カテゴリー「茶道」の316件の記事

2017年4月18日 (火)

特別展「茶の湯」

 特別展「茶の湯」東京国立博物館(トーハク)で、6月4日(日)まで。
 いつ行くか、悩みどころ。作品リストを見ると、展示替えが頻繁にあるらしい。いずれにせよ、混む絶対混む。
 5月1日(一応平日、月曜日)の夕方に行こうか、いや、金曜か土曜の17時くらいを狙うといいんじゃないか(21時までだから)、と考えるけど、今日の午後が空いていた。13時まで中野で研究会、その後。
 そして行ったことのない、大阪・藤田美術館の出品が4月23日(日)まで。ちょうどいい。

 写ってないけど、人が多い・・・

 新宿で買い物して、上野に13:50到着。平日昼間の上野公園は思ったより人が多い・・特に外国人観光客が。

 会場は正門から左奥、平成館。
 でもとりあえず、まっすぐ進んで本館に向かいます。

 まずは本館
 (写真は閉館直後、17:02)

 本館のロッカー(100円・使用後に返却)に荷物を預けて、鑑賞は身軽が一番。

 14時だときっとまだ混んでる。ならば、と、本館内を進む。トーハクのメールマガジンから情報が入ってるのです。 

 本館14室

 特集「懐石のうつわ」 4月18日(火)~5月21日(日) 本館14室

 がらがら。そして。外国人観光客率、ざっと90%。

 中央のガラスケース
 「漆塗懐石道具」(渡辺喜三郎)
 「織部開扇向付」(美濃)

 陶器
 「桃山様式の懐石具」 

 さりげなく、重文
 「銹絵芦文大皿」(唐津・重文)
 「銹絵草花文平向付」(唐津)

 磁器
 「中国への注文茶陶」

 酒器
 「おもてなしの酒器」

 すごい塗りなんだけどよく写らない

 五代宗哲
 「網絵懐石道具」(五代中村宗哲)

 こんなにあるのに。
 これが茶の湯展に組み込まれてたら、きっと混んでただろーなー。

 トーハクは基本的に撮影OK(撮影禁止のものは表示されてる)、以前確認したところ、営利目的でなければブログ掲載もOKなので、もーがんがん撮っちゃう。観光客のみなさんも「Wow!」とか言いながら撮ってる。

 続いて、東洋館。
 「加賀藩前田家伝来名物裂」 4月11日(火)~7月2日(日) 東洋館5室

 東洋館5室"

 ここはさらにがらがら。こーんなに見放題なのに!

 光ってうまく撮れない

 前田家伝来名物裂をかぶりつきで鑑賞して、振り返ると天目茶碗がどっさり。

 点々のは初めて見た
 「玳玻釉点班文碗」

 タイマイっぽい、すごく
 「玳玻釉茶碗」

 なるほど兎の毛
 「黒釉兎毫班碗」

 そうかと思えば、

 抹茶器にしては小ぶり

 平成館へ急ぐ途中に永楽善五郎(得全)の抹茶器があったりして、油断ならない、トーハク。

 もうちょっと早く来て、ゆっくり見たかったと思いながらも、さて、本編(茶の湯展)。

 14:50入場。全く見られないわけではないけど、あちこちに人だかり。
 あーあれか、静嘉堂文庫の、稲葉天目
 前にも見てるけど、釉薬のたれ具合とかねえ、外側もそこここに青く光る感じがねえ、やっぱり実物は違うねえ。先に東洋館で天目茶碗を見たせいか、国宝・油滴天目の凄さが一層伝わる。

 会期始まって二週目。しかも15時過ぎでこれかー。関西弁があちこちから聞こえて、どうやら遠方からいらしてるご様子。どうなっちゃうの、この先。平成館の前に延々と並ぶのか。「阿修羅展」のときみたいに。 

 中には入れません

 特別展の写真は撮れないので、唯一「撮影可」になっている燕庵の撮影に参加してみました。(その他、いくつかの作品は 「特別展「茶の湯」展覧会のみどころ などに載ってます)。

 まーとにかく、量が圧倒的に多い。16時過ぎに空いて来て、16時半にはどれでも見たい放題になったけど、やっぱり、時間が、足りない、よう!

