 でも。

 左前

 この巻紙は、紙の継ぎ目が、逆。
 見えにくいけど、左の紙が上になってます。
 さらに、どうも、内側の面が書きやすい。
 巻きなおすのもめんどうなので、そのままです。
 
 A4判で作った巻紙下敷き、なんと、今は販売されてるようです

 そして、かれこれ10年以上使ってる、開明の万年毛筆

 万年毛筆じゃなく、筆がいいってのはよっく承知してますが、
 インクカートリッジが残ってるのに文字がかすれるようになったので、穂先を水につけながら書いてみたところ・・・、墨の濃淡がついていい感じになりました。
 いっそこのままでいいかと思った矢先、出先で筆ペンを使う機会があり、案の定インクが出ずに使えず失敗。やはり、「筆ペン」は持ち歩いてこそ。

 穂先の手入れ中

 以前、メーカーに「手入れ不足か、買い替え時か」を訊いて教わった穂先の洗浄をしたら、元通りになりました。「長年ご使用になりますと、インキの通り道に少しづつインキのカスが付着していきます」ということです。

【穂先の洗浄】
 ・キャップ、尻軸、インキを外し、首軸(穂先)のみをぬるま湯(35~40度)に半日程つける。
 ・かすれ、乾燥の程度がひどい場合は、お湯をかえて数回繰り返す。

 巻紙押さえに最適な、書鎮作り講座で作った書鎮は、辞書を押さえるには、もう一回り大きくて重い方がいいかも。希望により、ときどき講座を開設しているとのことです。もうひとつ作るかどうか、思案中。

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2017年1月 8日 (日)

花びら餅の向き

【花びら餅】
 京都の名菓。古く「お歯固め」の儀式などに用いられた菱葩(ひしはなびら)を菓子化したもので、丸くのばした白餅に、小豆汁で赤く染め菱形にのばした餅を重ね、帛紗牛蒡を二本、味噌餡とともに包む。押鮎に見立てたもので、初釜に用いられる(鮎は年魚とも書き、古くより年始に用いられた)。(「新版 茶道大辞典」 淡交社 2010)

 さて。
 ここで毎年の疑問。
 どっちの向きだっけ?
 どっちが多いのかと、手元の本で調べてみました。

 鶴屋八幡製

 ・「明日への茶道入門」 千宗室編 (淡交社 1994 改訂2版) p26
 ・「NHK趣味悠々 和菓子まるごと大全集」(日本放送出版協会 2001) p106
 ・「NHK趣味悠々 茶の湯~裏千家~ はじめてみよう 茶の湯を」(日本放送出版協会 2002) p69
 ・「家庭画報特選 家庭画報が選ぶ和菓子435選 楽しむ・贈る・取り寄せる」(世界文化社 2005)p26
 ・「淡交ムック 茶の湯入門シリーズ 「お茶事」をしてみませんか」 小澤宗誠 著(淡交社 2004) p20

 432円(税込み)

 ・「茶道文化検定公式テキスト 1級・2級用 茶の湯をまなぶ本」 財)茶道文化振興財団 監修 (淡交社 2009) p224
 ・「裏千家 茶道文化検定公式テキスト 3級・4級用 茶の湯がわかる本」 財)茶道文化振興財団 監修 (淡交社 2009) p96
 ・「裏千家茶道」 千宗室 千玄室 監修 (財)今日庵 2004)p334
 ・「学校茶道 初級編」 千宗室 監修 (財)今日庵 2003)p70

 ねー迷うでしょう。

 もっとも、下の写真の向きで載っている本は、すべて、同じ独楽盆を使用しているため、おそらく同じ写真だと思われます。たぶん、多数派は上の写真。ざっと確認しただけですが、菓子屋のホームページに載ってたのもすべて曲線が下。

 ときどき、初釜の話題になったりして、「菓子屋としては、綴じ目が上になるのはありえない」「むかーし、間違えたまま本に載ってしまい、そのままになっている」なんていう話も聞きましたが、個人的には「まあ・・・、神様に差し上げる向きとか言い出すとキリがないし・・・、どっちでもいいんじゃない?」。

 だがしかし。特に子どもは生真面目なので「どっち?」と訊いてきます。えー。でも仕方ない。こう答えます。
 「押鮎、っていう魚を模してるということだから、ふくらみを下にしておくけど、でも、どちらかが間違いってことでもないから」。

 正解なんてわからないし、まして断言なんてできません。なぜなら。

 そう言うわたしがよく締めている帯、こうなってます。

 12か月の和菓子が描かれてます

 諸説ある年中行事とかしきたりに関して「絶対! こっちじゃないと駄目!」と息巻く人が苦手なので、まあ、それでいいかなあ、と思ってます。

*写真の花びら餅は「鶴屋八幡」製。「味噌と餅と牛蒡がばらばらで、あんまりおいしくない」と、あちこちのを食べて苦言を呈していた母が、「あらま。これはおいしい。一体感がある。いつまでもおいしい」と喜びました。ちなみに向きの問題を聞いてみたら、「こっち(多数派)が取りやすい」そうです。

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2016年11月30日 (水)

特別展「茶の湯」(予告)

 東博(東京国立博物館)で、来春、こんな展覧会があるそうです。

 特別展「茶の湯」(17年4月11日~6月4日)。
 東京国立博物館(上野)で茶道美術の大規模展が開催されるのは37年ぶり。馬蝗絆、ムキ栗、卯花墻などの名碗が一堂に。
 詳細は→http://chanoyu2017.jp

 10月には知ってたのに、ついぎりぎりになってしまった。
 いちばん得と思われる、ペア券(2枚で2,000円。バラで使用可)の販売は12/4までとのことです。

 と、この話をお茶の稽古でしたところ、
 たちどころに「買っといて!」となりました。「ペア券っていっても一緒に行かなくていいんでしょ?」
 「だって、お茶の展覧会って混むんだもん」
 「何人かで来て、そんでひとつの展示物の前で長い長い」
 「ひとりが説明始めちゃったりして、まー時間かかる」
 …みなさん、散々な言いようです。まあ事実だけどね。

 「空いてるところから見る」「最後の方から見る」等々、ひとりで鑑賞するのに慣れてる人が言うこともだいたい同じ。

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2016年9月17日 (土)

昼の月見

 十五夜。

 昔は、出窓に団子とすすきを飾って月見をしてたけど、隣の建物で見えなくなってから、すっかりやらなくなりました。今や、「あれーそういえば昨日だったっけ?」と思い出すくらい。

 さて、そんな折。

 今年の淡交増刊号「2016年淡交増刊号 干菓子百選 選ぶたのしみ、 贈るたのしみ」が、なかなかの充実っぷり。
 知ってるのも、なつかしいのもいっぱい載ってて、これこれ、「鳩サブレ」の豊島屋の「小鳩豆楽」、かわいいよねえ、と母と盛り上がり、日本橋三越に寄ってきました。

 1,080円

 そこで見つけた「名月」のお菓子。そうだ、十五夜だった!

 中央のうさぎだけ黄身餡

 中央にうさぎ。満ち欠けする月は、栗でできてます。

 これはいいねえ、と昼間から大いに月見で盛り上がりました。

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2016年6月23日 (木)

家族茶道体験

 「家族茶道体験」の前々日。

 「花が、・・・ありません!」と泣きついて、お茶の先生のところからいただいてきました。

 2016/6/17 20:26

 やれ一安心。元気だし、蕾も固いし。
 しかーし。
 この日も暑かったけど、翌日はもっと暑かった!

 2016/6/18 17:04

 翌日の夕方。
 あちこち道具だらけで、唯一死守した「わびさびの空間」(「この棚の上には、余計なもの置いちゃ、だめ!」 とうるさく言うので、うちの大学院生が命名)に所狭しと載せたけど、いかんせん、暑い。
 夏椿(左からふたつめ)が3輪とも、開きそう。

 2016/6/19 9:59

 そして出発直前。
 夏椿、全滅。(この直後に落ちました)。
 他も全体的に弱々しく・・・。

 でも、いざ準備が始まると、花を気にする暇がなく。
 というか、和室は受付時間(開始30分前)になるまで開かないって、そんなのある!?