 16時55分まで何度も行きつ戻りつして眺め(この頃、職員のみなさんは手に布を持って、隙あらばガラスを拭いて回ってた。みんな、張り付かんばかりに見てるからねー。しゃがむしねー。連れがいると語るしねー)、これは何度見ても足りないぞと会場を後にしました。

 第一会場と第二会場の間にグッズ売り場がありますが、16:45には15人ほどの列ができてました。展覧会グッズは閉館間際じゃないときに買う方がいいかも。クリアファイルを買い損ないました。
 道明オリジナル帯締以外にも、道明の帯締の取り扱いあり。茶箱や茶籠、等々、茶道具の取り扱いもあり。

 すごく重い

 図録。およそ、1.4キロ。厚さ3センチ。
 本館のミュージアムショップ(常設展の入場料で入れる)でも買えます。
 (ぱっとみたところ、本館では他の茶の湯展グッズの取り扱いはありませんでした)。

 桜はまだある

 庭園解放で、賑わってた撮影スポット。
 外に出なくても、本館→平成館の途中(建物がつながってる)で、良い具合に庭園が眺められます。

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2017年4月 9日 (日)

花見で一服

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 東京国立博物館庭園でのお茶会は、雨模様。

 自他共に認める晴れ女でしたが、東レ・シルックで色無地を誂えてから、雨に当たることが増えたような・・・。

 草履は晴雨兼用にせざるを得ず、となると、ものすごくよくある色目なので、小さいシールを貼ってみました。

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 下足番の方にお願いするとき、「その、赤いシールの」で通じるのでなかなか便利。

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 庭園解放のときに、随分とまた年季が入った建物だと眺めていましたが、茶室の中はちゃんときれい。

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 最初に入った作家席(春巧会)で、とりどりの道具に、おおっ、素敵! と秘かに騒ぎ、
 待つ→花見→お茶→待つ→花見→お茶を繰り返し、

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 帰りは向島まで足を伸ばして、また花見。
 お茶と花見とおしゃべり三昧。なんとまあ贅沢な一日。

 そして、今朝はけっこうな雨。

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 クルマも桜まみれ。

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 茶会でご一緒したバジルさんからいただいた「桜の浮島」と、甘春堂「つくし」の有平糖で、
 今日もこれから、花見で一服。


* いつもお菓子でお世話になってるバジルさん、「やさしい和菓子作りの会」を始めたそうです! → やさしい和菓子作りの会☆ご案内

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2017年3月21日 (火)

廻り炭五家宝

 小川町へ行った帰り道。
 圏央道の菖蒲PAで、見つけてしまった。 

 チョコレート五家宝

 熊谷銘菓・五家宝、のチョコレートがけ。ではあるけど。

 味はまあまあ_154253_2

 廻り炭の後の、丸ぎっちょにしか見えない・・・。

* 七事式「廻り炭」は、炉の中の炭をあげたりついだりするので、炭が灰まみれになります。「きなこまぶし、だねぇ」の後に、「・・・五家宝」とつぶやいたら、大笑いになりました。

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2017年3月20日 (月)

小川町/細川巻紙・煤竹

 小川町方面に用事がある、と家人が言うので、ついていきました。
 わたしの目的地は、ここ。

 埼玉伝統工芸会館

 埼玉伝統工芸会館(埼玉県比企郡小川町小川1220)

 正確には、この中の売店。(何回か行って、おもしろいのはわかってるんだけど時間が・・・)

 細川巻紙

 「特上 細川巻紙」。
 これが買いたかった。
 百貨店の文房具売り場で買った白い巻紙(600円~700円くらい)は、へたくそな字が滲みまくって悲惨なことに。
 弘法じゃないから、筆と紙選びまくり、とうそぶいて、1本1,500円です。 