 材料100人分

 こちらは和菓子づくり指導のバジルさんがご用意くださった材料(!)。
 「暑いから、練切生地の柔らかさ管理が大事だー」とおっしゃってました。
 いつもほんとに、ありがとうございます。

 さて、本日の企画は以下のとおり。

***

 家族茶道体験―スカウトは礼儀正しい

青少年が毎日の生活のなかで自分の行動を律するものとしてボーイスカウトでは「おきて」を唱和します。野外生活や社会奉仕活動もこのおきてをもとに行いますが、3番目は「スカウトは礼儀正しい」です。本事業では「礼儀正しい」を実践するため、茶道講師による茶道の基本動作・振る舞いを学ぶことで、地域の子どもたちに対し「礼儀作法の基本」を体験していただきます。併せて、お菓子作りを行い、茶道の楽しさも体験します。

 日時:2016年6月19日(日) 13:00~16:00
 場所:三郷市文化会館 中会議室・和室

【目的】
 礼の仕方、お茶のいただき方など、基本的な作法を学ぶ
 実際にお茶を点て、和菓子を作ることで茶道の楽しさにふれる

【スケジュール】

11:00 スタッフ集合
 ・和菓子準備
 ・会場設営(DVD確認、茶碗、お盆、お湯用意)

12:30 受付開始

13:00 開会
 ・開会あいさつ
 ・講師紹介
 ・日程説明
 ・DVD上映

13:30 和菓子づくり (全体で)

14:10 茶道体験(1)
 ・A、B班 和室へ移動
 ・C、D班 引き続き、お土産用に和菓子づくり

15:05 茶道体験(2)
 ・班を入れ替えて同様に行う

15:50 まとめ あいさつ

16:00 終了

**

 ここにある「DVD」というのは、これ(「お茶で豊かな心を 裏千家 マナー教室」)。
 「なんかさあ、全体で観られるの、ない?」と家人が言ったところ、「これ、学校茶道の人が使ってた」とバジルさんが紹介してくれました。「お辞儀の仕方」「お菓子とお茶のいただき方」が入っていて、ばっちり。
 でもわたしが密かに気に入っていたのは、部屋に入る際、きちんと靴を揃えている様子。これよこれ、こういうのが欲しいのよ。

 DVDに合わせた説明の際、「部屋に入るときは、きちんと靴を揃えるのよっ」と言ったときがおっかなかった、と指摘されてしまいました。

 DVDの後は、いよいよ和菓子づくり。

 S20160619_125848

 こんなの作れちゃうなんて、ねえ。
 (拡大写真は、バジルさんのページで!)
 みんな説明を待ち切れず、せっせと作り始めてます。
 それ、ほんものの練切だからねー。そんなあっさり、体験できるもんじゃないんだからねー。
 でもまあ、子どもたちにはそんなの通じないので、ひたすら作ってます。

 ひととおり和菓子ができた後は、いよいよ二班に分かれて「礼儀正しい」部門。
 バジルさんとともに、心強い助っ人に入ってくださった、煎茶の教授にして裏千家もなさってる純嘉さんが、和室に入る際、びしばしと「靴を揃える」を指導。

 「はい、みんな一列でついてきてー。まず、(お菓子を載せた)お盆を預かるわね。そしたら、後ろ向いて。きちんと靴を揃えて。それからこっち向いてね。よくできました!」

 これを、子どものみならず、付き添いの保護者や指導者にもがっちりやります。知り合いのおじさんたちが、厳しく指導されてる様子が・・・おもしろすぎる。

 全員で「真・行・草」の礼の練習が済んだあたりで、「お土産用のお菓子づくりができちゃった」中会議室からのSOS。「たぶん、時間余るよね」と言っていたところです。

 そこで颯爽と純嘉先生が、「水出し煎茶」の説明に赴いてくれました。
 前日の打ち合わせで「じゃ、それでつなぐわ」と言ってくださるあたり、いつもながら心強い味方です。

 さて、ちょっとさびしくなった和室では、空の茶碗で、お茶のいただき方の練習。
 その後、全員で和菓子をいただき(そりゃおいしいに決まってる)、順繰りにお茶を点てます。事前に特訓しておいたローバースカウトと、ベンチャースカウトが指導補助。おおっ、ふたりとも、けっこうちゃんと出来てるよ!
 このあたりは行き当たりばったりで、当初は「向かい合った片方が点て、片方が飲む」予定でしたが、結局、「自分で点てたのを自分で飲む」になりました。

 二班を入れ替えて、順調に進んでいたところ、今度は家人からSOS。
 「時間が、大幅に余る。最後にみんなまとめて和室に集まってお茶飲むってできる?」

 できますとも。

 まとめに全員和室に座り(ほんとの茶会みたいに、きっちきちに入れちゃってみる? なんて言ってみましたが、もちろん、そんなむごいことはしません)、「おなかいっぱい!」のひと以外、神妙にお茶を飲んで終了。

 白珪尚可磨

 問題の花は、

 蛍袋・水引・突抜忍冬・筋擬宝珠・下野

 バジルさんからいただいたのもあり、どうやらなんとか、もちました。
 (蛍袋って、強いのねえ)

 そして終了後、片付けに駆けずり回ってたところ、「前向きに脱いだままにしちゃった」草履を、子どもたちが直してくれてのが・・・嬉しいやら、はずかしいやら。

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2016年6月11日 (土)

一期一会

 回復期リハビリテーション病院で、母はせっせと歩行訓練中。(多いと1日4コマくらいある、スパルタ。でも療法士のみなさんがやさしくて一生懸命なので、母もがんばってます)。

 ほんとは、広々とした食堂兼デイルームでやりたいんだけど、食事制限の人もいるので、ちょっとねえ、と思っていたところ、家族や見舞客がお弁当を食べているスペース、発見。

 敷物は、永楽屋の手拭

 道具一式を入れた保冷バッグを置いたあたりで、右からのものすごい視線を感じたけど、手ぬぐいを広げ、茶碗を出したところで、ついに、「お茶? 表ですか? 裏ですか?」。

 「裏です」
 「そーーなのぉ。わたしね、表千家都流なの。もうやってないけどね、海外のお客様をずいぶんお招きしたのよー」

 声の主は、大きなボタンが印象的なモノクロの服を颯爽と着て、白髪におしゃれな黒い帽子をかぶった御婦人。
 「どれくらいなさってるの? 15年? そうよねえ、最低、10年は必要よねえ。お茶は、総合芸術ですもの」

 会話は続く。まあまあ、どうぞ、こちらにおかけになって、と隣の椅子を勧める。

 「撫子」「蛍火」各324円

 さて、この写真のとおり、お菓子は2個しか用意してません。
 (教訓・お菓子は常に、余分を持つべし)

 「どうぞどうぞ、召し上がって」と母が勧める。
 「いえいえ、まさかそんな」と御婦人は一応断る。
 「どうぞどうぞ」とわたしは懐紙に載せたお菓子を勧める。

 そんなそんな、と言いながら、ごそごそとかばんをまさぐり、「ハッピーターン」をくれました。

 「旅箪笥ってのがあってね、こうやって一式仕込んであるのよ」
 「拝見したこと、あります。これはもう、ありあわせのもので。茶巾もぐちゃぐちゃで申し訳ないんですけど」
 (教訓・茶巾もちゃんと準備すべし)
 「このお菓子も、おいしいですねえ」と、しみじみながめておられる。
 「それは浦和の、白鷺宝というのを作ってる、「花見」というお菓子屋さんのです」
 「ああ、知ってるわー! あそこはこういうのも作るのね」
 「ちょっと小ぶりなんですけど」