 榛原謹製

 実は、こんなすごいのをいただいてるのですが、まだ出番が・・・。
 (さすがにこれは、かっこよく散らし書き風でいきたい)。

 さて、昼食に訪れたのは、こちら。 

 けっこう坂をのぼります

 重要文化財 吉田家住宅 (埼玉県比企郡小川町勝呂423-1)

 土間の囲炉裏

 一年中火が焚かれている、という囲炉裏。

 国産の煤竹はどのくらいあるのか

 ・・・これは、いい煤竹ができるでしょうよ・・・。

 板間の囲炉裏

 囲炉裏は二箇所にあって、煙もくもく。
 「帰ると、ヨシダのにおいがするー、と言われます」とお運びの方が話してくれました。
 煙草は全くだめですが、この煙はなぜか平気。 

 二階からの板間

 二階にあがって、下をみたところ。

 薄板一枚

 当たり前といえばそうなんだけど、
 二階の床板から漏れる光が、踏み抜きそうでちょっとこわい。

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2017年2月 5日 (日)

初釜シーズン終了(前礼・後礼で使うもの)

 立春を迎え、初釜シーズンも終了。
 (ほんとは、今くらいの日差しが「新春」の風情だけどねえ)。
 前礼・後礼の手紙(巻紙)には、今年もこれが活躍。

 巻紙セット

 巻紙。
 巻紙下敷き。
 開明の万年毛筆。
 書鎮作り講座で作った書鎮。

 まず、巻紙
 巻き方で、「おやっ」と思う方がいらっしゃるかも。

 「巻紙は表面(字を書く面)を外側にして巻いてあり、紙の継ぎ目(重なり目)は右側が上になっています。もし違っていたら、巻きなおしておきます」(「続・茶の湯の手紙文例集」(p24) 淡交社 2004) 

 巻紙

 つまり、こういうこと。
 左手に巻紙を持ち、右手に筆をもってさらさらと書く・・・となると、確かにこの形じゃないとね。
 でも。

 左前

 この巻紙は、紙の継ぎ目が、逆。
 見えにくいけど、左の紙が上になってます。
 さらに、どうも、内側の面が書きやすい。
 巻きなおすのもめんどうなので、そのままです。
 
 A4判で作った巻紙下敷き、なんと、今は販売されてるようです

 そして、かれこれ10年以上使ってる、開明の万年毛筆

 万年毛筆じゃなく、筆がいいってのはよっく承知してますが、
 インクカートリッジが残ってるのに文字がかすれるようになったので、穂先を水につけながら書いてみたところ・・・、墨の濃淡がついていい感じになりました。
 いっそこのままでいいかと思った矢先、出先で筆ペンを使う機会があり、案の定インクが出ずに使えず失敗。やはり、「筆ペン」は持ち歩いてこそ。

 穂先の手入れ中

 以前、メーカーに「手入れ不足か、買い替え時か」を訊いて教わった穂先の洗浄をしたら、元通りになりました。「長年ご使用になりますと、インキの通り道に少しづつインキのカスが付着していきます」ということです。

【穂先の洗浄】
 ・キャップ、尻軸、インキを外し、首軸(穂先)のみをぬるま湯(35~40度)に半日程つける。
 ・かすれ、乾燥の程度がひどい場合は、お湯をかえて数回繰り返す。

 巻紙押さえに最適な、書鎮作り講座で作った書鎮は、辞書を押さえるには、もう一回り大きくて重い方がいいかも。希望により、ときどき講座を開設しているとのことです。もうひとつ作るかどうか、思案中。

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2017年1月 8日 (日)

花びら餅の向き

【花びら餅】
 京都の名菓。古く「お歯固め」の儀式などに用いられた菱葩(ひしはなびら)を菓子化したもので、丸くのばした白餅に、小豆汁で赤く染め菱形にのばした餅を重ね、帛紗牛蒡を二本、味噌餡とともに包む。押鮎に見立てたもので、初釜に用いられる(鮎は年魚とも書き、古くより年始に用いられた)。(「新版 茶道大辞典」 淡交社 2010)