 そうこうするうちにお茶が点ち、
 「あの、すみません。・・・ちょっとお湯が熱くて。もうちょっと冷ましてポットに入れてくればよかったです」

 「お先に」「お点前ちょうだいいたします」とおっしゃり、茶碗を手に取り、
 「・・・もう少し後で、いただきますね」
 (教訓・沸騰したてのお湯をポットに入れるべからず。いくらなんでも熱すぎる)

 ややあって、一口召し上がり、「おいしい・・・。でもまさか、ここでお茶をいただけるなんて」と涙ぐんでいらっしゃる。

 「実は、主人が今日こちらに転院してきまして」とひとしきり状況説明があり、「私も昔、お茶やってたんですよ。あら俳句もなさるの?」と母も話し、いよいよ盛り上がってきたところに、「おかあさん! 早く早く、おとうさんがちょっとたいへんで」と女性が駆け込んできた。

 「今、こちらで、お茶いただいてたのよー」
 「あ、どうもすみません!」と頭を下げて、でも(「それどころじゃないっつーの!!」)という気配が漂ってくる。その感じ、よーく、わかります。

 「しばらく入院してますので、またお目にかかるときがあったら」と母とあいさつして、「おいしかった・・・。ほんとに、ありがとう」としっかりわたしの手を握っていかれました。

 「部屋番号、言っておけばよかったんじゃない?」
 「うん、言おうかと思ったけど、ばたばたしちゃったから」

 そのうち、またお目にかかることがあるかもしれません。

 「あ、そだ。宣伝しておけばよかった」
 「なにを?」

 これです。「家族茶道体験」。なんと来週日曜、6月19日に開催。

 「もういっぱいじゃないの?」
 「まだなんとかなる。というか、30人も40人もおんなじ気がしてきた」

 茶碗まみれ

 家に戻ると、
 茶道体験の準備が宴たけなわです。

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2016年4月 1日 (金)

茶箱登場

 3/10の梅

 もう梅が満開だと思ってたらとんでもない。
 日々病院に通っているうちに、桜が咲きました。

 さて、そこで。

 大変お久しぶりです

 以前(2007年!)に買った茶箱の登場です。

 西棟3階

 ナースステーション前のホール。ちょうど人がいなくてよかった。
 「あら? ピクニックが始まるの?」
 「お茶? いいわねえ。仕事じゃなかったらいただきたいわー」と、通りかかった看護師さんたちが、口々に。いつも気にかけてもらってありがたいことです。

 並べてみた

 茶巾は、茶筅が入ってた蓋の上。
 茶杓の代わりに、ちっちゃいスプーン。抹茶は缶のまま。
 母の作った極小茶碗。(退院したら、このサイズをいくつか作ってもらおう)。

 桜餅

 ますます人気らしく今日は3人待ち、南桜井・細井の桜餅。(雑に持ち歩いてたら、崩れてしまった)。

 収納中

 抹茶は、20グラム缶がちょうどよさそう。(これは40グラム缶)。
 濡れた茶巾は、小さいジップロックにぴったり入りました。

 これで全部

 布巾と、敷物にした手ぬぐいと懐紙を入れたところ。
 袋類はいろいろ工夫の余地あり。茶筅入れも探せばありそうだし。

 うさこちゃんにぴったり

 うさこちゃんの保冷バッグに収まったところ。

 三郷の桜もすごいのよ

 「まーったく、なにやってんだろうねえ、病院で」とくすくす笑いあって、帰り道は桜満開。
 毎日花見です。

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2015年12月 7日 (月)

小学生向け茶道体験・2015

 ビーバースカウト(6~8歳)とカブスカウト(9~11歳)向けにお茶やらない? と言われれば、いつもながらふたつ返事で引き受けるわけだけど、今回はちょっと難しい。手伝ってくれる高校生向け茶道体験者がいないし、もうひとつ企画があるから、時間も短め。さらに。

 「去年の子と、かぶってるんだよねえ。だから、お菓子作りやりたいんだけど、おんなじってわけにはいかないんだよねえ」

 小さい子が簡単に作れて、
 火を使わず、
 しかも今回は手も汚さない(会場から、手洗い場までがちょっと遠い)。

 そんなのあるかよ。

 「鹿の子はどうだろう。ぎゅうひ作っておいて、市販の餡でくるんで、周りに甘納豆をたっぷりつけるの。ほんとは、上からつや出しの寒天塗るけど、まあそこはあきらめるとして」(レシピは「私が作る和菓子」(ベターホーム協会)

 「いいんじゃない」と決まりかけたものの、「手も汚さない」に抵触するため、却下。

 どーすんのよー。
 困り果てたときに、ルミネ大宮に入っている「富澤商店」で、最中種、発見。 

 今回の材料

 一袋に20枚入って175円(税抜き)。それが三色。

 「いいねえ、最中の皮にあんこ載せてさ、その上に甘納豆好きなだけトッピング。これでいこう」と、ビーバースカウト隊長(家人)が採用。やれやれ。
 これだけじゃさびしいので、いちおう、当日の朝に「干菓子・その2」も作りました。

 好きな茶碗も選択

 作ったお菓子をそれぞれ干菓子盆に盛って、干菓子の食べ方、お茶の点て方、飲み方をやってみようという企画。

 まず「お辞儀の仕方」から。(それにしても、なぜこの和室、琉球畳を採用したんだろう)。

 そして、お菓子作り。
 のせるだけだから、すぐできちゃうんだけど、できたら、そりゃすぐ、食べたいよねえ。

 急遽、「できたグループから食べてよし」に変更。

 「おれ、甘いのきらい」と主張する小学1年生。
 「あらそーお。甘いの食べると、お茶飲みたくなるからちょうどいいよ」
 「でもきらい」
 「まあまあまあ」

 食べた途端、「うっ」と顔をしかめて、目を白黒させてる。
 ・・・人間、極度に甘いもの食べても、すごく苦い顔になるのね。

 「よし! じゃあお茶を飲もう!」

 自分で点てた(仕上げは手伝ったけど)お茶を飲んだら、ほーっとした顔になりました。

 こちらは、「おれ、熱いのだめ」と主張する6歳児。(まもなく小学生)。
 すると「おれだって熱いのだめ」と隣の子も張り合う。
 おいしいって言ってたけど、・・・そのぬるさ、ほんとにおいしいんだろーか。

 さて、去年も体験した小学3年生
 「おれ、今日は12杯飲む」と宣言。
 「なんで12杯?」
 「前も飲んだから」

 確かに彼は去年もたっぷり飲んでくれました。
 そして今年も、たーっぷりの量を三服。
 「もっと飲む」と主張するのを、
 「眠れなくなるからね。それに、これはいっぱい、入ってるから。ちいさいのに入れると、もっと何杯もになるからね」と言うと、まあ仕方ないかという様子で頷いてました。

 再び、「甘いのきらい」な小学1年生。
 「これはいける」と、最中を見せに来ました。さきほどのは、最中種一枚に、山盛りのこしあん、その上に甘納豆をのせたもの。
 今度のは、最中種に、こしあんを挟んだだけ。つまり、普通の最中。
 「こっちのだと、おいしい」。にこにこしてます。

 最中は、ちゃんと最中の形になってるからいいのね。納得。

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2015年8月31日 (月)

抹茶の銘・2015

 淡交の平成27年5月号に「全国のお茶・お詰名鑑」が掲載されていたので、
 以前作った「抹茶の銘」シリーズと照合してみようかなあと思ってしまったのです。

 ちょうど、一昨年作った茶道年表の「字が大きいバージョン」がほしいというご要望があり(エクセルをそのままA4で印刷すれば、字が大きくなります)、ついでにこっちも直しますよーと、軽い気持ちではじめた、ら、
 思いの外、めんどくさかった・・・。