 さて。
 ここで毎年の疑問。
 どっちの向きだっけ?
 どっちが多いのかと、手元の本で調べてみました。

 鶴屋八幡製

 ・「明日への茶道入門」 千宗室編 (淡交社 1994 改訂2版) p26
 ・「NHK趣味悠々 和菓子まるごと大全集」(日本放送出版協会 2001) p106
 ・「NHK趣味悠々 茶の湯~裏千家~ はじめてみよう 茶の湯を」(日本放送出版協会 2002) p69
 ・「家庭画報特選 家庭画報が選ぶ和菓子435選 楽しむ・贈る・取り寄せる」(世界文化社 2005)p26
 ・「淡交ムック 茶の湯入門シリーズ 「お茶事」をしてみませんか」 小澤宗誠 著(淡交社 2004) p20

 432円(税込み)

 ・「茶道文化検定公式テキスト 1級・2級用 茶の湯をまなぶ本」 財)茶道文化振興財団 監修 (淡交社 2009) p224
 ・「裏千家 茶道文化検定公式テキスト 3級・4級用 茶の湯がわかる本」 財)茶道文化振興財団 監修 (淡交社 2009) p96
 ・「裏千家茶道」 千宗室 千玄室 監修 (財)今日庵 2004)p334
 ・「学校茶道 初級編」 千宗室 監修 (財)今日庵 2003)p70

 ねー迷うでしょう。

 もっとも、下の写真の向きで載っている本は、すべて、同じ独楽盆を使用しているため、おそらく同じ写真だと思われます。たぶん、多数派は上の写真。ざっと確認しただけですが、菓子屋のホームページに載ってたのもすべて曲線が下。

 ときどき、初釜の話題になったりして、「菓子屋としては、綴じ目が上になるのはありえない」「むかーし、間違えたまま本に載ってしまい、そのままになっている」なんていう話も聞きましたが、個人的には「まあ・・・、神様に差し上げる向きとか言い出すとキリがないし・・・、どっちでもいいんじゃない?」。

 だがしかし。特に子どもは生真面目なので「どっち?」と訊いてきます。えー。でも仕方ない。こう答えます。
 「押鮎、っていう魚を模してるということだから、ふくらみを下にしておくけど、でも、どちらかが間違いってことでもないから」。

 正解なんてわからないし、まして断言なんてできません。なぜなら。

 そう言うわたしがよく締めている帯、こうなってます。

 12か月の和菓子が描かれてます

 諸説ある年中行事とかしきたりに関して「絶対! こっちじゃないと駄目!」と息巻く人が苦手なので、まあ、それでいいかなあ、と思ってます。

*写真の花びら餅は「鶴屋八幡」製。「味噌と餅と牛蒡がばらばらで、あんまりおいしくない」と、あちこちのを食べて苦言を呈していた母が、「あらま。これはおいしい。一体感がある。いつまでもおいしい」と喜びました。ちなみに向きの問題を聞いてみたら、「こっち(多数派)が取りやすい」そうです。

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2016年11月30日 (水)

特別展「茶の湯」(予告)

 東博(東京国立博物館)で、来春、こんな展覧会があるそうです。

 特別展「茶の湯」(17年4月11日~6月4日)。
 東京国立博物館(上野)で茶道美術の大規模展が開催されるのは37年ぶり。馬蝗絆、ムキ栗、卯花墻などの名碗が一堂に。
 詳細は→http://chanoyu2017.jp

 10月には知ってたのに、ついぎりぎりになってしまった。
 いちばん得と思われる、ペア券(2枚で2,000円。バラで使用可)の販売は12/4までとのことです。

 と、この話をお茶の稽古でしたところ、
 たちどころに「買っといて!」となりました。「ペア券っていっても一緒に行かなくていいんでしょ?」
 「だって、お茶の展覧会って混むんだもん」
 「何人かで来て、そんでひとつの展示物の前で長い長い」
 「ひとりが説明始めちゃったりして、まー時間かかる」
 …みなさん、散々な言いようです。まあ事実だけどね。

 「空いてるところから見る」「最後の方から見る」等々、ひとりで鑑賞するのに慣れてる人が言うこともだいたい同じ。

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2016年9月17日 (土)

昼の月見

 十五夜。

 昔は、出窓に団子とすすきを飾って月見をしてたけど、隣の建物で見えなくなってから、すっかりやらなくなりました。今や、「あれーそういえば昨日だったっけ?」と思い出すくらい。

 さて、そんな折。

 今年の淡交増刊号「2016年淡交増刊号 干菓子百選 選ぶたのしみ、 贈るたのしみ」が、なかなかの充実っぷり。
 知ってるのも、なつかしいのもいっぱい載ってて、これこれ、「鳩サブレ」の豊島屋の「小鳩豆楽」、かわいいよねえ、と母と盛り上がり、日本橋三越に寄ってきました。

 1,080円

 そこで見つけた「名月」のお菓子。そうだ、十五夜だった!

 中央のうさぎだけ黄身餡

 中央にうさぎ。満ち欠けする月は、栗でできてます。

 これはいいねえ、と昼間から大いに月見で盛り上がりました。

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2016年6月23日 (木)

家族茶道体験

 「家族茶道体験」の前々日。

 「花が、・・・ありません!」と泣きついて、お茶の先生のところからいただいてきました。

 2016/6/17 20:26

 やれ一安心。元気だし、蕾も固いし。
 しかーし。
 この日も暑かったけど、翌日はもっと暑かった!

 2016/6/18 17:04

 翌日の夕方。
 あちこち道具だらけで、唯一死守した「わびさびの空間」(「この棚の上には、余計なもの置いちゃ、だめ!」 とうるさく言うので、うちの大学院生が命名)に所狭しと載せたけど、いかんせん、暑い。
 夏椿(左からふたつめ)が3輪とも、開きそう。

 2016/6/19 9:59

 そして出発直前。
 夏椿、全滅。(この直後に落ちました)。
 他も全体的に弱々しく・・・。

 でも、いざ準備が始まると、花を気にする暇がなく。
 というか、和室は受付時間(開始30分前)になるまで開かないって、そんなのある!?

 材料100人分

 こちらは和菓子づくり指導のバジルさんがご用意くださった材料(!)。
 「暑いから、練切生地の柔らかさ管理が大事だー」とおっしゃってました。
 いつもほんとに、ありがとうございます。

 さて、本日の企画は以下のとおり。

***

 家族茶道体験―スカウトは礼儀正しい

青少年が毎日の生活のなかで自分の行動を律するものとしてボーイスカウトでは「おきて」を唱和します。野外生活や社会奉仕活動もこのおきてをもとに行いますが、3番目は「スカウトは礼儀正しい」です。本事業では「礼儀正しい」を実践するため、茶道講師による茶道の基本動作・振る舞いを学ぶことで、地域の子どもたちに対し「礼儀作法の基本」を体験していただきます。併せて、お菓子作りを行い、茶道の楽しさも体験します。

 日時:2016年6月19日(日) 13:00~16:00
 場所:三郷市文化会館 中会議室・和室

【目的】
 礼の仕方、お茶のいただき方など、基本的な作法を学ぶ
 実際にお茶を点て、和菓子を作ることで茶道の楽しさにふれる

【スケジュール】

11:00 スタッフ集合
 ・和菓子準備
 ・会場設営(DVD確認、茶碗、お盆、お湯用意)

12:30 受付開始

13:00 開会
 ・開会あいさつ
 ・講師紹介
 ・日程説明
 ・DVD上映

13:30 和菓子づくり (全体で)