 抹茶の銘(2015)をまとめたファイル(エクセル97-2003book形式)は、こちら→ (クリックするといきなりダウンロードします)
 (「tea-name2015.xls」をダウンロード)。

 主な変更点は以下のとおり。
 ・ 淡交平成27年5月号掲載の、岸松園、松濤園、清風園、竹茗堂、矢野園、松田桃香園を追加。
 ・ 淡交にもホームページにも掲載がなかった茶銘を削除(松北園の「厳の昔」「里の香」)。
 ・ ホームページで「××好」の記載がある茶銘を、気付いた範囲で追加。(柳桜園、伊藤園の大宗匠好)
 ・ リンク先をすべて見直し、必要に応じ変更。

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2015年7月21日 (火)

梅雨明け・夏の茶会

 「久しぶりにお茶会したいよねー」
 「したいねー」

 という話が出たのが、去年の年末(らしい。そのときはいなかったけど)。

 まあいつものように、やろうやろうと盛り上がって、スタッフが集結して、どんどん企画が進んで、「あるよ!」と道具が集まって・・・というパターンだったろうなあ。目に見えるようです。

 そしてあっという間に7月。

 朝から30度超えてるんじゃないか?

 神楽坂・志満金
 朝8時というのに、もはやとんでもなく暑い。
 地下の、冷房のある茶室(山庵)でよかったよー。 

 早速、準備にとりかかります。

 手元が全く見えなかった、そうです

 「濃茶席は、かっちり、やってね! 他の席は遊ぶんだからー、って薄茶と煎茶にプレッシャーかけられたからさー」と、打ち合わせでぶうぶう言ってた濃茶隊長。

 そこで、かっちり、しぶい点前座。しぶくて、・・・暗くてよく見えない。残念。

 「7月までには、治ってるからー」と言ったのに、実はまだ右肩治療中。
 そこでわたしは、濃茶の水屋に籠もって、

 硫酸紙で作った箱、0.5グラム。濃茶ひとり3グラム×4

 濃茶の分量を計算したり、

 銘・末広

 バジルさんのお菓子を並べたり。(お菓子の全容はこちら)。

 うーんらくちん。

 おいしかった!

 スタッフ用のお弁当もしっかり全部食べ、

 「みーんなてんでに準備して、いつの間にかまとまってるんだよなあ。いつも思うけど、流派が全然違うのに、すごいメンバーだよなあ」と感心しつつ、水屋でくつろいでおりました。

 煎茶隊長(=今回の総長)が時間配分を絶妙に組んでくれたので、
 お客さまがいない時間帯に、他の席ものぞきに行けちゃう。
 まずは、薄茶席。

 乙姫の軸に、貝の香合

 亀?

 道具合わせを最初に訊いて、「???」、と爆笑したけど、
 こうなるんだねえ・・・。

 亀の上に、ちっちゃい亀!

 見れば見るほど、不思議な水指。

 ここにも仕掛けが

 スタッフのひとり、釜師さんの手取釜と鉄鉢。
 鋳物用の川砂に、貝を埋めてる、ですって(!?)
 
 薄茶隊が、「竜宮城だよね」「玉手箱だよね」と盛り上がってたので、何事かと思ったら、

 蓋をあけると、もくもくと

 ・・・四隅に、ドライアイス・・・。
 何度も実験したそうです。

 「清風」の茶旗

 こちらは、煎茶席(一部)。

 床が広く大きく見えて、まるで舞台みたい。

 鮮やかな点前座

 そして、これが煎茶の点前座。「トロピカルよー」だそうです。
 しかも冷茶だって。飲んでみたかった。

 薄茶席の天井

 水屋から垣間見えるお客さまが、みんな涼しいきもの姿だったので、すっかり忘れてたけど、梅雨明けの猛烈に暑い日だったそうで・・・。ありがとうございます。

 それから、スタッフも、ブログを見てくださっているお客さまも心配して、整形外科と整骨院と接骨院を紹介してくださいました。重ねて御礼申し上げます。本人は早く治る気まんまんです(!) 次回はもっと働きますから~。

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