14:10 茶道体験(1)
 ・A、B班 和室へ移動
 ・C、D班 引き続き、お土産用に和菓子づくり

15:05 茶道体験(2)
 ・班を入れ替えて同様に行う

15:50 まとめ あいさつ

16:00 終了

**

 ここにある「DVD」というのは、これ(「お茶で豊かな心を 裏千家 マナー教室」)。
 「なんかさあ、全体で観られるの、ない?」と家人が言ったところ、「これ、学校茶道の人が使ってた」とバジルさんが紹介してくれました。「お辞儀の仕方」「お菓子とお茶のいただき方」が入っていて、ばっちり。
 でもわたしが密かに気に入っていたのは、部屋に入る際、きちんと靴を揃えている様子。これよこれ、こういうのが欲しいのよ。

 DVDに合わせた説明の際、「部屋に入るときは、きちんと靴を揃えるのよっ」と言ったときがおっかなかった、と指摘されてしまいました。

 DVDの後は、いよいよ和菓子づくり。

 S20160619_125848

 こんなの作れちゃうなんて、ねえ。
 (拡大写真は、バジルさんのページで!)
 みんな説明を待ち切れず、せっせと作り始めてます。
 それ、ほんものの練切だからねー。そんなあっさり、体験できるもんじゃないんだからねー。
 でもまあ、子どもたちにはそんなの通じないので、ひたすら作ってます。

 ひととおり和菓子ができた後は、いよいよ二班に分かれて「礼儀正しい」部門。
 バジルさんとともに、心強い助っ人に入ってくださった、煎茶の教授にして裏千家もなさってる純嘉さんが、和室に入る際、びしばしと「靴を揃える」を指導。

 「はい、みんな一列でついてきてー。まず、(お菓子を載せた)お盆を預かるわね。そしたら、後ろ向いて。きちんと靴を揃えて。それからこっち向いてね。よくできました!」

 これを、子どものみならず、付き添いの保護者や指導者にもがっちりやります。知り合いのおじさんたちが、厳しく指導されてる様子が・・・おもしろすぎる。

 全員で「真・行・草」の礼の練習が済んだあたりで、「お土産用のお菓子づくりができちゃった」中会議室からのSOS。「たぶん、時間余るよね」と言っていたところです。

 そこで颯爽と純嘉先生が、「水出し煎茶」の説明に赴いてくれました。
 前日の打ち合わせで「じゃ、それでつなぐわ」と言ってくださるあたり、いつもながら心強い味方です。

 さて、ちょっとさびしくなった和室では、空の茶碗で、お茶のいただき方の練習。
 その後、全員で和菓子をいただき(そりゃおいしいに決まってる)、順繰りにお茶を点てます。事前に特訓しておいたローバースカウトと、ベンチャースカウトが指導補助。おおっ、ふたりとも、けっこうちゃんと出来てるよ!
 このあたりは行き当たりばったりで、当初は「向かい合った片方が点て、片方が飲む」予定でしたが、結局、「自分で点てたのを自分で飲む」になりました。

 二班を入れ替えて、順調に進んでいたところ、今度は家人からSOS。
 「時間が、大幅に余る。最後にみんなまとめて和室に集まってお茶飲むってできる?」

 できますとも。

 まとめに全員和室に座り(ほんとの茶会みたいに、きっちきちに入れちゃってみる? なんて言ってみましたが、もちろん、そんなむごいことはしません)、「おなかいっぱい!」のひと以外、神妙にお茶を飲んで終了。

 白珪尚可磨

 問題の花は、

 蛍袋・水引・突抜忍冬・筋擬宝珠・下野

 バジルさんからいただいたのもあり、どうやらなんとか、もちました。
 (蛍袋って、強いのねえ)

 そして終了後、片付けに駆けずり回ってたところ、「前向きに脱いだままにしちゃった」草履を、子どもたちが直してくれてのが・・・嬉しいやら、はずかしいやら。

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2016年6月11日 (土)

一期一会

 回復期リハビリテーション病院で、母はせっせと歩行訓練中。(多いと1日4コマくらいある、スパルタ。でも療法士のみなさんがやさしくて一生懸命なので、母もがんばってます)。

 ほんとは、広々とした食堂兼デイルームでやりたいんだけど、食事制限の人もいるので、ちょっとねえ、と思っていたところ、家族や見舞客がお弁当を食べているスペース、発見。

 敷物は、永楽屋の手拭

 道具一式を入れた保冷バッグを置いたあたりで、右からのものすごい視線を感じたけど、手ぬぐいを広げ、茶碗を出したところで、ついに、「お茶? 表ですか? 裏ですか?」。

 「裏です」
 「そーーなのぉ。わたしね、表千家都流なの。もうやってないけどね、海外のお客様をずいぶんお招きしたのよー」

 声の主は、大きなボタンが印象的なモノクロの服を颯爽と着て、白髪におしゃれな黒い帽子をかぶった御婦人。
 「どれくらいなさってるの? 15年? そうよねえ、最低、10年は必要よねえ。お茶は、総合芸術ですもの」

 会話は続く。まあまあ、どうぞ、こちらにおかけになって、と隣の椅子を勧める。

 「撫子」「蛍火」各324円

 さて、この写真のとおり、お菓子は2個しか用意してません。
 (教訓・お菓子は常に、余分を持つべし)

 「どうぞどうぞ、召し上がって」と母が勧める。
 「いえいえ、まさかそんな」と御婦人は一応断る。
 「どうぞどうぞ」とわたしは懐紙に載せたお菓子を勧める。

 そんなそんな、と言いながら、ごそごそとかばんをまさぐり、「ハッピーターン」をくれました。

 「旅箪笥ってのがあってね、こうやって一式仕込んであるのよ」
 「拝見したこと、あります。これはもう、ありあわせのもので。茶巾もぐちゃぐちゃで申し訳ないんですけど」
 (教訓・茶巾もちゃんと準備すべし)
 「このお菓子も、おいしいですねえ」と、しみじみながめておられる。
 「それは浦和の、白鷺宝というのを作ってる、「花見」というお菓子屋さんのです」
 「ああ、知ってるわー! あそこはこういうのも作るのね」
 「ちょっと小ぶりなんですけど」

 そうこうするうちにお茶が点ち、
 「あの、すみません。・・・ちょっとお湯が熱くて。もうちょっと冷ましてポットに入れてくればよかったです」

 「お先に」「お点前ちょうだいいたします」とおっしゃり、茶碗を手に取り、
 「・・・もう少し後で、いただきますね」
 (教訓・沸騰したてのお湯をポットに入れるべからず。いくらなんでも熱すぎる)

 ややあって、一口召し上がり、「おいしい・・・。でもまさか、ここでお茶をいただけるなんて」と涙ぐんでいらっしゃる。

 「実は、主人が今日こちらに転院してきまして」とひとしきり状況説明があり、「私も昔、お茶やってたんですよ。あら俳句もなさるの?」と母も話し、いよいよ盛り上がってきたところに、「おかあさん! 早く早く、おとうさんがちょっとたいへんで」と女性が駆け込んできた。

 「今、こちらで、お茶いただいてたのよー」
 「あ、どうもすみません!」と頭を下げて、でも(「それどころじゃないっつーの!!」)という気配が漂ってくる。その感じ、よーく、わかります。

 「しばらく入院してますので、またお目にかかるときがあったら」と母とあいさつして、「おいしかった・・・。ほんとに、ありがとう」としっかりわたしの手を握っていかれました。

 「部屋番号、言っておけばよかったんじゃない?」
 「うん、言おうかと思ったけど、ばたばたしちゃったから」

 そのうち、またお目にかかることがあるかもしれません。

 「あ、そだ。宣伝しておけばよかった」
 「なにを?」

 これです。「家族茶道体験」。なんと来週日曜、6月19日に開催。

 「もういっぱいじゃないの?」
 「まだなんとかなる。というか、30人も40人もおんなじ気がしてきた」

 茶碗まみれ

 家に戻ると、
 茶道体験の準備が宴たけなわです。

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